
あわゆくばイタリアの山野草をと期待していたのだが、イタリアは大寒波の凍りついた状況。ナポリの南郊外のポンペイでは、ベスビオ火山の雪を冠した姿が見られたが、太陽の国を予感させるものがあり、やわらかい陽射しの中でブタナに似た黄色の花を見つけた。
「ブタナ」はキク科コウゾリナ科の多年草。タンポポに似ているが30-60センチの高い花茎を伸ばし“途中から数本枝分れさせ”それぞれに花をつけるのが特徴。花の季節は春から秋だが、温暖な地で季節の展開が異常なだけに今咲いても不思議ではない。花径は2-3センチ、。道路の則面などあちこちに見られた。空き地や路傍など日本でも見られるというが、私はまだ見たことがない。ヨーロッパ原産の帰化植物で、1933年秋に札幌市の郊外で最初に記録されているとそうだ。変わった名がついているがフランス名の「ブタのサラダ」からつけられたという。
ブタナと思って写真を撮ったが、葉の形が図鑑と少し異なり、上部までついているものがあり、その辺がやや心配なところで断定できないところがある。ご存知の方がいたら教えてください。
旅の最後は教会の壁画。モザイクやフレスコ画、彫刻など様々な描き方があり、説明を受けないとわからないぐらい。この絵は教会の廊下(撮影可能な場所)にあったもので有名でも何でもないものだが、妙に惹きつけられた。
