2021年6月6日に行われた英国アカデミーTV賞授賞式で
「9から始まる奇妙な物語(以下IN9)」がスクリプテッド・コメディ賞を受賞しました!!
やったー!!
For the winner of the Scripted Comedy BAFTA we’ll go… Inside No. 9! 📃😂 #VirginMediaBAFTAs #BAFTATV pic.twitter.com/M7nZxRnhKu
— BAFTA (@BAFTA) June 6, 2021
2019年にクリエイターのスティーヴ・ペンバートンがコメディ男優賞を受賞しましたが、
今回は番組全体としての受賞です。
(同じくリース・シェアスミスも今回男優賞にノミネートされていましたが、惜しくも受賞は逃しました。)
※留学中の2019年に見に行った、レッドカーペットの様子↓↓
Keeping my finger crossed for our wonderful @SP1nightonly 🤞❤️ (which means for Reece as well💙) @bafta #baftatv #insideno9 pic.twitter.com/DVw2Qps1Vf
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠🌈 (@notfspurejam) May 12, 2019
2014年に番組が始まってしばらくはノミネートもされず、
「こんなに面白いのに何でBAFTAも誰も気づかないの!?」とやきもきしまくっていましたが、
ここ数年でやっと時代が追いついてきた! 遅い! 遅すぎ!
でもIN9は新シリーズが製作されるたびに過去のシリーズをさらに上回った
素晴らしいエピソードを生み出しているので、
放送開始当時よりも現在の作品で評価されているのは納得出来ます。
日本でも早くS3以降が配信されるといいんだけどなー。
ちなみにIN9は過去に、技術部門のTV Craft賞でも
2019年にマルチカメラ演出賞(Barbara Wiltshire "Dead Line"演出)、
2018年にコメディ脚本賞を受賞しています。
↓↓受賞コメントの動画はこちら↓↓
Inside No. 9 Wins Scripted Comedy | BAFTA TV Awards 2021
新型コロナウイルス感染防止のため、リースが会場のテレビジョン・センターに出席し、
スティーヴ、製作のアダム・タンディ、演出のMatt LipseyとGuillem MoralesはZoomでの参加。
会場もソーシャルディスタンシングを確保してます。
Zoomでコメントするスティーヴが「最低なGoggleboxのエピソードみたい」って言ってますね(笑)。
("Gogglebox"は英国各地の家族やグループがテレビを見て実況する姿を映すチャンネル4のリアリティ番組)
↓↓レッドカーペットでのリースのインタビュー↓↓
Reece Shearsmith Chats Inside No.9 on the BAFTA Red Carpet | BAFTA TV Awards 2021
2019年の時を思うとレッドカーペットもちょっとばかり寂しいですが、仕方ないですね。
リースは受賞したら人が来る度にトロフィーの顔をマスクのようにかぶって過ごすらしいです(笑)。
↓↓オンラインで行われた記者会見↓↓
Scripted Comedy Winner Inside No. 9's Press Conference Interview | BAFTA TV Awards 2021
よく見ると、各エピソードに登場する野うさぎ像もスティーヴたちのパーティーに参加してますね!
閉鎖空間を舞台にしている設定上、屋内での撮影が多いIN9ですが、
ZoomやロックダウンといったCOVID-19の影響を受けた生活を思い出させないように脚本を書いていたようです。
実際、現在(2021年6月)放送中の第6シリーズも、COVID-19に関連する設定は全く出てきていません。
↓↓会場でのインタビュー↓↓
Reece Shearsmith on his personal 'number 9s' after Inside No. 9 wins Scripted Comedy | Virgin Media
自粛生活で皆が映像作品を楽しんでいる昨今、
リースは「Your Honor/追い詰められた判事」「ザ・テラー」
そして今回コメディ賞を争った「ゴースト~ボタン・ハウスの幽霊たち」を
楽しんでいる作品として挙げています。
リースたちと親しく、共演も多い「ゴースト」のメンツも、ライバルの受賞をお祝いしてます。
次は「ゴースト」の番だといいな!
Ah well. If you’re gonna lose....
— Jim Howick (@JimHowick) June 6, 2021
Big congratulations to @ReeceShearsmith and @SP1nightonly pic.twitter.com/pfmwABxC6u
ところでZoomで参加していたスティーヴの衣装ですが、
本物のタキシードではなく、タキシード柄にプリントされたTシャツなのです。
Rocking the Rodney Bewes to make @ReeceShearsmith laugh pic.twitter.com/OlnLPV8T5i
— Steve Pemberton (@SP1nightonly) June 6, 2021
これはS5のエピソード"The Misdirection"に出てくる
ミステリアスな服装にこだわるマジシャンのネヴィルと、その妻の台詞、
「タキシード柄にプリントされたTシャツ着てよ」
「ロドニー・ビューズか? やだね!」
にちなんでなのですが、
元々はリーグ・オブ・ジェントルマンのツアー中に、70年代のクイズ番組"Who Dunnit?"を見てたら、
俳優のロドニー・ビューズがこのタキシードプリントのTシャツを着て出ていて、
「これ覚えてるぞ!」とメンバー同士で盛り上がったのがきっかけだったそうな。
スティーヴはリースを笑わせるためにこのTシャツを用意したみたい。
通常の授賞式だったら着られないけど、Zoom参加にはぴったりの衣装ですね!!(笑)
仕事場でお互いを驚かせるために毎回死んだふりをしたり、衣装で笑わせようとしたり、
基本的には観客より先にまず相方を喜ばせようとしてるのが本当に微笑ましい。
We’ve got more portraits for you! Here’s Inside No.9’s @ReeceShearsmith, wishing his co-creators were with him to collect their BAFTA for Scripted Comedy. pic.twitter.com/PDv1e2iNaa
— BAFTA (@BAFTA) June 18, 2021
そして無事スティーヴと合流したリース。
Together finally - what a strange but amazing evening. Thank you all for your lovely comments. #InsideNo9 @ReeceShearsmith pic.twitter.com/F9CNjj1qcX
— Steve Pemberton (@SP1nightonly) June 6, 2021
2人とも本当におめでとう!!(涙)
乗りに乗ってるIN9が、これからも出来うる限り長く続いてくれることを願うばかりです!
「9から始まる奇妙な物語」エピソードリストは以下の記事、
第6シリーズの最新ニュースは以下の記事を御覧ください!