銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ザルツブルク音楽祭

2013年08月31日 | 見かけだおしNのつぶやき
私ほど、今回の旅にふさわしくないものはなし・・・
はい、分かっております

ザルツブルクといえば、モーツアルト、音楽祭、
ウィーンとならぶ「音楽の都」
まさにクラシック音楽ファン憧れの地です


出発前に御馴染のお客様からは
「え~!!あなたが添乗??」とまでいわれましたから

さらに事前の確認電話の際には・・・
たいていお荷物の心配をされる方が多いわけで、つい、

「音楽祭の服装ですか?まあ、そんなに気取らなくても
そこそこでいいですよ」と

「そこそこって?あなた!」

荷物が増える方がお客様の負担になると思い、
そこまでドレスコードを気になさらずとも、と言いたかったのですが

「あなた、そんないい加減なことでは駄目よ!
その場の雰囲気に合わせるのはマナーですよ」

「・・・はい、スミマセン」

さらに別のお客様は、
「主人はこの際タキシードにしようかと、
こんな時にしか着れないもんね、
だから合わせる私は・・・やっぱり着物かしら?」

「え?タキシードって家にあるもんなんですか?
着物ですって?旅行カバンに着物を??
そして着るのですよね、当日ご自身で???」

はい、こんな悲しいレベルの私がご一緒してきました
『ザルツブルク音楽祭』へ!

モーツアルト誕生の地、
かつて大司教時代に宮廷で繰り広げられた
音楽や演劇が原点だそうです

今では世界のトップ指揮者が参加する
夏の大イベントです
ちなみにカラヤンもここザルツブルクの出身です

私が圧倒されたのは、何といっても華やいだ雰囲気の
音楽祭前のひととき

誰もがおしゃれをして、ゴージャス感を漂わせて、
そして、祭り前の高ぶる気持ちをさらに後押しするように
お酒を楽しんでいました
 
シャンパンにワインに、各々がグラス片手に談笑するひとびと

ロビーに描かれた古いフレスコ画とトルコ兵と戦う天井画
アールデコ調のシャンデリア、それらとあいまって
なんとも、非日常、異空間です

今回は、奇跡的に!前方席が確保でき、
皆さん、音楽そのものの魅力をじゅうぶん堪能していただいたのですが、
音楽音痴の私としては、その会場となった、箱にただただ感嘆でした!

岩壁の馬術学校と意味するフェルゼンライトシューレ
その名の通りかつての馬術学校です
むき出しの岩肌を自然背景に、
一見、野外音楽堂のような佇まいが人気の劇場です

実は、かの映画「サウンド・オブ・ミュージック」の
トラップ一家が亡命前にエ―デルワイスを歌うシーンは
ここが舞台でした

蜂の巣のような石の壁を背景に、ぼわぁっと青い光に浮かび上がる管弦楽団
演出からして圧巻の一言でしたね

公演が終わり、会場から出てこられた皆さんの高揚感といったら!!
幕間にいただいたシャンパンのせいもあるのでしょうか
誰もが夢心地にふわふわした足取りで、
惜しむらく、このひと夏の夢の夜に別れを告げたのでした

◆カムチャッカの旅、報告はこちら◆
http://ameblo.jp/arailuka

*****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地元密着なればこそ!

2013年08月29日 | のほほん同志Aの日常
毎月のお便りの裏表紙。
スタッフの近況報告をイラスト入りで小さく載せており、
それを読んでのお声をよくいただきます。

一番反響が大きいのは「健康ネタ」のときで、
この春、ぎっくり腰をわずらったときは、
初対面のお客様からも「腰の具合は大丈夫ですか?」と
お声をかけていただきました。

で、この夏。

やはり前号の近況報告にて
健康診断の結果を書いたところ、

「ちょっとちょっと! 脂肪肝、大丈夫?」
「ビールはやめて、焼酎にしたらいいのよ」

と、これまたたくさんのお声を頂戴しました(恥)。

そんななか、昨日、手配旅行のご依頼があり、
ある診療所へと打合せに行って参りました。

この診療所、
実はつい先月、健康診断に訪ねたばかりです。

そのときは「ジャージー姿」でしたから
まぁばれないだろうと思いつつ、すまして行ったのですが、
アポの時間を待合室で待つ間、
ちらりちらりと視線を感じて見上げると…

やぁ!

