やれやれ、やっと春らしくなってきました・・・。
ここのところ、卒業式の着付けや着物のご相談も多く
着物を着てくださるお話はうれしいです
さあ、着ようと着物を出してみたら、しみが出ていて・・・
洗い張りして寸法を直して・・・
という最近のご相談。
実は、しみ抜き、お直しなど、お客様が考えていらっしゃるより
意外とたいへんだったり時間がかかったりする事が多いのです
古いシミですと、簡単にはとれないこともあり
生地とシミの様子を見ながら作業を進めるような時間が必要な場合もあり、
一ヶ月くらいの余裕はいただきたいと思います。
また、洗い張りとなりますと、着物を解いて、洗って、仕立。
と、2ヶ月くらいは見ていただいたほうがいいと思います。
解いてみると、意外に汚れで縫い目の筋が出たり、生地が色ヤケなどをおこしていた・・・
などということもありますので。
一週間ほどで洗えて、極端ですが裾が長ければチョキンと切って縫えばいいと
クリーニングや洋服のお直しと同じように簡単に考えて、お持ちになってくださる
お客様も多くなってきたように思います。
着物の場合、すこーし余裕をお持ちくださると助かります
きっと着物に関しては洋服より、ゆったりと時間が流れていて
気持ちもゆったりと持ってお付き合いいただけるとありがたいです・・・
ただ、お客様のご要望には極力お答えしたいと思います
職人さんたちにも、時には「急ぎで!!」とムリをお願いします。
せっかくこの着物を着たい!と思ってくださるのですから。
何日か前に、着付の予約にご来店くださったお得意様。
「桜」が大好きなお客様ですので、ブログでもご紹介した桜の地紋の
白生地をお見せしたところ
「すてき~!」
今度の卒業式には間に合わないかしら・・・
という話になりました。
そこで、染の職人さんと、仕立屋さんに即、電話
あまりムリをすると良くありませんが、無理のない程度でできるのならと
「急ぎ」のお願いし、間に合わせて卒業式にお召しいただくことになりました。
「たのしみ~」と喜んでいただけるとホントにうれしく思います。
ということで、ただいま、白生地は染屋さんに・・・
こんなとき、ムリを聞いてくださる職人さん達がいてくださることにも
感謝です。
たとえば自分でできる着付けなどでしたら、いくらでも私が頑張ればいいのですが・・