昨日9月24日、英国のSFドラマシリーズ「ドクター・フー」に
脚本家ラッセル・T・デイヴィスが復帰し、番組が60周年を迎える2023年より、
クリス・チブナルからショーランナーを引き継ぐことが発表されました!!
ラッセル・T・デイヴィス(以下RTD)は休止状態だった「ドクター・フー」を
2005年に復活させた立役者でもあり、2009年に番組を離れてからも
「英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件」
「IT'S A SIN 哀しみの天使たち」等といった番組を手がけています。
🚨 BREAKING NEWS 🚨
— Doctor Who (@bbcdoctorwho) September 24, 2021
Russell T Davies to return as Doctor Who Showrunner to celebrate the 60th anniversary in 2023, and series beyond. BBC Studios are partnering with Bad Wolf to produce.
Read the full story here: https://t.co/ku3q9TBrlE pic.twitter.com/hqtnipoj1b
いやー、びっくりしました。
てっきり全く新しい人材を立てるものかと思っていたら、RTDが戻ってくるとは。
それだけ、BBCに60周年を前にして新しい挑戦を仕掛ける余裕がない表れかもしれません。
危機的状況の球団を救うために名監督に再び白羽の矢が立った、みたいな。
私はクリス・チブナルの手がけたシリーズに関しては、
ジョディ・ウィテカー主演の第11シリーズを留学中に見ていましたが、
その後の新年のスペシャルからは脱落してまだ見ていません。
ジョディーのドクターが悪いわけではないのですが、
昔ほど「ドクター・フー」の面白さを感じなくなってしまったというか、
心動かされるエピソードがなくて原動力を失った感じ。気が重くなってしまった。
前ショーランナーのスティーヴン・モファットと
私の好きなマーク・ゲイティスがもう当分関わらないので、
必ずチェックしないといけない義務感もなくなってしまったというのもあります。
もちろん番組自体は今でも好きで、
ネタバレは気にせずニュース記事を見ているので、
どんな展開になっているのかなんとなく知っている部分もありますが、
最近はあまり設定の変え方等、良い評判を聞いていなかったり、
番組の筋書きとは別のところでも、
S4までミッキー役を演じていたノエル・クラークがセクハラで告発されていたり、
そのノエルのコンベンションの発言から、
キャプテン・ジャック役のジョン・バロウマンのセクハラ疑惑も出てきたり、
最近のドクター・フー関連のニュースって、あまり良いものがなかったんですよね。
ともかく、RTDが戻ってくることで、S4までのようなクオリティが戻ってきて、
ワクワク切ないあの頃の感覚が味わえるなら嬉しい。
でも、RTDが復帰ってことは、彼と決別した9代目ドクターのクリストファー・エクルストンが
60周年の特番に出演する可能性は(また)無くなったってことになりそう。すごく残念…。
近年のクリスはコンベンションに参加してファンと交流したり、オーディオドラマに出演したりして、
「ドクター・フー」に対して前向きになってたからちょっと期待してたのに…
クリストファー・エクルストンがドクター・フーを辞めたのは、RTDら製作陣との修復不可能な決裂が生じてのことだったとインタビューで話している。
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) March 22, 2018
これまで話して来なかったのは、番組を傷つけるようなことはしないと約束して降板したからと示唆。
もうRTDとは仕事しないとも発言している。 https://t.co/MDkv6X7geV
そんなわけで、初めはビックリして興奮していたけれど、
諸手を挙げて大歓迎!とはいかない微妙に悲しい気分でもあるのでした。
おまけ。
ショーランナー発表の前に、候補になりそうな「ドクター・フー」作家陣を
書いた本数が多い順にしてリスト化していました。
無駄な調査だったけど(笑)、チブナル期は新しい人材を採用していたので、
リストに載っている作家陣は参加していないことはわかりました。
RTDが復帰したらこのあたりの人たちも復帰するかも。
#ドクター・フー の次期ショーランナー候補になりそうな?ライター陣を、脚本執筆回数が多い順(3回以上)に並べてみた。
— ミウモ 𝕄𝕖𝕨𝕞𝕠 (@notfspurejam) July 30, 2021
(比較的人気の高いエピソードタイトル+DW関連作+ショーランナー歴)
⬇️⬇️⬇️ pic.twitter.com/zmfMgotH58
ちなみにトップ2のトビー・ウィットハウスとマークは2人とも俳優でもあり
「戦場と2人のドクター」で英国兵&ドイツ兵として拳銃を向けあっていました。
スティーヴン・モファットのいたずら心で作家部屋を戦場に置き換えたシーン。
個人的には最近プライムビデオの映画「ジェイミー」を見たので、
トム・マクリーにまた書いてみてほしいなー。
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