インプラントは成功するのが当たり前だ、インプラント使えば何処で受けても同じだ、だったら安い所で良い、と言う風潮が、今のネット内の安売りインプラントの宣伝を招いています。
しかし、勘違いしないでいただきたいのは、同じインプラントと言う材料使っていたとしても、DRの腕の差で雲泥の違いが出るんだ、と言う事です。
インプラントと言う使うものは一緒でも、扱い方、手術の仕方で、全然違った結果になってしまうのは、料理の世界で名人の料理人が作る料理と私が作る料理では全く違う、と言う事で分かっていただける事でしょう。(もしかしたら、私が料理の天才と言う可能性も0ではないですが)
それなのに、不思議とインプラントと言う名称が信頼性が異常に高いのか、それだけで大丈夫と思って信じてしまう方が後を絶たないようです。
では実際の所どうなのか、なのですが、インプラントしている先生方は皆脱落する、言うなれば失敗するインプラントを経験しています。
手術したインプラントの生着率が一般的には97%と言われていますが、実際には上手な先生は99%以上くっ付きますし、駄目な先生では本当の所90%切っている、と言われています。
この辺の裏の事情に関しては、絶対に先生方自身で明らかにすることはなく、患者さんが実際を知ることは不可能でしょう。
本当の事を知っているのは、そこに勤めているスタッフだけ、と言う事になるのでしょう。
因みに、アメリカでは大学院生が指導の下にインプラント治療をするシステムがあり、それが安価でインプラント治療を受けられる方法として受け入れられています。
この場合の成功率が、正しく90%前後だそうなので、その辺の所での患者さんの受け止め方、どう考えるのかではないでしょうか?
つまり、安売りインプラントは教育中のDRでありその分安い、でも成功率はかなり落ちる。
それで納得出来るならば、それはそれでありなのではないか、と最近考えています。
何事でも、品質は最高級でも安い、と言うものはない筈です。
インプラントだけに品質は最高、費用も安いと言うのを求めるのは如何なものか、と言う事なのです。
現実に起きている事件として、マンションの事件がありました。
レーシックの事件もありました。
何れも業界の常識以上の低価格で、お客さん、患者さんに迷惑を掛けてしまいました。
同じような事がインプラント業界でも今後起きてしまわないとも限りません。
何を何処までで納得されるのか、安心安全を何処まで担保するのか、実際の成績は?
患者さんは、残念ですが良く知らないからこそ、常識外れのことを求めてしまうのでしょう。
ですから、知識をチャンと持っていただくこと、それが非常に重要だ、と思うのです。
ちゃんとした知識を持っていただくには、チャンとしている先生の元に尋ねて質問をして、まずは自分の状態に関しての知識を正しく持つしかない、と思います。
患者さんは千差万別で、一人として同じ方はいないから、それぞれの説明内容は必ず違う筈だからです。
なので、私は患者さんが相談に見えた時には、実際の状況で説明をさせていただく事をひたすら実践しています。
時に長い患者さんでは6時間も掛かった事もありました。
それでも疑問を解決していただかなければ前には進めない、私はそう信じています。
偉そうだとか、上から目線だとか良く批判されてしまって、反省しなければいけませんが、実際にお話していただくと、患者さん皆さんは先生の怒りは業界人達へのモノなんですね、と納得して下さいます。
その通りです。
私が怒りを持っているのは宣伝に明け暮れ、ちっとも勉強しない、セミナー、学会で全く見掛けないDRが多過ぎるからです。
いい加減なことをして、せっかく素晴らしいインプラントと言うものを汚さないで欲しい。
そう切に願っています。
真面目に海外にまで行っているように見えていても、その実全く学会会場では見ない、そんなDRがとても多い。
見せ掛けだけの張りぼてに騙される人の良い患者さんが多過ぎます。
だから、安売りインプラントも栄えるのです。
上手い話があったら誰でも飛び付きます。
でもそんな美味しい話はないんです。
私は人の良い方ほど騙されて、痛い思いをしたり辛い思いをしたいrするのが見ていられなくて、怒るのです。
業界人よ、私の怒りをせせら笑うが良い。
だが、時が経てば、真っ当なことをしていなかったつけは必ず来るだろう。
私は患者さんへの責任があるから、真っ当な事しかしない。
直ぐに歯を欲しいと言う希望にもチャンとした方法、成績で応えるし、痛くなく腫れなく治して恐い思いをしたくないと言う患者さんの願いも超低侵襲で治して差し上げる。
綺麗な歯が直ぐ欲しい、と望まれれば歯茎を盛り上げ骨も造り審美的な仮歯を手術終了時に入れ、血も何もない綺麗な状態で帰っていただく。
骨がない、と心配される方には、骨が足りない部分をチャンと補って、直ぐにインプラントも入れ、綺麗な仮歯も入れて差し上げる。
どれもこれも、もう8年以上も前からして来てて、これ以上の長い経過、経験を持っているDRは私自身は世界でも知らない。
だから、私自身には最近流行のピエゾは要らなくて、皆大きな手術しているんだなー、と正直呆れている。
もう私はそう言う手術からはとっくの昔に卒業したから、皆がピエゾじゃないと出来ない、とか言うのが理解出来ない。
ピエゾ使うには、かなり切って開けないと出来ない手術だが、私は開けないで手術できちゃうので要らないのだ。
多分ピエゾ使わせたら世界でも1番上手いんじゃないかと言う白鳥先生のオペも何回も見たが、自分には要らないなー、としか思わなかった。
こう言う言動するから偉そうとか、嘘吐きとか言われるのだろうが、本当なんだから仕方がない。
信じられない方ほど、どうぞ見に来て下さって構わない。
何をどうすると解決するのか、全部見せて上げる。
百聞は一見に如かず。
私には出来る。
私は多分、時代の10年先位行っちゃっているんだろう。
悲しい事だが、行き過ぎると理解され難い。
それでも信じて下さる方はいるので、頑張っているのが現実。
一人っきりの荒野を進むしかない孤独な気持ち、分かってくれとは言わないが、10年後には皆が、何だ誰かが道造ってくれているじゃん、に成るんだろう。
MI即時荷重審美インプラントも行き過ぎると辛いものだ。
PS:某神奈川で有名なL歯科インプラントセンターのS先生が、即時負荷のことを話してて10年前はエキサイティングだったよな、と感慨深く話していたが、まだまだ先があることを先輩はご存知ないようで、この人でも分かってくれてないんだと実に寂しかった。
H先生もT先生も、これからこちらの世界を覗かれるんだろうなーと言うコメントで、実に寂しい。
それでもH先生、T先生が一番近いから分かって下さる日も近いだろう。
かえすがえすも添島義和先生の逝去が残念だ。
添島先生なら、理解して下さったろうに。
時代の先を行き過ぎない、せいぜい半歩程度が良い、と皆さんにはお勧めする。
私は?10歩位行っちゃってるかな。
偉そうですみませんが、本音です。