昨日、おかげさまで娘は高校を無事卒業させていただきました
この店を始めたのが娘がたしか1歳の年末でしたから
当初からのお客様は、オムツをしていたのにね・・・と
子供達がいつのまにか大きくなったことを驚いてくださいます。
でも、これもお客様のご愛顧があってのこと・・・ありがとうございます
その娘が、高校を卒業するにあたって、ちょっと大人の仲間入り・・・の
自覚を持たせるために、ちゃんとした自分の印鑑を作ってやることにしました。
そこで先日、あまり知識がないのでどこに印鑑屋さんがあったかな~
と商店街を一回り。
とりあえず、一件見つけて入ってみました。
大きさや材質、お値段・・・などなど、いろいろと聞いてみましたが、
ご主人は丁寧に教えてくださり、また出なおしますとお店を出てきました。
お値段も比べてみたいので、商店街に古くからやってるお店があったな~と
もう一軒行ってみました
さすがに、ズラリとハンコが並んでいて年配のご主人が・・・
またここでも「ド素人」の質問をしてみましたが
決まりきったことを何度も聞かれるからでしょうか、なんだか
事務的な説明口調で一気に説明され、ちょっとタジタジ・・
これ以上、くだらないことを相談できそうになく・・
「また、来ます・・・」
そして、帰りがけにもう一軒。
以前に名刺をつくってもらったお店でした。
入って、見本の印鑑が並べてあるところを見たとたん、「・・・・」
大きな道路沿いにあるせいかもしれませんが、商品にホコリがかぶっています
お値段は一番ここが安いようでしたが
ちょっとだけお愛想に?
お話してでてきました。
そして今日、もう一度最初に行ったお店で注文をしてきました。
お値段や品揃えそれぞれでしたが、結局のところ私は
「ハンコ初心者」の相談に親切にのってくれたところを選んでいました。
きっと、呉服屋に入るときの気持ちってこんなものなんでしょうね・・・
こんな初歩的なことを・・・とコワゴワお越しくださるのでしょうね・・・
そんなお客様の立場にたって、接客しなければいけないと実感です
考えてみると私も主人も買い物をするとき、
そのお店の接客や雰囲気などで選んでいることが多い気がします。
多少値段は高いのが分かっていても、気持ちよく買い物ができたり
あとのメンテナンスや商品知識をしっかり持っているようなお店。
自分がお客になったとき、とてもその「お店」がみえます。
自分のお店は自分で見えなくなっていたり、気づいていない部分が
たくさんあるはずだ
と、こういう経験をするといつも反省します。
充分に気をつけているつもりですが、きっと言葉1つ、態度1つ
お掃除、ディスプレイ、もっともっと気をつけなければいけないのだと思います。
街を歩いていてもついつい目が行くお店・・・。
入ってみたくなるお店。
どうしてかな?
そういうお店は、なんだか活気がある気がします。
お店が生きています。
逆に、このお店、死んでる・・・
と、感じることもあります。
悪いクセですが・・・
美容師をしていたせいか、特に初めての美容室に行くときなどは
ついつい「裏側」を見てしまいます。
スタッフの態度やお掃除の具合、清潔感。
自分がそこにいるときには見えなかった部分が見えてしまいます。
居酒屋に行っても、しかり。
ついついスタッフの動きや言葉使い、気になって
ミシェランの調査員かって(笑)
毎日の繰り返しで、マンネリしてしまい、自分達には見えなくなっている
ところがあると思います。
時には客観的に自店を見てみなければ・・・
お客様の立場にたって感じなければ・・・
「我が振り」よ~く見なければ・・