先日の熊本日日新聞に肥薩おれんじ鉄道の社長のおすすめポイントが記事として載っていました。
肥後二見~上田浦間って書いてあったのですが、本当は肥後二見~おたちみさき公園駅だと思います。
特に今日紹介するおたち岬公園駅~上田浦間が一番の絶景区間だと思います。
なぜならば、本当の海岸沿い(海側に道路が無い)が長くありまして、見える景色も個人的に一番良い景色だと思っています。
おたち岬公園駅を出発してすぐにトンネルがあります。
川端康成の「雪國」ではないですが、トンネルを出るとそこは不知火海だったというフレーズが思い浮かぶように、不知火海が見えてきます。
ちなみにこの区間は映画「かぞくいろ」(主演有村架純)のオープニングにも使われています。
その他にもジョニーデップ主演のNINAMATA(ユージンスミス)の日本での実写はこの場所をドローンで撮影したところだけが日本実写だそうです。
ですのでジョニーデップは日本には来ていなくて、コンピューターグラフティックでの背景撮影だそうです。
ただこの区間の実写に3日を要し、データをアメリカに送り、いろいろ撮影されたと、聞きました。
そんな場所がおたち岬公園駅~上田浦間なんです。
もちろん学生時代からこの区間は絶対海側に座るようにしていました。
なぜならば、不知火海はリアス式海岸なので、反対側は山になるからです。
最初の紹介したトンネルを出ると不知火海だったという景色です。
そして芦北町上田浦字小島地区が見えてきます。
ここは地名の通り小さな島があり、てっぺんには小さな祠が祀られています。
潮が引くと歩いて渡れて、逆にこの島から肥薩おれんじ鉄道の列車の写真を撮ったりした事もあります。
私が1番好きなポイントが次の画像です。
海岸線をうねりながら走り小島地区の岬をバックに小島が見えるポイントです。
ここは肥薩おれんじ鉄道の運転士さんの隣に立たなければ見えない景色です。
先ほども書きましたが、不知火海はリアス式海岸なので、海まで山がせり出していますので、岬の中を通る小さなトンネルがこの区間だけでも3つあるのが特徴でもあります。
トンネルの反対側から列車が入る前から出る所までを見れる波多島トンネルや小島トンネルなどもあり、撮り鉄の私が乗るだけでなく、撮る楽しみがある区間でもあります。
春になるとこの先に桜の木が数本あり桜と列車の撮影ポイントですが、この道は軽自動車しか通りませんので、お気をつけください。
三つ目のトンネルを出ると上田浦駅が見えてきます。
私が小学校の頃はまだまだ自動車が各家庭に普及していなかった(50年ほど前、ずいぶん昔)ので、駅に近い海水浴場が賑わっていました。
ですので、駅からすぐのこの上田浦海水浴場には、子供会で何度も来ました。
今もそのころの名残の飛び込み台が2つ残っています。
海岸沿いに何件かの海の家が並んで賑わっていた頃の景色がまだ忘れられません。
子供の頃の楽しい思い出でした。
長くなりましたが、思い入れがたくさん詰まっておたち岬公園駅~上田浦間でした。
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