ICOI韓国ソウルとインプラントサミットITX新高輪プリンスと続けてM.サローマのレクチャーを聴きました。
M.サローマはインプラント界での超有名人で、チームアトランタと言う専門医で組んで世界最高の歯科治療をしているDRの一人です。
そこでプレゼンされている内容は、次代の予言と言えるもので、世界的に影響力が強くあります。
でも、拝聴していて私が感じた事は、やっぱりこっちに来たじゃないか、でした。
生意気な言い方になりますが、低侵襲、即時、歯周再生、審美、矯正絡みの治療は、私自身は2003年からやり始めていることで、恩師DR.ラムからの薫陶で、独自で日本人向けに改良する事でそうしないと解決出来ない、と言う事からやって来た事です。
その成果が出るにつけ、私は世界が必ずこちらに来る、こう言う方法を皆が志向し出す、と予感していました。
その予感が的中したプレゼンが正しく今回のM.サローマのプレゼンでした。
最終的にどう言う風に仕上げて差し上げられれば綺麗なお口になるのか、を初期治療の段階でかなり正しく予測して、それに向かってインプラントをかなり早い時期から植立即時荷重しながら、天然歯の負荷を軽くしつつ歯周病治療で再生させ総合的に治して行く。
夢のような物語と思われていたものですが、現にM.サローマが出して来ました。
これで、世界の情勢判断を間違えていなかった、と私は安心出来ました。
この考え方は、従来の一つずつ積み重ねて治して行って、最後にインプラントが入るという歯周再生インプラント治療とはま逆の発想です。
しかし、実際に即時荷重を審美的にやれる技量を手にしてしまうと、見事に可能になり、その成果の素晴らしさはやっている私自身が驚嘆するほどです。
実例として、大震災直後に衝撃を受けて治療するのかどうか迷っていた患者さんが、結局1月以上経ってからやはり前に進もうと決意され、手術をお受けになり、全顎的治療を再生治療絡め始まった方が、現時点で最終的な被せ物の型取りになっています。
このような驚異的スピードで綺麗に早く楽に、しかも直ぐに咬める状態で治せるのが、この治療方法の凄い所です。
セラミックの被せ物が入る事で、生体に掛かる負担がかなり軽くなり治癒が促進され治ってしまうのです。
この患者さんも、私の手術を何回も受けましたが1回として腫れた事もなく、痛むのも経験せず、綺麗な歯が最初から入って今最終的セラミックの型取りなのです。
従来の積み重ねる治療方法では有り得ないスピードで、多分半分以下3分の1位でしょう。
その上、どんどん歯が綺麗に成って行って、周りの方が褒めて下さる状態で加速的に早く治しましょうね、と成ったのです。
身内で一番見方が厳しいであろう、実の娘さんが感嘆する状態で治療は次々と進み治ってしまったのです。
これが、新しい時代のインプラント治療であり、歯周病治療である、と私は確信します。
M.サローマの治療も以前とは全く違って来ています。
早く、綺麗に、侵襲少なく、一気に治す。
だから、凄く早く、短い期間で機能的で綺麗に治る。
間違いなくこれが世界の目指す方向です。
私は今回の学会で得た確信を元に、更に改良をし続け患者さんに真摯に提供して行く、とお約束します。