■12月14日■
この日は芝居を見る前にサウスバンクのクリスマス・マーケットを見る事にしました。
前回ロンドンに来た時は11月だったので、
小屋は出来始めていたのですが、 実際にマーケットが開いているところを見た事はなかったのです。
まずはウェストミンスター駅から出発。
近代的な駅を出ると、いつものようにビッグベンが見えてきます。
右はウェストミンスター橋横にあるブーディカ像。
ウェストミンスターから降りたのは、乗換の必要がなかったという点もありますが、
皆様よくご存知のとおり?私が敬愛するマーク・ゲイティスが書いた、
ドクター・フーのドキュ・ドラマ"An Adventure in Space and Time"の撮影場所であるからなのです。
Dalek Invasion! Mark Gatiss Reports from London - An Adventure in Space and Time - Doctor Who
"AAiSaT"の撮影場所、というよりは、ドクター・フーの初期エピソード"The Dalek Invasion of Earth"の撮影場所です。
その再現のためにウェストミンスター橋で撮影したというわけです。
ここへは何度も来ていますが、ドラマを見た後に来たのは初めてだったので、
ダーレクがぞろぞろ並んで橋を渡っている様子を思い浮かべてニヤニヤしたのでした。
橋を降りて東側に向かうと、さっそく小屋がずらりと立ち並んでいます。サンタも登場。
ドイツのマーケットを廻った時は、落ち着いていてシンプルな暖かみのある雰囲気の小屋が立ち並んでましたが、
こちらは華美で色もドギツイですね。ゴチャっとした感じ。
それはそれで、土地の個性があって楽しいです。
土曜日ということもあって人出も多く、流されるままに進んで行くような状態。
去年見た飾りのある小屋もみつけました。
人種のルツボだけあって、クリスマスの飾りだけでなく、
アジアっぽい装飾品もよく見かけました。
仏像を置いてある店を多く見かけたのが意外でしたね。
キリスト教が盛り上がるなら仏教徒も!みたいな発想なんでしょうか。
ドイツでは全く見かけなかったけど、チョコフォンデュのファウンテンもよく見かけました。
ロンドンでは見た目のゴージャスさが大切みたいですね。
流されるまま東へ進んで行き、
次の日にSherlockの"The Empty Hearse"のプレミア上映があるので、
(もちろんチケットは持っていないですが)その下見も兼ねて、ウォータールー橋の下にあるBFIに入りました。
ちょうどBFIでは"Gothic"というゴシックホラーの特集が組まれていて、
ジャック・クレイトン監督の"The Innocents"でデボラ・カーが着用した衣装が展示されていました。
編み上げの靴がかっこいい。
"The Innocents"の他に、この特集の目玉の一つとして、
「ウィッカーマン」のノーカット版が上映されていたのですが、
結局この旅の間に見る事は出来ませんでした。
最終回の上映だと帰りも遅くなるし…と迷いが生じてしまい、もっと私の気合いがあればいけたのかもしれませんが…。
ですが、正面カウンターの上の階段を上ったところで名作ホラーのポスター等を見る事ができました。
"Theatre of Blood"はハマーホラーじゃないですけどね。
最近The League of Gentlemenがこの作品のコメンタリーを録っていて、
Reece ShearsmithがBFIの上映前のトークにも出演してたはずです。
左の書類は"The Curse of Frankenstein"の契約書。
右は「ドラキュラ」の衣装。ちょっと記憶に自信がないですが、1958年のもので間違いないかと。
BFIには視聴覚室があり、アーカイブを見る事が出来ます。
部屋に入って受付の人に何時間使うか伝えると、
IDと何番のPCを使うのかを教えてもらい、席で好きな作品を鑑賞できます。
今回は、試しに1時間だけもらったので、
"THE PIT AND THE PENDULUM"(1964・Alexandre Astruc監督)と、
"The Sandman"(1991年)というストップモーションアニメを見ました。
どちらも我ながらGothec的な選択でした。
ホラーじゃなくても、コメディ番組やドラマも見られますよ。
劇場の場所や入口等を一通り確認した後は、
ショップでお土産を買い、すぐとなりのNational Theatreを覗きました。
赤い建物は特設劇場のThe Shedです。
建物の全体像が見えないのはやや残念。
当時何を上演していたのか失念してしまったのですが、
ちょうど訪れた時に休憩時間の公演があったようでした。
「コリオレイナス」の中継のポスターもありました。
ここでホビットが表紙のTime Outも入手しました。
National Theatreを後にし、ウォータールー橋を渡ってストランドへ。
コヴェント・ガーデン方面へ向かうと、交通博物館の裏手にディケンズのブループラークがありました。
自らが編集していた"All the Year Round"の編集部と彼の自宅があったそうです。
何度か通ったことがあるはずだけど、初めて気付きました。
コヴェント・ガーデンに寄ると、こちらもクリスマス仕様。
去年も見た巨大なトナカイがいました。
と、思ったら、本物のトナカイもいた!
