今日の東京・板橋区大山あたり、お昼くらいからものすごい雷雨
きっと、少し離れたところでは降ってなかったりする、最近のゲリラ的な雨かと思いますが
外にも出られないほどの激しい雨でした。
こんな天気の日は、悲しいかなお客様もお越しくださるはずもなく・・
荷物の発送やら、しないといけない仕事がはかどってしまいました
さて、最近、お直し物もよくお預かりします。
その中で、今日は帯について、感じる事書いてみます・・・。
タンスの中の帯、お母様、おばあちゃんの帯、昔の帯の中には
今ではないような楽しい帯や、変わった帯、上等の帯などいろいろあります。
でも、そういう帯を見せていただくと
短かったり、堅かったり、とても結びにくい帯も多いです。
最近お預かりした昔の帯で、今では考えられないような帯芯が入っていものが数点続きました。
ものすごく厚みがあって、堅いものや、パネロン芯のようなパカパカする物。
これではよほど着付けに慣れていないと結ぶのムリ・・・
って。
あらためて思いました・・・帯芯って大事・・。
これは店でよく使う帯芯を撮ってみたのですが、
手に取ってみないと白いだけで何なのかよくわかりませんね
わきでは、長年お世話になっている帯の仕立て屋さんと、帯の種類や織り方、柔らかさなどによって相談して
その帯に一番適した帯芯を入れてもらっています。
手前味噌ですが
・・
先日帯を誂えてくださったお客様から、
「着付をお願いした方に、『いい帯ですね、結びやすいです』とほめてもらった」とおっしゃっていただきました。
帯の良しあし、着付け師さんが一番よくわかるといいます。
品質の良い帯(一般的にお値段も良いです
)は、やっぱりしなやかで結びやすいです。
しかし、帯芯も大事です。
いくら高価な帯でも合わない帯芯では台無しですし、値頃の帯でも
帯芯次第で締めやすくもなります。
帯芯もピンキリ、あまりお安いものはよくない気がします。
だからと言って、絹芯などは高価ですが、高価な帯だから絹芯が良いとも限りません。
かえって綿芯のほうが私は使いやすいように思います(個人的な意見です)
安く仕立て上がりで販売している帯も、ちょっと注意が必要かもしれません。
これは私の体験・・・
仕立て上がりの半巾帯を持っているのですが、芯が柔らかすぎて長く使っているとクタクタになってしまいました。
そして、自分で試しに仕立ててみた半巾帯があるのですが、
いつもの帯の仕立て屋さんから分けてもらった帯芯を入れました。
最初は少し堅めではありましたが、使っているうちにどんどん馴染んできて
かなりハードに締めていますが、クタクタした感じにはならず、柔らかくなっても形はきれいに取れるのです。
帯芯は見えないところ、コストを抑えるために質を落とす部分なのかもしれません。
話がまとまってなくてすみません。
ちょっとまとめます・・
このような締めにくい帯はないですか?
*芯が堅くないですか?また、クタクタでハリがなくなっていませんか?
*どちらかが縮んだりして、帯地と帯芯が沿わなくなっていませんか?
*しまっているうちに、帯の耳がつれたりしていませんか
こんな時は、帯芯を新しくして仕立てなおすことをお勧めします。
帯も丸洗いができますので、きれいにしてから仕立てなおすと見違えるようになります。
*短い帯(特にポイント柄で柄が出ないような帯)の場合
1・寸法の足りない部分に布を足して、仕立て直す
2・二部式に仕立てなおす(堅い帯にも有効です)
などなど、方法はいろいろありますので、ご相談くださいませ。
代金は、方法によって多少違いますのでお見せいただいてから・・。
それから、結びにくい・・と思っている帯でも着付けのテクニックで何とかなる場合
もあります。
とりあえず、結びにくいな・・って思ったら・・帯を持ってお越しくだされば
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