銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

モーニングコール、プリーズ

2013年06月30日 | のほほん同志Aの日常
きのう、花のスイスから帰ってきました。
と思ったら、その翌日(今日)はさっそく添乗…。

海外添乗明けの出勤は何度も経験していますが、
さすがに帰国の翌日にまた添乗、というのは初めてのこと。

でも、もう3年間、ずっと担当させていただいている
地元のロータリークラブさんのご旅行です。
誰かに添乗を代わってもらうより、
自分で行った方が話が早い!というわけでこうなりました。

スイスと日本の時差は7時間。
さすがに心配したのは、
時差ボケのなか、朝、起きられるのかということ。

しかも愛用の目覚まし時計は先日ハワイ島でなくしてしまい
いま、我が家で頼りになるのは携帯のアラームだけ。
…ちょっと心配。

加えて帰国したばかりのスイスでも、こんなことがありました。

海外ツアーでの添乗員の仕事のひとつに、
お客様にモーニングコールをかけることがあります。

朝の早いお客様のこと。
よほどの早朝出発でないかぎり、
6時や6時半にかけるモーニングコールは
「念のため…」的な意味合いのもので、
お電話するとたいてい、
もう1~2時間前から起きていたようなお声で出られます。

ところが、かけるこちらは必死。

もうとっくにお目覚めのお客様への
モーニングコールを6時半にかけるため、
6時15分に携帯のアラームをセットし、
なんとか起きだす…という、
なんだか本末転倒なはなし。

今回のスイス。
モーニングコールをかけない日が1日だけありました。

なぜかというと、そこは山上の一軒宿。
お部屋に電話はなく、しかも夜9時には就寝だったので、
必然モーニングコールの必要性はないと思われ…。

山小屋のため個室はなく、添乗員の私もお客様とふたり、
ツインのお部屋に休ませていただきました。

その日、私は携帯のアラームをセットしなかったのです。

というのも、モーニングコールをしなくていいし
お客様と同室だから気配もするだろうし
カーテンも薄いから陽も差し込んでくるだろうし
なんといっても夜9時就寝なのだから
そりゃ5時か6時には目も覚めるでしょうよ!と。

ところが、目は覚めませんでした。

7時から朝食だというのに、
6時になっても起きず、6時半になっても起きず、
6時35分になっても起きず…。

同室のお客様はずいぶんやきもきされたようです。

「ちっとも起きる気配がないから、
 遠慮して隅っこでカシャカシャやってた身支度を、
 ちょっと大きく耳元でカシャカシャやってみたの」

…で、ようやく目が覚めて枕元の時計を見たら6時40分!

「あ、起きた!」

と心底、安堵したようなお客様の顔が目の前にありました。


そんな1件もあり、今日はモーニングコールをお願いしました。

とはいってもすでに旅の宿ではなく
頼めるフロントはいないので、
携帯へのモーニングコールをスタッフに依頼。

6時半に鳴った着信音に
「ふぁい、おきましたー」と出てチンと切ったら、
ちゃんと7時にもう一度かかってきました。

「二度寝してないか?!」といって。

よくできたモーニングコールでした。



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人生最後の?ロマン

2013年06月27日 | 見かけだおしNのつぶやき
めちゃくちゃかっこいい!!

このお話を初めて電話で頂いた時、周りのスタッフ皆が
「ほ~」と、
羨望のため息の合唱でした

“クィーンエリザベス号に乗りたい!”
そんなご依頼でした

しかも55日間の長旅
しかも一人旅
しかも○●歳!(誰をにも勇気を与えるに充分なお歳です)

「実は、某社のパッケージツアーに申し込んだんだけど、
 私、団体旅行は苦手だし、自分の好きにしたいのね、
 と言ってもこの歳だし、安心は必要だし・・・
 最後の、大きなチャンス、夢だから、失敗は嫌なの」

