残暑がこたえますね・・・
特に西日本はずっと気温が高いようですので、皆様お身体にお大事になさってください。
先日の着付教室でのお話です。
前回、お嬢さんの浴衣の着付けをお稽古して、花火大会の日に
お嬢さんとお友達に着せてあげて
「〇〇ちゃんのお母さんって、すご~い」と言われたとか。
今どき、着物の知識があったり、ましてや浴衣が着せられたりするって
たぶん「ハナタカ」なのですね。
他にもこの夏、着られるようになってお出かけしたり
人に褒められたり、ステキ・・という視線を感じたりしたとき
ちょっと「ハナタカ」だったというお話も伺います。
先日、新聞でデザイナーの稲葉賀恵さんの記事に目が留まりました。
稲葉賀恵さんと言えば、私が20代の頃、ちょうどDCブランド全盛で
稲葉さんの上品な大人っぽいデザインの洋服にあこがれていたのを思い出します。
洋服のデザイナーの方は着物もお好きな方が多く、
なぜなら布へのこだわりや布が好き、・・となると着物は魅力的なものなのかも・・と
私は勝手に考えています
ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが
とても共感するところがあったので
8月27日の日経新聞の記事から、一部引用させていただいて紹介させていただきたいと思います。
洋服のプロである稲葉さんにとって、着物の魅力は自分の体でデザインできる事だという。
二次元の布を三次元の体で着ることで、その人の体型に合った個性が生まれる。
厳格に季節が定められている点にもひかれる。
「制限のある気持ちよさというのでしょうか。例えば1年中アユが食べられたらつまらない。
そんな類の感覚です」
冒険したこともある。やわらかもの(後染めの着物)が約束事とされる最近の茶事、
初釜の席にあえて織り(先染め)で出てみた。だがふさわしくないと捉えられ、
着物で場に礼を尽くすことを学んだ。
また、稲葉さんは
若い時とは着方が変わってきたともおっしゃってます。
70歳には70歳なりの、80歳には80歳なりの着方があると
こういうことを皆さんに分かってほしいなと日ごろ思っていることを
伝えてくださっているので、読んでいて嬉しくなってしまいました。
以前に中原淳一さんの本を読んだ時にも紹介したことがありました。
平面の布を立体にして着ることがデザインになり
その人の年齢や個性に合わせることができる・・というような
中原さんも同じことをおっしゃって、やはり洋服のデザインをされる方の発想
なのだと感心しました。
また、決まり事があるから魅力があるということ。
季節や、格、その場にふさわしい装い・・と最近の世の中からすれば
ちょっと面倒だったりうるさいと感じることが
逆に、本当は面白く心魅かれるのです。
私たちはお客様にとって、なるべく着物のハードルを下げたいと
努力しています。
・・・が
着物が簡単には着られない、お手入れが大変。
季節や着る物、決まりごとが難しい・・・
など、そのハードルをちょっと飛べるようになった時の喜びや
「〇〇ちゃんのお母さんってすご~い」って、言われるような
他の人にはできないことができたり知識があるという
ほんの少しの優越感もまた、魅力の一つではないかと思います。
さて、秋の気配もそろそろ感じます。
目の前のハードル、ちょっと頑張って飛んでみませんか
なるべくハードルを下げて、皆さんが飛べるように
そのお手伝いをしたいと思います
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特に西日本はずっと気温が高いようですので、皆様お身体にお大事になさってください。
先日の着付教室でのお話です。
前回、お嬢さんの浴衣の着付けをお稽古して、花火大会の日に
お嬢さんとお友達に着せてあげて
「〇〇ちゃんのお母さんって、すご~い」と言われたとか。
今どき、着物の知識があったり、ましてや浴衣が着せられたりするって
たぶん「ハナタカ」なのですね。
他にもこの夏、着られるようになってお出かけしたり
人に褒められたり、ステキ・・という視線を感じたりしたとき
ちょっと「ハナタカ」だったというお話も伺います。
先日、新聞でデザイナーの稲葉賀恵さんの記事に目が留まりました。
稲葉賀恵さんと言えば、私が20代の頃、ちょうどDCブランド全盛で
稲葉さんの上品な大人っぽいデザインの洋服にあこがれていたのを思い出します。
洋服のデザイナーの方は着物もお好きな方が多く、
なぜなら布へのこだわりや布が好き、・・となると着物は魅力的なものなのかも・・と
私は勝手に考えています
ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが
とても共感するところがあったので
8月27日の日経新聞の記事から、一部引用させていただいて紹介させていただきたいと思います。
洋服のプロである稲葉さんにとって、着物の魅力は自分の体でデザインできる事だという。
二次元の布を三次元の体で着ることで、その人の体型に合った個性が生まれる。
厳格に季節が定められている点にもひかれる。
「制限のある気持ちよさというのでしょうか。例えば1年中アユが食べられたらつまらない。
そんな類の感覚です」
冒険したこともある。やわらかもの(後染めの着物)が約束事とされる最近の茶事、
初釜の席にあえて織り(先染め)で出てみた。だがふさわしくないと捉えられ、
着物で場に礼を尽くすことを学んだ。
また、稲葉さんは
若い時とは着方が変わってきたともおっしゃってます。
70歳には70歳なりの、80歳には80歳なりの着方があると
こういうことを皆さんに分かってほしいなと日ごろ思っていることを
伝えてくださっているので、読んでいて嬉しくなってしまいました。
以前に中原淳一さんの本を読んだ時にも紹介したことがありました。
平面の布を立体にして着ることがデザインになり
その人の年齢や個性に合わせることができる・・というような
中原さんも同じことをおっしゃって、やはり洋服のデザインをされる方の発想
なのだと感心しました。
また、決まり事があるから魅力があるということ。
季節や、格、その場にふさわしい装い・・と最近の世の中からすれば
ちょっと面倒だったりうるさいと感じることが
逆に、本当は面白く心魅かれるのです。
私たちはお客様にとって、なるべく着物のハードルを下げたいと
努力しています。
・・・が
着物が簡単には着られない、お手入れが大変。
季節や着る物、決まりごとが難しい・・・
など、そのハードルをちょっと飛べるようになった時の喜びや
「〇〇ちゃんのお母さんってすご~い」って、言われるような
他の人にはできないことができたり知識があるという
ほんの少しの優越感もまた、魅力の一つではないかと思います。
さて、秋の気配もそろそろ感じます。
目の前のハードル、ちょっと頑張って飛んでみませんか
なるべくハードルを下げて、皆さんが飛べるように
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