さて、今年の麦穂も充実してきて、もうすぐ麦刈りの日が近づいてきました。
新農地での初の栽培となる昨年の麦は、おかげさまで順調に育ちまくり、育ちまくりすぎて、手に負えなくなって、実際使えたのは結局実った分の何分の1かでした。
↑七草が夢に見続けた、『目前いっぱいに広がる麦畑』がついに実現!!!
集計してみたところ、今年の今まで使った玄麦の量は約200キロ。残りはあとわずかです。まだまだ少ない販売量とはいえ、100%自家栽培小麦での七草の販売がいつのまにかできるようになっていたのには驚きです。目標の収量600キロも、実現可能な量に思えます。
ちなみに『もみ殻マルチ作戦』は大成功!!ただ厚く敷くだけで、土はよくなり、雑草も抑えられました!!
七草の農作業の効率が飛躍的に向上し、見た目も見違えるように綺麗になりました。
最初だけ超重労働でしたが、不耕起栽培なら、もみ殻マルチは是非おすすめです!→『もみ殻マルチ大作戦』の記事
作付け面積は、昨年と比べて8~10倍くらいに増えたのに、道具は相変わらず「一条刈り」+「足踏み脱穀機」。
人員にいたっては、息子がまだ乳幼児の為、妻はほぼ参加出来ず、つまりはだいたい一人でやらなくてはならなかったのでした。
あまりの事態に、畑を始めて以来初めて、母が手伝いに来てくれました。
一条刈りで刈り取って、運んで、足踏みして、脱穀して、積み上がった藁をまた運んで、脱穀した麦穂をゴミを取り、バラして、風選別して…
収穫作業が…終わらない…終わらない…
正直
辛い…
脱穀機を移動式にして(そもそもでかくて重いから、一人では運ぶことすらままならない…)、麦を刈り取った場所に運んで脱穀できたら楽になるだろうなーと、農家さんの廃材置き場に捨ててあった台車を直して、脱穀機を固定してみました。
これで、台車にのせたまま脱穀ができたら便利なんだけどなーと思いましたが、台車が小さすぎて失敗。移動さえうまくいきませんでした。
結局いつもどおりの方法で脱穀。
とにかく農地が広いので、麦を運ぶだけでもかなりの重労働!!
麦を運ぶ+足踏み脱穀していてはいつまで経っても終わらないので、最終的には、麦穂だけを刈り取って後で調整することにして、ホームセンターで見つけた1tガラ袋に入れていきました。分けて入れたので6袋くらい。まだまだカサがあるので、すごい量になってしまいました。
一条刈りで、残った藁を刈り取りました。バインダーによって束ねられた大量の麦藁…。
今までの広さだったら、畑にマルチとして敷いておいたりで問題なかったのですが、こんだけあると、もうどこに置いても邪魔になります。
燃やせば火の粉が上がって危ないし、
藁を細かく切ってくれるエンジン藁カッターなるものがあるらしい、欲しいなー
麦刈りに間に合うように自分達で建てたハウス。はじめての自分のビニールハウスが出来た時はとても感動しました。
このピカピカのハウスが、たちまち1t袋と、穂付きの麦わらでいっぱいに!すごい埃…。
米は籾の状態で保存しておけば虫がわきませんが、麦は穂のままとっておいたらどうなるだろう?
との淡い希望はもろくも崩れ去り、みごとに虫が大発生してしまい、先に脱酸素保存しておいたもの以外は、やっとの思いで収穫した麦のほとんどを駄目にしてしまいました。
↑米麦用の冷蔵庫を買うには、資金的にも、置く場所的にも今は厳しいので、代わりにたどり着いた冷蔵庫にたよらない虫の絶対わかない保存方法がこちらです。
ジョイフルホンダに、座布団用かなにかの圧縮袋が安く売っていて使っていてぴったりだったのですが、繰り返しの使用にはあまり強くないようでした。写真のは米30キロ用1袋1000円位ですが、脱空気度は高いです。
<まとめと考察>
普通は大人数で一気にやるのでしょうが、うちの場合いまのところ1~2人作業なので、その条件の中で今後どうしたらよいか?
とにかくカサをどうやって早く減らすか?麦刈りをスピーディーに終わらせるにはどうしたらよいか?(梅雨の雨に長期間当たっていると品質の低下にもつながります。)
一年間じっくり考えて、たどり着いた答え。
麦を生えてる(刈り取った)場所で脱穀して、できればその場である程度の調整ができて、できればその場で藁を切ってばら撒ける『移動式の複合脱穀機』を作るしかない!
というわけで、やれるかわかりませんが、やってみてみようと、はじまりました。
『ハーベスター(原動機付き収穫機)の自作に挑戦!!』
つづく…?
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