今日もまた、ちょっと気になった
ことを・・・。
京袋帯ってご存知でしょうか?
袋帯・名古屋帯は、皆さんご存知ですよね
袋帯は約4m、最近のものは少し長めで4m20cmくらいで、二重太鼓に結びます。
そして名古屋帯は、約3メートル60cmくらい、一重のお太鼓結びになります。
そして、京袋帯というのは、見た目は袋帯のような形になっていますが
長さが名古屋帯より少し長い感じで、一重太鼓になります。
名古屋帯は手先の部分が半分に折って仕立てられている事が多いので
分かりやすいのですが、京袋帯は、パッと見たところ袋帯に見えます。
時々、着付けのお稽古に袋帯だと思って持ってこられて、いざ結んでみられると
「あれ??二重太鼓をするのに、たりない・・・
」と、初めて気づかれることが多いのです。
当店ではほとんど取り扱いがない帯で、
どうして、この帯を京袋帯というのか・・どこで生まれたものか・・・
私も不勉強で分かりません。今度、調べておこうと思います
お客様がこの帯を求めてこられるのは、デパートやショッピングモールなどに
テナントで入っている比較的若い方をターゲットにしているお店が多いように思いますし
私も、そういうところで見かけます。
この帯の良いところは、形が袋帯と同じですので、帯の前巾を広げたいときには便利です。
ただ、長さが
名古屋帯<京袋帯<袋帯 といった感じで、ちょっと中途半端
(あくまで私の意見ですが
)
スマートな方だと、二重太鼓ができそうです。
お稽古で見ていると、一重にしようとするとたれを折りあげるときに余りすぎて四苦八苦、
この長さに皆さん困って、中には、長い分を切ってしまわれた方もありました
初心者の皆さんが、入りやすいお店で扱っていて、すぐに締められる状態でお値段も手ごろ・・と
購入しやすいのだと思いますが、初心者には少し扱いにくい面もあります。
こんな風に書くとちょっと批判めいていますが、京袋帯を批判しているのではなく
着物に入りかけの皆さんが、この帯がどういうものか、よく理解して購入してくださるように
販売する人がしっかり説明をして欲しいと思うのです。
「袋帯」ではないという事
長さの事も
せっかく袋帯だと思って買ったのに、二重太鼓にできなかった・・・は、かなしいですものね。
それから、「しゃれ袋帯」という帯にも戸惑われる方があるかもしれませんので
ちょっと説明
袋帯といえば、こんな礼装用の豪華な帯 が一般的です。
しゃれ袋帯というのは、形態は袋帯ですが、礼装用でなくカジュアルな袋帯の事をそう呼びます。
こんな感じに、主に紬や小紋などに、おしゃれに合わせる袋帯。
ピカピカしていなかったり、くだけた柄だったり、楽しい柄だったり・・です
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