「脂肪肝」と診断してくださったお医者さまでした。


これぞ地元密着のたまもの。
ですが、かなり恥ずかしいです…。



◆カムチャッカの旅、報告はこちら◆
http://ameblo.jp/arailuka

*****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大曲花火の舞台裏

2013年08月26日 | のほほん同志Aの日常
きのう、私にとっては4年連続となる
秋田・大曲の花火、2泊3日の旅より帰ってまいりました。

こぢんまりツアーが多い銀のステッキには珍しく、
例年30名様を超えるお客様にご一緒いただく大曲の花火。
添乗員も十分にご案内できるよう、2名でご一緒するのが恒例です。

今年も32名様にご参加いただき、
いつのまにか「ベテラン」と呼ばれるようになった私と、
昨年入社の平成生まれのスタッフ2名でご一緒してきました。

たぶん「平成生まれ」は胃の痛くなる思いでこのツアーを迎えたはずです。

ふだんから口の悪い私は
「あ~、こんなんじゃ一緒に行くの心配やわ」
とプレッシャーをかけつづけていましたので。

そして、きっと実際に胃が痛くなったことでしょう。
というのも、2泊3日のあいだ中、
ずっとダメ出しを繰り返すことになりましたから。

彼女の動きをちらりと見る私の視線に、ビクーッとする彼女。

「ちがうって!
 私じゃなくて、お客様に神経を向けなさいよ」

とここでもまた、ダメ出し。

3日間、私に向き合う「平成生まれ」の顔に、
笑顔はありませんでした。


旅が終わりに近づき、仙台空港が見えてきたとき、
その彼女に、お客様への最後のご挨拶を任せました。

大曲の花火を初めて見たあなたの感想の方が、
たぶん皆さんの気持ちに寄り添えると思うよ、と言って。

マイクを持った彼女。
この3日間、私の前ではついぞ見せたことのない笑顔と
高揚した声で話し始めました。

「私はいつも宝塚の花火大会で満足していたのですが、
 今年、初めて大曲の花火を見せていただいて、
 あの音、あの大きさ、あの美しさ、…もう、感動しました!」

「この仕事をして、人を感動させることの難しさを痛感しています。
 だからこそ、あの一瞬の花火で
 これだけ人を感動させられる花火師さんはすごいと思いました」

「私は東北が大好きになりました!
 家に帰ってからも、ずっと、ジェジェジェ!と言っていると思います!」

いっきいきとした表情で締めくくり、
バスいっぱいの拍手に包まれていました。

私も最後にマイクをとりました。

「彼女のあんな顔、この3日間で初めて見ました。
 私の前ではずっと悲壮な顔をしていたので」

 
たぶん怖いんでしょうね、と半ば冗談で言ったところ、

「そうやろうなぁ…」と、あるお客様。

その声に、うんうんといっせいにうなずくバス車内。


え、なんで?

舞台裏のダメ出しシーン、
まる見えだったんでしょうか。


*****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松上げの神とFacebook交信

2013年08月25日 | Hの生きる喜び、それは
24日、花背地区一帯に伝わる火の行事のひとつ、
「広河原の松上げ」に行って来ました。
愛宕信仰に関わる、地元で400年以上続く伝統行事で、
精霊送り、豊作祈願の、炎の祭りです

かの白洲正子さんも、著書「かくれ里」にて
「観光とは全く関係のない自分たちだけのお祭り。
太古のままの火の行事は、私の見たお祭りの中で、
もっとも感動に満ちた光景だった。」
と、松上げを紹介しています。

ご参加の方は少なかったのですが、
お一人、お一人が、「一度見て見たかったの!!」と、
この火祭りを非常に熱望されており、
出発前から、皆で一致団結!感を強く感じていました

ところが…連日続く酷暑にピリオドを打つかのように
恵みの雨が一気にこの週末にやって来ました

朝から各地で大雨警報が出る土砂降り
広河原は京都の山奥ですから、
土砂災害も気になるところ

ーこれは、あかんな

そう、誰もが思う悪天候でした。

松上げの会長さんに念のため確認です
「雨ですね、今日のお祭り…」
というや否や、
「今、準備してまっさかいな、
雨、降っとるけどな (笑)」

と、忙しそうに電話口に出られてビックリ!

