啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

八ヶ岳「硫黄岳」(2760M)から「横岳」(2829M)

2012-10-09 08:32:44 | 登山

心地良い疲れと満足感で気分が良い。昨日、高崎ハイキングサークルの山行に参加し八ヶ岳を桜平を登山口に硫黄岳から横岳まで歩いてきた。健脚で経験豊富な2人に混じっての歩きに少々不安があったが、ようやくの思いだったものの付いて歩けた。相当我慢してペースを落としてもらったのだとは思うが・・・。最初は硫黄岳の東南に張り出した「峰の松目」(2567M)を経由し硫黄岳、夏沢峠を周回するという予定だったが、峰の松目を省略し硫黄岳から横岳まで足を伸ばすことに変更。風は弱く、快晴の登山日和。硫黄岳山頂からは北アルプスの峰々、中央アルプスや南アの甲斐駒方面、浅間山・・・はるか新潟の妙高山まで大展望を楽しんだ。

▽順路
桜平(7時発)→夏沢鉱泉→オーレン小屋→赤岩の頭(2656M)→硫黄岳(2760M)→横岳(主峰の「奥の院」2829M)→硫黄岳→夏沢峠→オーレン小屋→桜平(午後2時半着)

最初の目標だった硫黄岳までの所要時間についてリーダーのOさんが「休憩(した)時間を含めても、標準歩行時間より10分早い。まずまずのペース」と言うから嬉しい。桜平からオーレン小屋までは石ころがゴロゴロとしている広い林道を歩く。小屋で小休止する。ここから、本格的な登山道となるが特別な急登は無い。紅葉が始まったばかりだが、気温は下がっており汗が少し出る程度で心地良い。途中からは霜が降りていたり霜柱が立っていた。

尾根に出て赤岩の頭で真近に迫った硫黄岳や赤岳、横岳など八ヶ岳の峰々を眺める。硫黄岳では360度の大展望。北アルプスの峰々の解説には“経験が無いだけに少々悔しいところがある”が、それを上回る気持ちの良さ。

巨大な爆裂噴火口を一周しながら横岳へと先を急ぐ。ガレ場にはコマクサの大群落があったようだが、今は枯れた葉が残るのみ。硫黄岳山荘の北東斜面には八ヶ岳キバナシャクナゲ、チョウノスケソウ、ウルップソウなどが咲く場所があり、もう一度来たいと思った。

横岳の主峰「奥ノ院」へは急登。恐さは無いが鎖場の連続となる。山頂では残念ながら急に湧き上がってきたガス(雲)にまかれ、展望が殆ど取れなかった。40分ほどかけ昼食を楽しみ来た道を戻る。


硫黄岳から夏沢峠に下る。はるか下に峠の山小屋が望め、広葉樹はかなり紅葉が進んで美しかった。

コメント
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