啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ヨツバヒヨドリ」と「ヒヨドリバナ」

2012-10-14 08:59:02 | 山野草

テレビの番組につまらないものが多い。「期末」になると一段とその傾向が増すと思いませんか。数日前に“聞きたい歌(名曲?)4時間スペシャル??!!”と言うような趣旨で、午後の7時頃から延々と歌番組を放送していた。何のことは無い・・人気のあるアナウンサーを前面に立てるまでは常套手段だが、日本レコード大賞を主催する局だけに、持っている映像資料の継ぎ接ぎが大部分???ではないか。制作費をかけずやっつけてしまう“穴埋め番組”と勘繰ってしまう。この局だけではない。NHKを除くと、民放各局が同じことをやっている。同じようなメンバーが出てくるバカ長いクイズ番組、お笑いのスペシャルetc。うんざりしているのは私だけなんだろうか????

「ヨツバヒヨドリ」はキク科のフジバカマ属の多年草。ウィキペディアでは「フジバカマ属」だが、ネット上の書き込みを見ると「ヨツバヒヨドリ属」としているところも多く、所有する図鑑には2冊とも“属名”まで表していないので判断が難しい。一番お世話になっているウィキペディアに軍配を上げておこう。

花期は8-9月。山に行くとどこでも咲いているので撮った場所が確定しにくいが、撮影日からすると黒斑山のどこか・・になる。ヒヨドリバナに似ていて、葉が4枚輪生することからこの名がついている。茎の先端に管状花(細い管のように見える花びら)が集まる散房花序(小さな花が集まり横に広がって咲く)をつける。色は淡い紫色で濃淡の変化は大きく、白っぽく見えるものも多い。


「ヒヨドリバナ」はキク科フジバカマ属の多年草。ヨツバタイプと同様にヨツバヒヨドリ属の分類もある。フジバカマ、ヨツバヒヨドリ、ヒヨドリバナの3種は良く似ている。葉で見分けるのが判りやすい。「切れ込みヶ入っている」のがフジバカマ。「4枚が輪生している」のがヨツバヒヨドリ。「対生している」のがヒヨドリバナ。花期は8-10月。ヒヨドリが山から下りて鳴く頃に咲くので名がついているという。管状花が派手で賑やかに見えるので、騒がしいヒヨドリの声を連想したのかな?と思っていた。

実は、ヒヨドリバナと確かめて撮ってきた写真だったが、調べているうちに自信がなくなり一度は“ゴミ箱”に捨てられていた。変種が多いのだそうだが、ネット上の画像はもう少し華奢(花の部分が枝分れしていたり、葉がもっと少ない)なものが多い。写真の個体は葉がヨツバヒヨドリに良く似ているのだ。図鑑の写真で再び確信したので載せてみた。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする