「ご飯の炊き方」というと、生まれた時から炊飯器のある僕からすると、未知で難解で繊細なイメージがあったのですが、やってみるとこれがとっても簡単でした。
<土鍋ご飯の炊き方>
1.炊飯器で炊くときと同じ量の米と水の加減で中火位で沸騰させます(7分から10分位かけて沸騰させると良いようです)。
2.沸騰したら中→弱火にしてぐつぐつ煮込んで水分を飛ばします。
3.水分が飛んできたなーと思ったら五感を鍋に集中させます。基本フタを開けてはダメです。
4.音が「ぐつぐつ」から「パチパチ」になって、香ばしいお焦げの香りがしてきたらすかさず火を止めます。
5.10分から15分くらい蒸らして完成です!
全体の所要時間30分程度。
なんと炊飯器の早炊きに匹敵するかそれより早いくらい(玄米でも35分くらい!炊飯器だとうちでは普段1時間かかってます)で炊けちゃいます!
土鍋で炊いたご飯は、甘みがあって、お米が立っていて、お焦げの香ばしい香りと相まってまさに絶品!!
土鍋の特徴として、熱がゆっくり伝わり、ゆっくり冷めていくのでご飯の甘みが引き出されるのだそうです。その他にも遠赤外線効果とかいろいろありそうです。
放っておいても美味しいご飯が炊ける炊飯器はもちろん便利なのですが、実は炊飯器の無い時代の方がみんな美味しいご飯を食べていたんですね。
土鍋に限らず、ご飯の炊き方とは、かいつまんで言うと、適量の水で米を茹でて水分を飛ばすというだけのシンプルな行程です。
なので水の量さえ極端でなければ、食べれないほどの失敗というのはまず無いと思います。
土鍋ご飯も本によって炊き方は実に様々ですが、味噌づくりにしても、野菜作りにしても、人や本によってやり方がいろいろなものは、つまりは誰がどうやってもできる簡単なことなんだと最近学習しました。
そして生活に必要不可欠なものほど実は簡単にできているものなんだなーと思います。
というわけで、土鍋でご飯が炊けるようになったら、もうあとはハンゴウだろうが竹筒だろうが、何でもご飯が炊ける技術を習得したと言えます。
これって、個人的に何だかとっても嬉しい感じです!
ちなみに土鍋御飯にお焦げは付き物なので、大切な鍋とかは使わない方がよいかもしれませんが、「焦げは土鍋の勲章」という言葉もあるようです。
いろんな料理をして、いろんな経験を積んだ愛用の土鍋なら、もっともっと料理が美味しくなるかもしれませんね!
ここに書いたのは炊き方のほんの一例ですので、自分好みの炊き加減を是非いろいろ試してみてくださいませ。
玄米だったら白米を炊く場合にくらべて水を1.3倍位増やして普通に炊くだけです。
白米と混ぜて炊く場合も玄米の量に合わせて適当に水の量を増やします。
土鍋の湯気用の穴が大きいときは折りたたんだアルミホイルをフタに噛ませて軽く塞ぐとよいそうです
絶品とはこのこと!!