実は銀のステッキで本格的なクルーズ手配は初めてのこと
こちらは、オタオタやるのですが
 
その方から、
「安心して頼めるわ~」なんて
ものすごいプレッシャーをかけられるものですから
緊張しながら、手配を進めました

パッケージツアーは、もちろんいいところは沢山あります
添乗員さんもつくし、寄港地でのツアーもつくし、
いたれり、つくせり

でも、この方は孤独も好きな方

語学も堪能で、昔は多分群れるのを苦手とされていた方でしょう
でも、今は、ポリシーは同じでも、
少し不安な要素もできて・・・

そこで、クルーズなんて、ど素人の銀ステにお鉢がまわってきました

私たちにとっては初めての手配
クルーズ専門の旅行社と綿密に打ち合わせ

「そうか、クルーズって帰りの飛行機手配が必要なんだ」
「そうか、クルーズって寄港地の過ごし方のアドバイスが必要なんだ」
「そうか、クルーズってビザの必要な国も経由するんだ」

こんな、初歩的なことさえ知りませんでした

そんな私に、ご依頼主は

「助かるわ~」と

いやいや、まだ何もしてませんよ

でも、この高額商品を、銀ステにご依頼頂いた理由を
少し考えてみました

「めんどくさい」のです、多分

個人の思いは、パッケージツアーではたいてい我慢することになります
でも、手配なら、わがままは存分にOKでしょう

しかもこの方の個人情報?を少なからず知っている銀ステには
同じことを言う必要がない、任せて安心
そうなるのでしょうか?

「ごちゃ、ごちゃ、まあ後でいいわ、
とにかくお宅に任せるから、あんじょう頼みます」

この度、大きな仕事を頂きました

「私の、きっと最後になる大きな夢、銀ステさんに託すね」

ひゃ~!!!

嬉しさ半分、後は・・・もちろん緊張です

御歳○●の素敵な冒険家に、安心をご提供できるように
銀ステならではのご手配を、遂行いたします!


追記:銀ステに初めてのクルーズのパンフレットが届きました
   スタッフ皆が、何やら思惑ありげにそのパンフレットを
   じっと眺めているように思うのは私だけでしょうか


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朝の小咄ひとつ

2013年06月26日 | Hの生きる喜び、それは
最近、銀のステッキでは毎日の朝礼の際に
おもしろいことをしています

誰でもいいので、ひとつ、小咄を披露

添乗も営業も、受付も相談も何でもこいの
銀ステスタッフとしては、
いかに話上手になるか

ちょっとした話でも、起承転結
そして、最後に必ずオチ(関西人ですから!)

これが完ぺきにデキルのは、我が社で唯一一人だけでしょうか・・・

ですから、追いつけ追い越せ、話術を鍛えよう!
そして、人の考えや話し方を客観的に観察しよう
ということで始まりました

ここで、意外な能力を発揮したのが若手二人です

まず一人は、話の流れが上手
きっと、心がピュアなんでしょう
「ええ話してくれたな~」と感心してしまいます

そしてもう一人は、話の目のつけどころがイイ!
起承転結の「起」がなかなかユニークで
いつも、朝から笑わせてくれます

今日の彼女も冴えていました(?)

「この前電車に乗った時に、奇妙な光景に出会いました」

「前に座っている子どもたちが、何やら鉄の棒を持っているのです」

「それも、集団で、全員が同じ長い鉄棒を持っていて・・・」

「最近は小学生でも何をするか分からない物騒な時代なので、
襲われたりはしないかと、急にビビってしまって」

(小学生に怯えるとは、彼女はどうやら小心者のようです)

「怖かったんですが、気になったので近寄ってみたんです」
「そしたら、その鉄棒、実は・・・!」

ココまでは皆を惹きつけて調子よかったのですが
「結」つまり、オチがオチ足りなくて・・・惜しい結果でした

「まだまだ、やな」と、笑いながらピシャリと話術の大先輩

それでも、話術の大先輩を朝からたっぷり笑わせた彼女
ちょっと得意気でした

さっきの話の結末は、直接彼女に聞いてみて下さい
もしかしたら別の「オチ」を用意しているかも・・・!

