だから、ここに来た!

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岡村靖幸『Me-imi 』ツアー

2004-10-17 | music
グッズのリストバンド。かわいい☆
○10月16日(土)○
岡村靖幸「Me-imi」ツアー・追加公演@東京NKホールに行ってきました。
この数週間、毎日寝ても冷めても岡村靖幸に溺れていたのは、何を隠そうこの日のため。
生・靖幸を見るためなのです。
だがしかし! 席がアリーナ席だったんですが、意外なことに
「男性が多い」!
私、てっきり女性の方が多いと思ってたんですけど、周りはほとんど男。
それでノリもいいのでよく踊る、従って女性の標準身長くらいの私は、
ほとんど岡村さんの姿を拝むことが出来ないのでした…。ガッカリ。

だけどコンサート自体はとっても素晴らしかったですよ。
岡村靖幸が天才と言われる所以を垣間見れた気がします。
(本当の意味で垣間見るのに必死でしたが…)

新譜『Me-imi』の低音の効いた音のファンキーなかっこよさと言ったら、
なんとも筆舌し難いですが、
かつての名曲(「だいすき」「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」などなどなど)
の美しさも最高! 幸福を感じられる曲ばかり。そう、幸せ全快です!
生の「イケナイコトカイ」には痺れました!! 男性の歌うラブソング、ナンバー1にしよう。
勝手に心に決めました。
そして恒例のピアノ弾き語り。NKホール(ディズニーリゾートの近所)バージョン。
♪一緒にディズニーシーに行こうよ~、僕まだ行ったことないんだけどぉ~
ワイワイ楽しむんじゃなくてしっとり過ごせるって評判だぜ~♪

的なことを(すいません、うろ覚えで。)サラリと弾き語って、しかもカッコイイ。
♪どこから来たのゥウォ~、帰る手段がないなら一緒に帰ろうよ~、
モノレール(ディズニーリゾートラインのこと)か車で、
お金がないなら徒歩で。侘しいけど君となら平気さぁ~♪とか。

(↑これもうろ覚えです。字面で見るとへらぁ、っとしてますが、実際はソウルフルな歌声ですよ。情熱感じるんですよ!)
それにjazzyな「君が代」!
jazzy?どういうこと??って感じですが、
♪きみがぁよぉわァァァ~ウォゥウォ~♪
なんてこの歌を熱っぽく色っぽく唄える人は他にはいないでしょう。
結局、岡村靖幸のパフォーマンスを十二分に味わうことは出来ませんでしたが、
それでも時々見える、昔より重めな体(失礼)で渋くダンスを決め、情熱を込めて唄う岡村靖幸は、最高にキュートでした。
このトキメキを胸に、今日売店で購入した『純愛カウンセリング』を読んだりして、また日常生活へと戻っていきたいと思います。哀。
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赤鬼《日本バージョン》

2004-10-17 | stage
大倉孝二稽古場の様子
○10月14日(木)○

ヒロインとヒーローとヒロインの馬鹿な兄貴の物語、とうとう《日本版》です。

今まで「赤鬼」役だった野田さんは「とんび」に、
小西真奈美が「あの女」、大倉孝二が「水銀」、
「赤鬼」は英国版にも出演していたヨハネス・フラッシュバーガーが演じています。

実は、私、最近仕事が立て込んでおりまして、
今回珍しく入場に遅刻してしまいました。
だから、はじめの演出が分からないのですが、
途中から芝居を見るということの違和感ってのを初めて感じました。

現実世界から走ってきて、ポンっと劇場の中に入れられると、
一瞬自分の世界観が歪むのが分かるんです。
ちょうど観始めたのは、村の女たちが浜に赤鬼が出たというのを噂しているシーンで、
三人とも主婦役なんだけど、何故かスポーツジムで話してるっていう(笑)。
この人たち、何してるんだろう?と思って。
始め理解できなくて、その状況に陥った自分が可笑しかったです。

そうして、だんだん観ていって感覚が掴めると、あっという間に終わりました。
初演を映像で見たときに私がどう感じたのか、今はもう忘れてしまいましたが、
今回の公演を観て「水銀」が好きだ、と思いました。

ひねくれてて不器用な男なんです。そのくせ夢にあふれてる。
そのところを大倉さんがピッタリくる演技をしていたんです。
いつもの彼の役(どちらかというと「とんび」のような)のように
ちょっと抜けてる感じを出しつつも、「あの女」に対する真摯な姿勢も感じる。
「おまえを愛してるから死んで欲しくない…」と言いながらすぐ、
「嘘だよオレはおまえとヤリたいだけ!死なすには惜しい」
なんて必死で言ったりして。

とにかく前半の絶妙な間の取り方と、後半の必死さがよかった。
最後はもう何度も観て読んでるくせにほろり泣いてしまいましたね。
みんな、大倉孝二はたまにテレビで見る、ただのおかしな長身の猫背俳優じゃないんだぞ!
と、『赤鬼』を薦めたいけど、チケットは残ってないんだろうな…。
じゃあみんなでナイロン100℃の公演に行こう!

もちろん小西真奈美ちゃんもよかったんだけどね。
「赤鬼」のハネスもとっても可愛くて、赤鬼なのに親近感を覚えてしまったほどです。

最後になりましたが、この本を書いた野田秀樹が、私はやっぱり好きです。
次の公演は『走れメルス』だ!!
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