啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

日光「刈込湖・切込湖」と「温泉ヶ岳」

2012-10-22 08:43:28 | 低山歩き

日の出前、自宅を出るときには満天の星空。高崎ハイキングサークルの会員と待ち合わせて高速道路に乗る頃には見事な朝焼け。好天に感謝しながらR120金精トンネル栃木側の駐車場(登山口)に着くと午前7時ごろで既に満車。気温は3度C、強い風が吹いていた。

「温泉ヶ岳」(2333M)は9月に単独で歩いた山。その時は、奥鬼怒方面に更に2時間半ほど歩いた根名草山(2330M)がメイン。花はリンドウが数輪程度で少なく、紅葉には早かった。紅葉の奥日光を歩くことに期待して参加。

登山口から(旧)金精峠まで30分間、いきなり急登となる。樹林の中でも帽子が吹き飛ばされそうになるほど風が強い。峠を越しさらに登ると南側に展望が開ける場所が何箇所かある。金精山の岩肌、五色山や前白根山方面の山々、男体山の麓には中善寺湖が光っていた。


根名草山方面への分岐を左に分け入ると間もなく山頂。75分とほぼ標準時間通りで到着。北側に根名草山への通過点となる念仏平小屋が微かに見通せる。途中から霜柱が目立ってきたが、山頂は寒く、尾瀬や奥鬼怒方面の山々は今にも雪が降りだしそうな灰色の雲に覆われている。お湯とココアをいただき、一息入れた。登山口をスタートする時には「根名草山までピストン」と決めていたが、強風と天候の悪化を予測で第2の目標「刈込湖・切込湖」に変更。駐車場に戻った。

「刈込湖・切込湖」は金精峠を降りて湯元温泉の北側の山中にある小さな湖。湯元温泉から小峠(1672M)を越えて2・5キロあり、ほぼ1時間ほど。湖の東南側にある三ツ岳(1944M)が噴火した際にできたという。写真左側の山は於呂倶羅山(2020M)か。温泉ヶ岳方面殻見下ろした湖の周辺は紅葉に包まれているように見えたが、着いてみると殆ど周囲の木々の葉は落ちていた。ゆっくりと昼食を楽しみ、キノコ狩りをしながら(私は遠慮)下りた。

刈込湖に毎年写真を撮りに来ているという男性は「今年の紅葉は最悪」と話していた。いろは坂周辺は判らないが、湯元温泉や湯ノ湖周辺の紅葉は終わりかけている。群馬側では丸沼高原周辺の紅葉が見事だった。


コメント
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