でも柵の中に入れられて皆に覗き込まれてフン垂れ流し状態で、ちょっと可哀想でしたね…。
パフォーマーもいつものように観客を楽しませています。
動画はこちら。
クリスマスの装飾は毎年変わりないようですね。
ツリーも去年と同じ鮮やかな赤。
去年見なかったものとしては、入口の横に、レゴで出来たロンドンの街が飾ってありました。
さすがに位置関係まではバラバラですが、
ビッグベンにロンドンアイ、セントポール大聖堂にグローブ座、ガーキンにシャードと、
ロンドンの名所・建造物を再現しています。
↑左の写真は後日、空いている時間に撮った写真。
ここは親子連れに人気で混雑していたので、写真を撮るにも一苦労でした。
一通り撮影して満足した後は、今まで見た事のなかった、
コヴェント・ガーデンにあるSt Paul's Churchの中をのぞきました。
ちょうど入口が開放されていたのです。
中に入ると、入口傍にはチャリティのクリスマス・カードが販売されていて、
さらに教会の中に進むと、女性がアヴェ・マリアを練習で歌っていました。
どうやら今夜はコンサートがある様子。
今日観劇の予定がなければこのまま見て行きたかったんですけどねー。
マーケット側の賑やかさとは打って変わって、教会の前はとても静かです。
さっきまでの人ごみはすぐ裏手なんですけどね。
ふとベンチを見ると花束が飾ってありました。
亡くなった方に捧げたベンチなんでしょうね。
さて、次第に暗くなってきたので、ちょっとずつ劇場へと向かわねば。
ウィンドウの美味しそうなものたちを横目に、
昨日も歩いたレスタースクエア周辺へ向かいます。
続く。
この日は芝居を見る前にサウスバンクのクリスマス・マーケットを見る事にしました。
前回ロンドンに来た時は11月だったので、
小屋は出来始めていたのですが、 実際にマーケットが開いているところを見た事はなかったのです。
まずはウェストミンスター駅から出発。
近代的な駅を出ると、いつものようにビッグベンが見えてきます。
右はウェストミンスター橋横にあるブーディカ像。
ウェストミンスターから降りたのは、乗換の必要がなかったという点もありますが、
皆様よくご存知のとおり?私が敬愛するマーク・ゲイティスが書いた、
ドクター・フーのドキュ・ドラマ"An Adventure in Space and Time"の撮影場所であるからなのです。
Dalek Invasion! Mark Gatiss Reports from London - An Adventure in Space and Time - Doctor Who
"AAiSaT"の撮影場所、というよりは、ドクター・フーの初期エピソード"The Dalek Invasion of Earth"の撮影場所です。
その再現のためにウェストミンスター橋で撮影したというわけです。
ここへは何度も来ていますが、ドラマを見た後に来たのは初めてだったので、
ダーレクがぞろぞろ並んで橋を渡っている様子を思い浮かべてニヤニヤしたのでした。
橋を降りて東側に向かうと、さっそく小屋がずらりと立ち並んでいます。サンタも登場。
ドイツのマーケットを廻った時は、落ち着いていてシンプルな暖かみのある雰囲気の小屋が立ち並んでましたが、
こちらは華美で色もドギツイですね。ゴチャっとした感じ。
それはそれで、土地の個性があって楽しいです。
土曜日ということもあって人出も多く、流されるままに進んで行くような状態。
去年見た飾りのある小屋もみつけました。
人種のルツボだけあって、クリスマスの飾りだけでなく、
アジアっぽい装飾品もよく見かけました。
仏像を置いてある店を多く見かけたのが意外でしたね。
キリスト教が盛り上がるなら仏教徒も!みたいな発想なんでしょうか。
ドイツでは全く見かけなかったけど、チョコフォンデュのファウンテンもよく見かけました。
ロンドンでは見た目のゴージャスさが大切みたいですね。
流されるまま東へ進んで行き、
次の日にSherlockの"The Empty Hearse"のプレミア上映があるので、
(もちろんチケットは持っていないですが)その下見も兼ねて、ウォータールー橋の下にあるBFIに入りました。
ちょうどBFIでは"Gothic"というゴシックホラーの特集が組まれていて、
