「使える」スケジュール帳

明日から、もう11月。
文房具店や本屋さんに、来年のスケジュール帳が並ぶ季節となりました。

ちなみにスケジュール帳って、皆さんどうされてるのでしょう。
コレと決めた、お気に入りの型はあるのでしょうか？

私の場合、スケジュール帳を１年間、使い通せたためしがありません。

大きいサイズのものは重くてかさばるので、
肝心なときにカバンに入ってなくて役に立たず。
小さいものは予定を書いているうちにグチャグチャになってきて、
しまいに見るのがイヤになって、これまた意味をなさず。

店頭に並んでいるのは「使えない」スケジュール帳ばかり。
既製品はダメだ、ほしいものが売ってないなら自分で作るか、と
ある年、「仕事のできるマジシャン」を自称する、ボナ植木氏ご推薦の
「手作りジャバラ手帳」なるものを作ってみました。

卓上カレンダーを分解し、
順番にテープで留めて折りたためるようにし、
表紙をつけて完成。

ジャバラ式なので、広げると３～４ヶ月先の予定まで見渡せて、
なかなか良さそうでしたが、難点は人前で広げるのが恥ずかしいこと。
これ、致命的です。
結局、半日がかりで作って３日でボツに。

というわけで、元旦から使い始めても、
いつも春先には没にして新しい手帳にトライする…
この繰り返しで、１年に３冊も４冊ものスケジュール帳をはしごしてました。

ところが今年。
元旦から使い始めた１冊のスケジュール帳のまま、11月に突入しようとしています。
画期的です。

２ヶ月単位で見開きで見られる月次カレンダーと、
週単位のカレンダーの２本立てになっている点。
かつ、サイズは大きめなのに、軽くてしっかりしている点が良かったのかも。

でもそれより何より、今年が特別だったからでしょう。
会社をやめて、会社をつくって、引っ越して。
盆と正月とクリスマスと法事が一度に来たような、わやくちゃな日々でしたから。

これから先のこと、今日起こったこと、
消化しきれないまでも、とりあえずは書きとめ、ただ突っ走る毎日。
ですからこのスケジュール帳は、今年１年の大切な記録でもあります。

やや落ち着いたと思われる今でも、
１日が、１週間が、ビュンビュン飛ぶように過ぎていきます。
つい先日も、テレビで『相棒』をやっているのを見て、
まさか前回見てから１週間たったとは思えず、
「これって毎日やってるの？」　と聞いたほど。

この調子では、あっという間に2010年です。
新しい手帳を早く用意せねば…。

でも、問題がひとつ。
このスケジュール帳、使い勝手はたいへんいいのですが、
実は、昨年末にニュージーランドの文具屋さんで買ったもの。

（あちらの祝日を消してこちらの祝日を書き込むのが、たいへん面倒でした）

年内にニュージーランドに行く予定は、なし。
ということは、来年はまた、「手帳はしご年」に逆戻り…でしょうね。


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最期のコンサート“THIS IS IT”

いつも映画館では、エンドロールが流れ始めると、サッサと席をたちます。
理由はひとつ――トイレが混むから。

でも今日は、立ち上がれませんでした。
私だけではありません。

この映画（＝コンサート）に関わった人の膨大さを示すような
長い長いエンドロールが終わり、場内が明るくなるまで
７割がた埋まる客席の誰一人として、席を立とうとしませんでした。
こんなこと、初めてです。

仕事帰りに見てきたのは、
『マイケル・ジャクソン　THIS IS IT』

（銀ステも旅もまったく関係ありませんが、今日は週末で月末。お許しを）。

映画のチラシには、次のようにあります。

――今年の夏、ロンドンで開催されるはずだった
マイケル・ジャクソンのコンサート。
本作は2009年4月から6月までの時間の流れを追いつつ、
100時間にも及ぶリハーサルと舞台裏の貴重な映像から構成される――

