大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

更なる低侵襲即時審美再生インプラント治療へ

2011年10月14日 | 日々のインプラント臨床の話

現在のインプラント治療は、歯科用CT画像上で立体的に理想的な植立位置を決める事が出来ます。

立体画像上で理想的にインプラントを嵌め込む。

後はそれを素直に実行するだけ、です。

こう言う風に書くと、患者さん達は、そうかインプラント治療って簡単なんだな、と思ってしまうでしょう。

しかし、それが実は物凄く難しい事なのです。

決められた位置へ決められた通りに植立する、簡単そうに思えるこの事が100%間違いなくきちんと出来るには歯科医は大変な修練を必要とします。

何故かと言うと、骨の中と言うのは以外に均一な硬さではなかったりするからなのです。

骨稜と言う骨の硬い所の梁が所々にあり、そこにぶつかるとホール形成をするバーがぶれるからです。

バーは必ず硬い所と柔らかい所があると、柔らかい方向に流されてしまうんです。

これを指先に感じてブレを押さえ込んで、設計図通りにホール形成するのはかなりの腕を必要とします。

理想的な状態は分かる。

しかし、その通りにキチンと実行するのは至難の業前を要する、と言う事です。

 

ここで、色々勉強して知っている方は、コンピューターで解析して作成するサージカルガイドを使えば良いんじゃない?と言う疑問を持たれるかもしれません。

サージカルガイドとは、歯科用CT画像を基にして理想的位置にインプラント植立を可能にする道具、方法の事です。

作製方法は、予め患者さんの模型を作って置き、その模型上で歯科用CTで解析したとおりのインプラントを植立出来るように誘導する金属製の穴の開いている枠を嵌め込むのです。

それを患者さんの口腔内に装着してホール形成をする、と言うもので、メーカーの言うとおりなら設計図通りに綺麗にインプラントが立つ筈な訳です。

 

しかし、ことはそう簡単にはいきません。

まずはそのサージカルガイドが作製したとおりに患者さんの口腔に納まらないといけません。

ほんの少しの誤差も許されないのです。

模型通りに作製されているものが、簡単に患者さんの口腔に入るなら、入歯で苦労する患者さんは殆どいなくなる筈です。

が、現実には入歯では苦労している患者さんの方が圧倒的に多いのが現実です。

つまり、サージカルガイドシステムを使いこなせるには、歯科医に義歯治療に熟達している力量が必要になってくるのです。

ところが、インプラントに簡単に走る歯科医は義歯は苦手、と言う方が少なくない。

これは厳しいですが事実です。

 

なので、私自身もサージカルガイドに関しては懐疑的であり、今までは自分自身の力量で寸分違わず植立することに邁進して来ました。

実際セミナーや学会でもサージカルガイドに関する情報では、誤差がかなり大きい事、術後にレントゲン写真を撮るとガイド使ったのに、と言うてんでんばらばらな方向にインプラントが立っている、と言う状態に成ってしまっている現実を見せ付けられて来ていました。

 

しかし、審美的なインプラント治療を高いレベルで求められる多数歯欠損治療で、解決して差し上げるのに非常に難しいと言う現実を何度も何度も経験して、患者さんの為にももっとシンプルにスマートに解決して差し上げるには、と悩んだ末に、サージカルガイドの分野では最も老舗のマテリアライズ社のシステムに辿り着いたのです。

このシステムを学べるセミナーを6ヶ月受講して、色々と具体的はお話も聞き、メーカーの担当の方の0.3mm以下の誤差しかないと言う自信に動かされ、重い腰を上げて導入する事に決めました。

 

ここで重要な転機は、私自身が義歯治療に関しては圧倒的に自信があること、私ならサージカルガイドを誤差なく患者さんの口腔に装着できる自信がある、そうすれば寸分違わず設計図通りに植立出来る、と思いました。

更には、私には今まで経験して来た積み重ねで、ホール形成するバーコントロールにも絶対の自信があります。

そうなれば、今まで多数歯欠損になるとホール形成する指標が全くなく、骨と歯茎の読みだけでチャンと植立して来た苦労が殆どなくなる、その分患者さんの処置時間を劇的に減らせるに違いない、と考えました。

つまり、私の今まで培って来た実力で使えば、従来の私の方法での手術時間を半分に出来るのではないか、と予測しています。

手術時間が短縮すればその分手術侵襲が減るのは当然のことでしょう。

今まででも、一般的に行われているインプラント手術の5分の1程度の侵襲しか掛けない、と自負して来ましたが、更に向上して10分の1レベルになる。

 

患者さんにとって、本当に楽で綺麗に早く治るインプラント治療を追究する使命感を抱く私にとって決して避けては通れない道、と確信したのです。

 

更なる低侵襲即時審美再生インプラント治療へ、進化を続けます。

亡くなったスティーブ・ジョブズのように前進を。

もし後1日しか生きられない命だとしても前へ。

ジョブズと同年生まれで41歳の若さで逝った故今間先生の如く、前へ。

真に患者さんにとって有益な治療方法を世界に先取りして編み出し続けます。

 

 

 

 

 

 


10月13日(木)のつぶやき

2011年10月14日 | Weblog
06:57 from Keitai Web
くよくよしてても何も始まらない。捨てる神あれば拾う神あり。まあ私の場合髪はほんの少しでも捨てられたくないですが。
09:16 from ユニリーバ ツイッター募金
小さな積み重ねが、大きな力に。ユニリーバ東日本大震災ツイッター募金(無料) http://t.co/4fcmLFCy
18:20 from goo
インプラント治療を正しく広めるフローラルインプラントチームセミナー #goo_noritsugumatsumoto-implant1dr http://t.co/GVjyRKU2
19:01 from Keitai Web
口蓋隆起と言って、上顎の真ん中に骨の瘤がある方が時々います。こう言う方は総義歯が難しい。瘤に当たって痛いし安定しないからです。だから、そう言う方は瘤の除去手術をしなければいけません。歯科医はこの手術を楽にやってあげられる力量が、必要なんです。外科は基礎工事。
19:10 from Keitai Web
似た話で、下顎にも内側に下顎隆起と言って瘤のある方がいます。これも同じで、必ず取り除く手術をしないと総義歯は上手く行きません。総義歯上手くなるには、骨や粘膜の形態整える技術が凄く大事です。幾ら名人でも、出来ないものは出来ません。土台がガタガタでは家は建ちません。
by mgenchan on Twitter