昨日はフローラルインプラントチームセミナー、大盛況で、本当に感謝、感謝です。
早くも、来年もお願いします、と励ましの言葉もいただいていて、本当に役に立つセミナーを続けなければ、と思いを新たにしました。
私がやって見せる豚顎の骨を使った歯周外科のテクニックの実習は、大変に好評で何よりもフローラルのメンバー達もゲンちゃん凄いじゃん!と褒めてくれました。
お陰様で、山内先生の実習が終わった受講生の方から、目の前で見せて欲しいとご要望が沢山あり、確か4頭位の豚さんを使って、殆どの受講生の方に実際の手口、テクニックを拝見いただけたと思います。
こう言う具体的な話でありながら、意外に通常のセミナーでは語られない話を、今後もお話しようと思います。
そして、尊敬する従来のセミナーを開催している先生方の範囲に関しては、自分自身で受講してお勧めできる所として、勝手に幾つかのセミナーを紹介しました。
私は、ニッチな分野と言うかコアな分野で、従来のセミナーの足りない分野で、皆さんが知っていると得する内容、そして、これからに備えて従来のセミナーで勉強した方が良いですよ、と言う内容もアドバイスさせていただきました。
その中の反応で、骨を造ると言うことで、腫れたり痛んだりさせない、と言う事が話題になっていました。
その話を聞いていて、そうか他の先生方(フローラル以外の)普通のGBR骨造成している先生は、患者さんに腫らしたり、痛がったり、大変な思いをさせているのが当たり前なんだ、と気付き直したのです。
私自身の臨床で言えば、GBR骨造成しても痛くないし腫れないのは8年前から極々普通の事で、普通過ぎてそんなには言って来なかったことになります。
即時荷重と審美的インプラント治療が、普段している私の仕事な訳ですが、当然抜歯即時植立となれば、当然生体の治癒のままに任せたら、萎縮して行く、インプラントト治療の結果が天然歯と明らかに異なる状態に成ってしまいます。
それでは拙いので、それを補う業、テクニックを精密に行うのは当然のことです。
私も昔は、他の先生方と同じで、抜歯して病巣取り切りインプラント植立するのに、歯茎を大きく切り開いて、骨の表年を露出させてGBR骨造成していました。
それと同時に、即時荷重で仮歯を装着して、縫合とかも大々的にしていましたので、患者さんがどれだけ大変なのか、辛いのかは良く知っています。
それが嫌だから、私はそうならない方向へとシフトして来た、と言えます。
そんなこと出来るのか、と聞かれれば出来ます。
フローラルの水口先生はN2グラフトと名付けている方法でしていますし、私は私独自の即時荷重のテクニック、審美的な仮歯を用いて同じような結果を得られることをして来ています。
外圧を避ける事が凄く重要なんだ、と言う水口先生の主張は、私も大賛成で、仮歯を使う事で舌や頬からの肉から守るんだ、と言っていた私の考え方と全く同じ系譜だ、と思います。
歯茎の再生能力を邪魔しない為に、メンブレン、膜を使わないと言うのもその通り、と同意します。
私がして見せた実習は、骨膜で骨の欲しい部位を覆う、と言う事を可能にするテクニックで、水口先生と趣旨、目的は全く同じです。
水口先生とは大学時代の同級生で、卒後フローラルの呼び掛けで集まって、久しぶりに再会し、その後こうして一緒にフローラルセミナーしたり、AOに参加したりして仲良くさせていただいています。
彼を始めとして、フローラルは個性溢れるメンバーで、本当に人柄の良い先生方の集まりです。
今の業界おかしいんじゃない、と言う事から集まった7人の侍、みたいなもんです。
実力もありますし、経験もあり、それぞれに自信があるから考え方が違ってても、擦り合わせて考え方の違いを超えて、開業医の先生方にお役に立てるセミナーを開催しています。
更に言えば、今年は特にPCP丸の内デンタルクリニックの長谷川先生とスタッフの実力が素晴らしかったです。
チーム長谷川、と勝手に名付けましたが、今後も大活躍して下さるようです。
長谷川先生のご人徳と、統率力、リーダーとしての実力に、敬服しました。
スタッフが素晴らしいからです、と断言される長谷川先生、格好良い!
私はプレセミナーで喋れば、そのままトップバッターで講演できるし、そうなれば後は受講生で聞けるので、非常に気楽です。
そう言う訳で、私自身が凄く勉強させていただいてしまいました。
痛くなく腫れなく、MIのコンセプトで、業界の為に、患者さんの為に、フローラルインプラントチームは頑張ります!