たすくの空中散歩

千葉県我孫子「石臼と麦」店主、相澤たすくの農作業や工作や
日々の一喜一憂を記録していきます。

3月の畑振り返り

2013年05月29日 07時57分42秒 | 一喜一憂
<3/1>
父が骨董市で丸太を切る用の鋸を買ってきました。
やたら大げさなでかい歯が付いてますが、果たして切れ味の方は…


おおっ…


なんだこれ!すんごい切れる!

以下父のメモから。

『山仕事の職人、杣(そま・きこり)が使い、伐木の追い口を切ったり
丸太を決まった長さに切る「手曲り鋸(てまがりのこ)」

明治時代になってから普及、挽いた時に、てこの原理で刃が材に
食い込みやすく工夫してある。
ノコギリの刃は、5枚ごとに窓があり、4枚が横挽き歯、
1枚をタテ挽き歯をつけてあり、窓は大量に出る木の屑(おがくず)を
はき出しやすくしている。』

シンプルな中に、無駄なく先人の経験と知恵が凝縮されているのですね。
大げさに見えた歯にも、ちゃんと意味があったのです。


というわけで、もみすり木臼用にとっておいた丸太を切ります。
もみすり用なので、上臼と下臼の合わせ面が斜めでは困ります。
そこで垂直に切るために考えた作戦。
上下の年輪の真ん中にくぎをさしてひもをつけて…


横にもひもを巻いて垂直を出し、チョークで線を引きます。


直径30cmはあろうかという丸太も、名刀「木こりの魂」にかかれば…


あれよ言う間に!おみごと!
ご先祖様に感謝です!

<3/6>
冬越しキャベツ。
昨年までは冬の終わり頃と、特に春になってからが採れる野菜が無くってひもじい思いをしていたので(別に買えばいいんだけど、ちょっと悔しい)、もったいなくてとっておいたらたまってしまいました。
お蔭さまで、無事に春を迎えることができました。もう菜の花咲いちゃうので採ります。


今度は父が、佐倉の国立歴史民俗博物館で見つけてきました。
その名も「江戸時代の農具」!!表紙の写真からして木臼です。



なんと、著者が現物から起こした図面が書いてあります!貴重だ!!国宝だ!!

<3/15>
モスバーガーに行ったら「モスの日」の次の日でトマトの種をもらいました。
モスバーガーは畑と繋がっているので好きです。
モスありがとう。
でも出た芽は遅霜で全滅してしまいました。
モスありがとう。

<3/20>
最初の頃は高麗人参かよ、ってくらい可細いものしかとれなかったのですが、ずっと自家採取の種で同じ場所で育ててたらかなりよくなってきました。
というか、もはや人参の畝からは種を蒔かなくても勝手に人参が生えてきます。

<3/21>
たまご発見!
どうやら、うちの鶏の隠れ家のようです。


今年もタラの芽が出てきました。
なんともうれしい瞬間。

<3/24>
小麦はまだこんなんです。
大丈夫なんでしょうか?

<3/25>
白菜は冬の間ず~っと畑に置けて、しかも春になれば菜の花として食べられるので、かなり重宝します。


これがうまいのだ!

<3/29>
苺の花が咲き始めました。
実るのはまだ先ですが、毎年春の訪れを教えてくれます。


お花見。今年は成田線の横切る隠れた名所的な公園で。
電車の写真を撮るために待機している人もいました。
1時間に2本しか通らない成田線の撮影に挑戦する人は大変ですね。


さてこの写真はなんでしょう?
実は茨城にある、空き家になっているおじいちゃんの家です。
ここを改良して加工所にできないだろうか?
写真を撮って保健所に持っていってみます。

<3/30>
花見をした公園はつくし採りの隠れた名所でもありました。
山のように採って鶏にあげました。人はおひたしに。
春ですね!



コメント
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