昨日は花散らしの雨になったのでしょうか
もう少し、週末までお花が持つといいですね。
3月は、何度かひどい雨の日がありましたね。
ある雨の日の朝、着付けの予約を頂いていて、急いで店に向かう途中
小さなお子さんを連れて着物を着た若いお母さんが
タクシーを止めていらっしゃるところを見かけました。
幼稚園か保育園の卒園式だと思いました。
よけいなお世話と思いつつ、その姿を見て、ハラハラ。
着物を扱う身としては、着物や草履が気になってしょうがない
雨コートはお召しでしたが、10センチほど着物が見えていたので
たぶんご自分のお母様のものなど借り物なんだろうな(・・・と勝手に想像)。
そして、足元は、普通に草履に足袋。
雨足が強く、雨が跳ね返って濡れそうですし、濡れた道路から水分が草履や足袋に沁みこんできそうで・・・
草履は裏の鼻緒をすげる部分があいていますので、水分が入り中のコルクまで沁みて
痛んでしまいます。
ぜひ、草履のカバーをつけて、保護していただければと思います。
もしかしたら、普段着物にあまり触れる機会のない方は、ご存知ないかもしれません。
こんな風に、お草履をすっぽり包んでしまいお草履を守ります。
いざというときにために、用意しておくと安心です
それから、こちらは足袋カバー。
それも、超撥水
少々の雨ならはじいてくれます。
もちろん、雨の日でなくても、足袋カバーとして使えます。
こちらも備えあれば憂いなし
最初に書いた、雨コートですが、裄や着丈がたとえ短くても、
ないより全然いいです。
裄は仕方ないとして、着丈が短いとき、少しなら、ちょっとかっこ悪く
足が見えても、着物の裾をはしょって着てしまう
10センチ以上も短いときは・・・
もしも私がそういうお客様の着付けをしたとしたら
100均で売ってるビニールのレインコートを、身頃のところで切ってしまい、
取りあえず、着物の裾にあわせて巻きつけて紐で押さえ、その上から短い雨コートを
着ていただくような提案をします。
レインコートでなくても、大きなビニールの袋や風呂敷でもいいです。
卒業式に出席する友人の息子さんの袴を着付けた日も、雨でした。
着物はレンタルの化繊でしたから、まあいいとして
雪駄のままだと、先ほど書いたように水が沁みこんで足袋まで濡れます。
卒魚式の場所を聞くと、地下鉄から濡れずに行ける会場です。
大山駅まで行けばこっちのものね
と、雪駄を持って、私のスリッパを履かせて、アーケードのあるところまで送っていき
そこで履き替えてもらいました。
また別の雨の日、袴のお嬢さんの場合は、履物は草履の予定でしたが
学校までは、その日履いてきたブーツで行き、会場で草履に履き替えることにしたり・・・。
ちゃんと準備があればいいですが
この際、格好悪いなどと言っていられません
お着物や草履を雨から守るため、そのときできる応急処置を考えましょ
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