

「シモバシラ」はシソ科シモバシラ属の多年草。草丈は40-70センチぐらい。茎は四角形をしている。葉には縁に浅い鋸歯が入り、茎に対生している。
花は9-10月に咲く。茎が伸びると先に行くに従って地面に水平になるが、茎から上に向かって(地面に対し垂直方向)総状花序を出し、下から小さな白い花を咲かせる。1つの花は小さく釣鐘状で花径が2-3ミリ。オシベが長く、花の外に飛び出している。
2枚目の写真は、昨年12月20日頃に当ブログで紹介したもの。地下の根から吸い上げられた水分が茎に沿って上がり、地上の冷気で凍り、文字通りに“シモバシラとなった”状態。当家の庭に植えられているもので、霜の状態が目立つが、草原では周りに隠れて見えにくいかもしれない。