パースの長い旅行記の途中で
切れ目がないので、見たとこ
勝負で夢日記を挟みます。
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例によって衝撃的な部分しか
覚えていないので、話はクラ
イマックスから始まります
「私」は8歳ぐらいの男の子
と一緒に、白い洋館風の家の
中にいる若い知り合いの日本
人と窓越しに話しています。
そこは「私」の家で、「夫」
と住んでいましたが、留守中
に彼女が「夫」と住み始め、
自分が離縁されたという寝耳
に水の話を知らされました。
その「事実」だけでも衝撃な
のに、行きつけのレストラン
のウエイトレスだった彼女は
悪びれるどころか、明るく、
「みことさんが丹精していた
家を、私も一所懸命大事にし
ようと思っているんですよ」
と、前向きに言っています。
リアルな私は正直な彼女が好
きだったし、事の重大さが桁
違いで、不思議と彼女への怒
りは起きず、驚嘆と心の底か
らの失望と、今後の生活への
不安と段取りで頭がいっぱい
になり、彼女の新しい生活へ
の意気込みなど、まったく耳
に入ってきませんでした
最後の最後に、「私」は勝手
知ったる家の中にズカズカと
入って行き、本棚に囲まれた
古風な書斎風の薄暗い部屋に
いた「夫」の前に立ちます。
「夫」は学生時代のリアルな
ボーイフレンドでした。釈明
を求める「私」に、彼はごに
ょごにょと言い淀み、痺れを
切らした「私」は、強制終了
ボタンを押し家を出ました。
「離婚したの。」
家を出て当て所もないまま歩
きつつ男の子に言いました。
「リコン」
男の子が聞き返してきます。
「あなたのママとパパもそう
だったの。2人とも別れてどこ
かに行っちゃったでしょ?」
男の子の表情がハっとし、状
況を呑み込んだようでした。
男の子は里子のようでした。
「私」は男の子の手をギュッ
とつなぎ、「この子を守らな
いと。2度と辛い思いをさせ
てはいけない」と思いながら
「どこか泊まるところは?」
と思ったときに、実家が空き
家になっているのを思い出し
行ってみることにしました。
「仕事も増やさないとなー」
と、頭の中は2人で生きてい
くことでいっぱいで、突然終
わってしまった結婚生活や
「夫」に微塵の未練も残って
いないことに自分でも驚き、
頭を切り替え、人生の新たな
舵を切るとこんなに綺麗さっ
ぱり忘れられるものなんだな
と思いつつ、前向きなチカラ
をくれる男の子を心から愛お
しく思い、駅に向かいます。
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非常にリアルな私らしい諦め
のいい話で、慰謝料とか財産
分与とかなくていいのか(笑)
目が覚めても夢の中の衝撃が
かすかに残っていましたが、
何のことはない「私」も8歳
の男の子も自分だと気づき、
離婚も登場人物もただの夢の
設定で核心は別にあります。
(※空き家だった実家は売却済)
長くなるので解説は改めて