映画は冒頭、オーディションを勝ち抜き、
このコンサートのメインダンサーに選ばれた
11人の男性ダンサー達の感極まる表情を映し出します。

「マイケルは子供の頃からの憧れだった。…その彼と同じ舞台に立てるなんて！」
「俺の朝はムーンウォークから始まるんだ。
　マイケルが俺をインスパイアしたように、今度は俺が世界をインスパイアする番だ」

喜びを爆発させる、いまどき風の若者が多いなかで、
最後に口を開いた青年だけが異色でした。

どことなく陰をおびて、ダンサーというより文学青年風の彼は、
目をうるませて、こう呟きます。

「人生は辛いことが多いだろ。前向きになれる何かをずっと探してたんだ。
　――それが、ここだった（THIS IS IT)　」

映画では、リハーサルの様子が明らかにされます。
演出や演奏について、「こうしてほしい」と懸命に、辛抱強く訴えるマイケル。
その言葉の断片から、マイケルのイメージ世界をなんとか捉えようとするスタッフ。

そして、ビートイット、スリラー、ビリー・ジーンといった
息もつけない圧倒的なダンスと、繊細でのびやかな歌声…。

実は、マイケル・ジャクソン最期となったこのコンサートのテーマも“THIS IS IT”
「前向きになれる何か、それがここだった」というあの青年の呟きは、
そのままマイケルの思いでもあるのかもしれません。

コーラスラインばりのオーディションで選ばれた11人のメインダンサー、
バックコーラス、バンドメンバー、演出・撮影・照明などの技術陣…
世界から才能が集結したステージの中心に立ち、
彼らに語りかけるマイケルの言葉で、映画は終わりました。

「みんな、よくやってくれている。ありがとう。
　…ファンは日常から離れた体験を求めている。
　彼らに夢を見てもらうんだ。
　そのために、持てる力の全てを尽くそう」

長い長いエンドロール。
場内が明るくなってから、ようやくのろのろと立ち上がった観客は、
あらためて喪失感を抱えているかのように、みんな無言のままでした。

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“THIS IS IT”
10月28日から2週間限定で全世界同時公開中です。
お見逃しなく。
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10月のご報告と・・・オイチョカブ

今月の売上目標・・・
達成しました
ありがとうございました！

正直厳しいかな・・・・と思っていましたが
無事、目標達成！（あくまでも想定目標ですが・・）

やはり旅サロン内での受注ツアーが大きいですね


今回、来年の夏に予定している大曲の花火大会のツアーに
たくさんの方がご予約下さいました
もちろん、ご声援もしかり、
でも鬼が笑うツアーにですよ！
「来年まで会社が存続していますか・・・」
と必ず笑いながら言います

「何、弱気なこと言ってんの、頑張んなさい！」
とか、
「大丈夫、このお客さんの厚い層見たら安心よ！」
とか、さらには・・
「こっちがくたばっていたりして」（・・・笑えません）

でも先の旅だからこそ
銀ステが目指す「元気になる旅」と、なるのかもしれません
その旅までは・・・
ええ、死ねませんよ！！
皆さま！

ともかくこうして、来年の当社を想定して
お申込み下さった、そのお気持ちに応えるべく背筋を伸ばして前進あるのみです！

11月はおかげさまで１２本のツアーを予定しています
ひとつひとつ
丁寧に旅案内をして参ります

ここだけの話・・・来月は、少し冒険してみようかと、
「銀ステ」にとって、勝負の月と決めました！！

私、父親ゆずりで、思案六法、迷いません
カブにする自信あり、
必ず一枚ひきます（何の話～笑）
―――
結果は大損か大逆転
そう！ゼロか１００（アカンやん！）
とりあえず強気で
どうなるかわからない一枚を引きます
11月の勝負のカードは
裏返したまま、（答えは見ぬまま）走ります