ジャック・クレイトン監督の"The Innocents"でデボラ・カーが着用した衣装が展示されていました。
編み上げの靴がかっこいい。
"The Innocents"の他に、この特集の目玉の一つとして、
「ウィッカーマン」のノーカット版が上映されていたのですが、
結局この旅の間に見る事は出来ませんでした。
最終回の上映だと帰りも遅くなるし…と迷いが生じてしまい、もっと私の気合いがあればいけたのかもしれませんが…。
ですが、正面カウンターの上の階段を上ったところで名作ホラーのポスター等を見る事ができました。
"Theatre of Blood"はハマーホラーじゃないですけどね。
最近The League of Gentlemenがこの作品のコメンタリーを録っていて、
Reece ShearsmithがBFIの上映前のトークにも出演してたはずです。
左の書類は"The Curse of Frankenstein"の契約書。
右は「ドラキュラ」の衣装。ちょっと記憶に自信がないですが、1958年のもので間違いないかと。
BFIには視聴覚室があり、アーカイブを見る事が出来ます。
部屋に入って受付の人に何時間使うか伝えると、
IDと何番のPCを使うのかを教えてもらい、席で好きな作品を鑑賞できます。
今回は、試しに1時間だけもらったので、
"THE PIT AND THE PENDULUM"(1964・Alexandre Astruc監督)と、
"The Sandman"(1991年)というストップモーションアニメを見ました。
どちらも我ながらGothec的な選択でした。
ホラーじゃなくても、コメディ番組やドラマも見られますよ。
劇場の場所や入口等を一通り確認した後は、
ショップでお土産を買い、すぐとなりのNational Theatreを覗きました。
赤い建物は特設劇場のThe Shedです。
建物の全体像が見えないのはやや残念。
当時何を上演していたのか失念してしまったのですが、
ちょうど訪れた時に休憩時間の公演があったようでした。
「コリオレイナス」の中継のポスターもありました。
ここでホビットが表紙のTime Outも入手しました。
National Theatreを後にし、ウォータールー橋を渡ってストランドへ。
コヴェント・ガーデン方面へ向かうと、交通博物館の裏手にディケンズのブループラークがありました。
自らが編集していた"All the Year Round"の編集部と彼の自宅があったそうです。
何度か通ったことがあるはずだけど、初めて気付きました。
コヴェント・ガーデンに寄ると、こちらもクリスマス仕様。
去年も見た巨大なトナカイがいました。
と、思ったら、本物のトナカイもいた!
でも柵の中に入れられて皆に覗き込まれてフン垂れ流し状態で、ちょっと可哀想でしたね…。
パフォーマーもいつものように観客を楽しませています。
動画はこちら。
クリスマスの装飾は毎年変わりないようですね。
ツリーも去年と同じ鮮やかな赤。
去年見なかったものとしては、入口の横に、レゴで出来たロンドンの街が飾ってありました。
さすがに位置関係まではバラバラですが、
ビッグベンにロンドンアイ、セントポール大聖堂にグローブ座、ガーキンにシャードと、
ロンドンの名所・建造物を再現しています。
↑左の写真は後日、空いている時間に撮った写真。
ここは親子連れに人気で混雑していたので、写真を撮るにも一苦労でした。
一通り撮影して満足した後は、今まで見た事のなかった、
コヴェント・ガーデンにあるSt Paul's Churchの中をのぞきました。
ちょうど入口が開放されていたのです。
中に入ると、入口傍にはチャリティのクリスマス・カードが販売されていて、
さらに教会の中に進むと、女性がアヴェ・マリアを練習で歌っていました。
どうやら今夜はコンサートがある様子。
今日観劇の予定がなければこのまま見て行きたかったんですけどねー。
マーケット側の賑やかさとは打って変わって、教会の前はとても静かです。
さっきまでの人ごみはすぐ裏手なんですけどね。
ふとベンチを見ると花束が飾ってありました。
亡くなった方に捧げたベンチなんでしょうね。
さて、次第に暗くなってきたので、ちょっとずつ劇場へと向かわねば。
ウィンドウの美味しそうなものたちを横目に、
昨日も歩いたレスタースクエア周辺へ向かいます。
続く。