今日はまずお写真から・・・。
連休前のことでした。
「5月末に、七五三の前撮りの写真を お子さんのお誕生日に合わせて撮りたい」と
ずいぶん前からご予約とご相談をいただいていました。
一か月ほど前に、お手持ちのお着物を一度お見せいただく事になっていて
4月末、GW前に一式をお持ち下さり拝見させていただいたところ
ご親戚のお着物で長襦袢と寸法があってなかったり・・・などいろいろ困ったことが・・・
ご相談を進めているうちに、いっそのこと自分の着物を誂えようかな・・・とお客様。
お着物がお好きそうで今後も着て下さりそうなお客様なので
いい機会だと、私も思いました。
連休も入ることだし時間がないので、即、考えを変更
今後、このくらいのお客様がお着物を着られる機会は、
お子様の行事が中心になるかと思います。
一枚着物をもつなら・・・10年先を見据えて、飽きのこない色や柄、そして品質。
今回、私がお勧めしたのは、華やかな訪問着より、少し控えめ、おとなしめ、長く着られる
附下でした。
地色の優しい抑えたピンクは、お客様の雰囲気にぴったり、お顔うつりもよくお似合いです。
柄は、季節や流行に左右されない唐花の模様。
帯合わせで長く着られると思います。
八掛は、帯合わせや小物選びの邪魔にならないよう
ほぼ表地と同じ色のピンクにしました。
帯は、七宝の柄の薄い金地。
まず一本持つならこんな帯!と私もお勧めの帯です。
帯揚げはクリームとピンクのぼかし
帯〆は、淡いオレンジをお選びになりました。
が、小物は着付けの当日、また見直しましょう!と一旦保留しておいて・・。
実際着てみると、印象が違う場合もありますので念のため。
やっぱり当日、帯〆は着物と反対色の薄いグリーンに変更しました
季節や年齢に合わせて、小物はまた替えるといいと思います。
お若いママにおすすめの「わきごのみ」の一式、
ご紹介しました。
昔は、結婚の準備に着物を揃えるという習慣がまだ残っていましたので
こういうお祝い事などの時に慌てないで着る着物があったものなのですが
悲しいかな?・・・最近は結婚を機にご自分の着物を誂えるという方も少なくなりました。
「品の良いしばらく着られそうな訪問着か附下の一式を持っていると便利よ!」
というのが私の意見です。
そして、その誂え時は、やはり結婚した時、お子さんの行事に間に合うような時期。
まず、ミセスになったら、お友達の結婚式、毎回同じドレスは気が引けるけど
着物なら胸を張れるし、ミセスとしての上品さもあってドレスよりもいいかも・・・です。
そして、お子さんが生まれたら、お宮参り、七五三、卒園・入学・卒業・・・と
着物を着る色々な場面がいっぱいです。
レンタルで毎回違うものを着て、お手入れもしなくていいかもしれませんが
やはりレンタルはレンタル。
品質もレンタル用のお品ですし、サイズもぴったりではありません。
最近は、お子さんの行事でお着物を着たい、とおっしゃる若いママたちが多いと感じます。
ご自分のお着物を持つなら、いい機会だと思います。
お若いママたちに、私からのメッセージです。
たぶん、着物を誂えるなんてこのくらいの年齢の方にはハードルが高いと思います。
けして、お越しいただいても押し売ることは致しません。
何度も品を見て、目を馴らせばいいのです。
お考えやご予算など、率直にお聞かせくださったら、ご相談させて頂きます。
きっと母親のように・・
呉服屋を怖がらないで、ぜひ、覗いてみてください
そうそう、着物はわからない・・という方のために
「きもの基本講座」も開催しています。3回にわけて「着物のいろは」
の講義をしています。
7月は14日水曜日、季節のお話をします。
興味があったら、詳しい事お問い合わせください。
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京呉服わきブログ「ごふくや日記」