ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

第11話 ヨガ・アシュラム・・・2  ハタヨガの指導員

2015-05-13 | 第11話  ヨガ・アシュラム

ハタ・ヨガの指導員はぼくと同じ長屋の奥に住んでいる。当然ぼくの部屋の前を行き来する。ぼくの部屋から煙草の臭いがしたのだろう、怒られた。
この男には気をつけよう、チャラスを吸っているところを見つかるとアシュラムから追い出されるかもしれない。
その他の禁止項目には大きな声や音楽を流すのも駄目、食事ではニンニクや唐辛子も駄目だ。食事は日本の精進料理のようなもので、たまに食べる分には良いが毎日となると不味いに決まっている。
インドの男性は結婚する相手以外の若い女性と親しく接する機会はない。
バザールで男同士が手をつないで仲良く歩いている姿をよく見る、がゲイではない。
ハタ・ヨガの指導員は素晴らしいヨガのポーズが出来る。
彼から毎日ヨガの指導を受けているのだが、
2人の若い女性に身近で見られているという快感からか奴には気合が入っている。
指導以外の難しいポーズを披露すると、
すかさず女性からオー・グレートと声が飛ぶ。嬉しそうな顔をして調子に乗る甘ちゃんだ。
そのくせ男に対しては厳しい嫌味な野郎だ。



彼は長屋の隣りに住んでいる 真面目な修行者だ ぼくにとっては難しいアサナのポーズを
教えてもらった 彼にとって毎日が修行なのだろう 壁越しにマントラが聞こえた
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