下着とズボンを下げて膝で止めのんびりと座っていた。前のドアを見るでもなくぼんやりと眺めていると、薄い影が動いたように見えた。トイレの裏に何かいるのだろうか?やはり影は動いている。何も音はしないのに影だけが少し濃くなったような気がする。気のせいかと思った瞬間、はっきりとした黒い影がドアに映った。何だろうと股ぐらから下を覗くと黒い2つの目とぼくの目が合った。尻をちょっと浮かしてもう1度下を見ると
「どひぇ~~~~~」
ぼくは飛び上がって便器の横に逃げた。顔面は黒い毛に覆われピンクの鼻をぴくぴくさせながら黒豚は便器の縁まで顔を出しぼくを見ている。
ブゥブ(まだ出ないの?)
うん、まだ出ない、とぼくは首を左右に振った。
ブゥブブ(尻は一杯見たけど痔が悪いんじゃないの)
うん、痔が悪い。
ブブゥ(気をつけな)
心配してくれてありがとう。
ブ~ブ(じゃあな)
そう言うと黒豚は後ずさりして出て行った。
「どひぇ~~~~~」
ぼくは飛び上がって便器の横に逃げた。顔面は黒い毛に覆われピンクの鼻をぴくぴくさせながら黒豚は便器の縁まで顔を出しぼくを見ている。
ブゥブ(まだ出ないの?)
うん、まだ出ない、とぼくは首を左右に振った。
ブゥブブ(尻は一杯見たけど痔が悪いんじゃないの)
うん、痔が悪い。
ブブゥ(気をつけな)
心配してくれてありがとう。
ブ~ブ(じゃあな)
そう言うと黒豚は後ずさりして出て行った。
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