あ~やっぱり、この文章にもオチが足りませんでした

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甘えていいですか

2013年06月25日 | 見かけだおしNのつぶやき
まあ、朝から少し忙しく・・・・
その内容

「あんたの勧めてくれた、鱧の棒寿司、
あれはホンマ美味しかったなぁ、今、嫁さんと食べたんや、
まあ、それだけやけど、ありがとうな」

「昔のドル紙幣って換金できるの?」
「できるでしょう、次回の海外旅行までお待ちください、
換金してきましょうね」

「クイーンエリザベス号に乗りたいの、できる?」
「できますよ、多分」

「西国巡礼、ここだけ残してるから・・・」
「大丈夫です、代行しますよ」

「逆瀬川の近くで眼医者でいいとこ知らない?」
「逆瀬川なら、そうですね~・・・」

まあ、そんなことが諸々ありました

一番、手続きの上、やっかいなのが
船旅です

でも、その依頼主が仰ったのです

「今まで、何もかも自分でできたのに」
(この方は、語学もOKです)

でも銀ステさんに頼りだしたら・・・ついね

【甘えてしまいます】

そう、確かに仰いました

これは嬉しいな

もっと嬉しかったのは
うちのスタッフに、このことを報告した時

「銀ステに甘えたいってっさ」
「え~それは、本当のほめ言葉ですね」

私たちが太刀打ちできない、沢山の経験を積まれた方々
その皆さんよりいただいた
『甘えたい』の言葉

これは、過分なほめ言葉!!ですよね

そんな、細やかな依頼とともに
銀のステッキの今の立ち位置を知るのでした

そういう意味で・・・スミマセン

銀のステッキはまだまだ・・・・
でも頑張っていきますよ~~


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ちゃっちぃいな~

2013年06月23日 | 見かけだおしNのつぶやき
免許の更新にやっといってきました
ギリギリセーフ!

日曜とあって長蛇の列
ふと、この人たちって、ふたご座、または・・・
まあ同じ時期に誕生した人なのね、と余計な想像

肝心の更新は、流れ作業で順調です

さて、更新の代金を支払う場面で、走馬灯のごとく・・・
振り返る5年前

受付のおばちゃんたちは、どの顔もひと癖、ふた癖も、
そんなおばちゃんの決め台詞
「はい、はい、交通安全の保険も入ってよ~」
たぶん言い分はあるでしょうが、こんな感じ
流れが大切よ~とばかりに、有無言わせぬ、勧誘
“心ある人は払って当然よ~~”

覚えています
初めての時は、初心者の私は、わけも分からずチビっ子達の命を守る、的な
スローガンに、黙ってお金を払ったものです

で、前回(5年前です)
血気盛んな私は、
「はい、はい、毎度まいど」的なおばちゃんの高圧に屈することなく

「入りません!」ときっぱり

その時の、唖然とするおばちゃんの顔
忘れません

さすが浪花のおばちゃんは、ひるまず
「皆さん、入っておられますよ(優しい人は!、みんな!みんな!)」
ぐいぐい迫ってきます

でも、私は、とにかく断りました
その、なんとかという保険?を・・・

「みんな」と言われるのがとにかく嫌なお年頃でした
(が、後味は悪かったな)

そして、5年後
確か、ここの免許更新センターは、ちょっと前に
交通安全の名の下、保険の勧誘がスゴイ(いき過ぎ)とニュースで
取り上げられていました

だからでしょうか、いつの間にか保険窓口が別になっていました

でも、よく見ると、窓口前で
ちゃんとおばちゃんが勧誘
「よろしければ~」と手招きしています

昔は、皆がしぶしぶ、または流れに逆らうことなく支払っていた
交通安全保険(確かな名称が分からないが・・・)

今は・・・
誰もがその窓口を、手招きするおばちゃんをスルー
でしょうね、と傍観

ところが、いるのですよね
意思のある人が
そんな中でも、すくっと自身の意思でその窓口に立つ人が

オチが見えてきましたか?

私、こういうのに弱いのです
「カッコええな~」

この人は、お子さんに何か交通事故があって、
この人は、親御さんが何かあって、協力の気持ちが・・・
誰の意思ではなく自身の意思で、
誰もが当たり前に素通りする、その窓口に毅然と立つ人たちの
人生を勝手に想像してみたり、、、

しかも、この期に及んで、完璧におばちゃんの勧誘の下
何の疑いもなく、素直にお金を支払う青年にも
シンパシーを感じてみたり

はい、今日は、もちろん笑い話です

こうなると、私はその窓口に立つ人間です

そして機嫌良く、支払い
そのお金が何に役立つのか分からないまま、

「ええことしたな~」と自分に酔うのです

更新した免許の写真は、確かに5年の月日を感じる私が
にこやかにいましたが、
本質は・・・人って変わらないのですね

私、今も昔も、ちゃっちぃっすぎです
アハ!

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