来月のご報告、ご期待下さい
（はい！プレッシャーかけました、自身に！）

10月も終わります
たくさんの方々に応援していただき、秋が深まってまいります
皆さま、本当にありがとうございました


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オトコマエの仏像

「阿修羅に会った？」
こんな文字がおしゃれ系雑誌の表紙に踊ったこの春。

一大ブームを巻きおこした東京・福岡での展覧会を終えて
地元・奈良の興福寺に帰ってきた「阿修羅像」。
遅ればせながら、きのう会いにいってきました。
11月9日、唐招提寺とあわせたツアーの添乗を予定しているので、その下見です。

ちなみに以下は、お客様にお送りしている銀ステ旅だよりからの抜粋。

「…ところで、阿修羅像ばかりが有名ですが、
　実は八部衆という言わば“仏法護衛隊”の中の一人。
　八体すべてが国宝指定！のスゴいチームなのです。
　
　頭が鳥、龍を常食とする迦楼羅（かるら）や、
　蛇を巻きつけた沙羯羅（さから）など、
　仏像にしては愛らしい表情とユニークな姿の像ばかりです」


その阿修羅を含むチーム八部衆が並ぶ興福寺の仮金堂。
さすがの人気で入場するのに３０分待たねばなりませんでした。
のろのろ、のろのろと列は動き、ようやく薄暗いお堂のなかへ…。

あ、阿修羅…！

人、人、人の肩越しに阿修羅が見えたと思ったそのとき、
うしろに並んでいたご婦人連れの会話が聞こえてきました。

「阿修羅って、身長１５３cmなんやって。
　うちの息子と一緒やから、ちょうど中１の身長やね」

へぇー、阿修羅の背丈は中学１年生か。

単純なもので、お堂のなかのチーム八部衆が
急に全員、中学生に見えてきました。

鳥のお面をつけた、クラスに１人はいるお調子者の迦楼羅（かるら）。
中学生なのに口ひげを生やし、
隠れてタバコを吸ってそうな不良少年、畢婆迦羅（ひばから）。
ぽっちゃり童顔の秀才ぼうや、沙羯羅（さから）。

――そして、そのなかでひとり、抜群のオーラを放つ、阿修羅。

うーん、たしかに男前。
こんな子、転校してきたら、もうアイドルです。
ここに女子２人ぐらい配置したら、学園ドラマができそうな…。

…と、ここまで空想がふくらんだところで、
はい、時間切れ。
薄暗いお堂から、まぶしい秋空の下へと押し出されてしまいました。


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ご縁とは、かくも・・・素晴らしき哉

ご縁あってこの度、貸し切りバス旅行に
ご一緒させていただいた、お客様から
メールであっさり、
お正月の家族旅行のご依頼をいただきました
嬉しいことです

いつも自家用車で自由に旅をされるようですので
ホテルのご案内だけさせていただきました
旅慣れた方ですので
少し頭を悩ませましたが、いくつかご提案したところ
意外ににも
伊勢志摩の旅にご指定いただきました
ありがとうございます

旅慣れた方こそ、意外や近場はまだ・・・・なのでしょうか
さすがに人気のお宿とあって
年末年始はさらに込み合っていました
が、とりあえず
お部屋は確保・・ほっ

ひとこともお互いにお話することもなく
わずか三度のメールでお申し込みいただきました

この方、たまたま先日の貸切バス旅行でお隣の席でした・・・
はい！「一期一会」のご縁です
そしてこのご縁の先には・・・

毎度のネタですが
エビス会長につなるのです（やっぱり）

これほどにまで周囲の方に愛される方は・・・珍しいですね

つまりは残念ながら、私の営業力ではなく
愛すべきエビス会長のお顔で
この度の「家族旅行」受注に繋がったのでした

私、昔からずっと一環して言ってきたこと――

「日本昔話」と「大草原の小さな家」
・・・・に出てくる良い人になりたい
エビスさまになりたい――

ええ、ええ、すでに嘘くさい人間になってしまいましたが（ハハ）

わらしべ長者のごとく人から人に繋がった、
嬉しい出来事でした


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