「雨でもされるんですか?」
「今は降っとるけど、止むかもしれへんで
今、忙しいよってに、
フェイスブックで逐一情報流してますから、
それ見てもうたら、分かりまっさかい!」

と、慌ただしく電話を切られました

松上げと、フェイスブック…?

秘境の神秘的な祭りと、現代技術…
全然イメージ合わない~

と、ぎこちなさを感じましたが、
それより情報です

早速見てみると、
ー男衆一同、松上げができることを信じて、作業を進めています
ー雨がしびしび降る中、大笠をくくりつけています

と、写真と共にどんどん情報がアップされています

そして、それに応えるコメントが続々入り、

ー雨の中、ご苦労様です
頑張って下さい!
ー雨がやむと信じて、僕も今から向かいます!
ー松上げの神が守ってくれるはずです。成功を祈っています。
ー私も、無事に行われることを信じて
伺わせていただきます!

応援メッセージが続々届いてきています

ー皆様の思いが通じたのか雲が薄くなってきました…!

どうやら、松上げの神がフェイスブックの会話を
聞いてくれていたのか?みるみる雨が上がってきました

なんか、不思議・・・

その後は一滴の雨粒も落ちることなく、
無事に松上げ行事が行われました

これはきっと松上げの神様とフェイスブック交信のおかげ!?
松上げの神様、ありがとう

幻想的な炎の光景が、今も目に焼き付いています

翌日の今日は朝から一日土砂降り
奇跡のようなひと時でした
*****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

燃えよ、私の魂

2013年08月23日 | Hの生きる喜び、それは
私の夏休みがあけて、1週間
長い、長い1週間でした

夏好きの私は、一年のピークが夏に集中しています
梅雨が終わり、少しずつ気温が上がるにつれ
自分のモチベーションも上がっていき、
お盆休みにくると、マックス(最大!)に到達

つまり、お盆休みがあけると
少しずつ確実に下がっていく一方
通常のモードに戻すにも、相当な体力・気力を要します

ということで、一年で一番にぶい動きの1週間が
どうにかこうにか、無事、終わりました・・・

ふと、鏡を見ると、左目下がぽっこり腫れています

目ばちこ・・・だ

そういえば、最近目が痛くて、ごしごしこすっていた気がします

目ばちこ、なんて久しぶり
目薬買う前に、めばちこについてインターネットで調べてみると
「ものもらい(関東など)」
「めばちこ(大阪など)」
「め(い)ぼ(京都など)」
「めっぱ(北海道など)」
そのほか、めこじき、めんぼう、めぼい、おひめさんなど
地方によって様々な形が存在する、というおもしろい情報あり

全国「ものもらい」方言マップ、なるものまで存在し
地域と年代ごとに、呼び方を全国調査したものまでありました

どうやら、目ばちこ、とは関西圏(特に大阪)の局地的な呼び方のよう

目ばちこの原因は
「ストレス」(ないんですけど・・・)
「生活習慣の乱れ」(確かに・・・)
「基礎体力の低下」(仰る通り・・・)と、トリプルパンチ

こんな、どうでもいいことを調べ始めるのも、
まだ、ぼんやりしている証拠

明日から、誠心誠意、再度気合いを入れ直します!
とでも言うしかありません

そう、明日は、広河原の松上げへ行ってまいります

燃え上がる松明の炎のように、
私の心も再び燃え上がる・・・はずです!

雨予報が気になるところですが
松上げの神が、奇跡を起こしてくれることを願っています

*****************************************
貸切バス・オーダーメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする