京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

ぜひ「ママ振り」のご相談も!

2021-06-29 16:34:55 | 女将の日常

東京、またまた感染者数が増加傾向で気が抜けません。

来年の成人式はどんな形であれ、またお祝いができるといいのにと思います。

そんな願いもあってか、最近、お振袖のご相談が続いています。

特に、「ママ振り」という言葉も定着して、お母様のお振袖をお召しになる

お家も多くなりました。

 

ちょうどお母様の世代は、古典柄のいいお振袖をお持ちかもしれませんので

それを活かして、お嬢様がお召しになることは、着物の特性を考えても

とてもいい事と思います。

夏までにご相談いただけると、いろんな対応もできますので

できれば、ちょうど今頃はご相談ぴったりの時期かもしれません。

 

寸法のこと・・・身長や体格が違うとお直しが必要かもしれません。

状態のこと・・・しまいっぱなしでカビやシミ、シワ、なんとなく匂いがしたり・・

と、まず、気になるところですが、拝見させていただいたうえで、アドバイスさせて頂きます。

それから、コーディネート。

せっかくですから、お嬢さんの個性に合わせて小物をかえて差し上げると

いいかと思います。

コーディネイト次第で、とてもあか抜けて可愛くなったりしますので

 

どこをお手入れするか、小物やお草履などどこを変えるか・・・

どうしたら素敵になるか・・

もちろん、ご予算もあると思いますので、ご要望をお聞かせくださって

どうぞ、遠慮なくご相談ください。

一緒に楽しく、素敵になるように考えましょう

 

ブログランキングに、参加しております
下↓をクリックをして応援していただけると嬉しいです。
京呉服わきブログ「ごふくや日記」

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定番!涼やかなゆかた

2021-06-23 16:10:32 | わきごのみ

「ワクチン、どうなさいました?」があいさつのような今日この頃。

オリンピックの話題もにぎやかで、いよいよ夏がやってくる感じです

 

今日は、シンプルな紺地の浴衣をご覧ください。

竺仙のコーマ地。

いっそのこと思いっきり涼やかに・・・と

薄い水色の博多の半巾帯

下駄も右近の台にツボの赤が効いたブルーの麻の鼻緒を合わせました。

 

そして寒色系のコーディネートに対して暖色系コーディネート。

 

ピンク系の博多半巾帯

鼻緒も更紗の小花にかえてみたら・・・

優しくなりました。

同じ浴衣も着る人とコーディネートでイメージがずいぶん変わります

 

カラフルな浴衣の多い中

こんな古典的ともいうべき正統派浴衣、

すっきりとかえって目立つかも!

 

それから・・・下駄の誂え会。月末まで開催しています。

自分だけの下駄、ちょっと嬉しくなります

ぜひご覧ください。

 

ブログランキングに、参加しております
下↓をクリックをして応援していただけると嬉しいです。
京呉服わきブログ「ごふくや日記」
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

着物の誂えどき わきのおすすめの一揃え

2021-06-18 15:02:18 | わきごのみ

 

今日はまずお写真から・・・。

 

連休前のことでした。

「5月末に、七五三の前撮りの写真を お子さんのお誕生日に合わせて撮りたい」と

ずいぶん前からご予約とご相談をいただいていました。

一か月ほど前に、お手持ちのお着物を一度お見せいただく事になっていて

4月末、GW前に一式をお持ち下さり拝見させていただいたところ

ご親戚のお着物で長襦袢と寸法があってなかったり・・・などいろいろ困ったことが・・・

 

ご相談を進めているうちに、いっそのこと自分の着物を誂えようかな・・・とお客様。

 

お着物がお好きそうで今後も着て下さりそうなお客様なので

いい機会だと、私も思いました。

連休も入ることだし時間がないので、即、考えを変更

 

今後、このくらいのお客様がお着物を着られる機会は、

お子様の行事が中心になるかと思います。

一枚着物をもつなら・・・10年先を見据えて、飽きのこない色や柄、そして品質。

今回、私がお勧めしたのは、華やかな訪問着より、少し控えめ、おとなしめ、長く着られる

附下でした。

 

地色の優しい抑えたピンクは、お客様の雰囲気にぴったり、お顔うつりもよくお似合いです。

柄は、季節や流行に左右されない唐花の模様。

帯合わせで長く着られると思います。

八掛は、帯合わせや小物選びの邪魔にならないよう

ほぼ表地と同じ色のピンクにしました。

帯は、七宝の柄の薄い金地。

まず一本持つならこんな帯!と私もお勧めの帯です。

 

帯揚げはクリームとピンクのぼかし

帯〆は、淡いオレンジをお選びになりました。

が、小物は着付けの当日、また見直しましょう!と一旦保留しておいて・・。

実際着てみると、印象が違う場合もありますので念のため。

やっぱり当日、帯〆は着物と反対色の薄いグリーンに変更しました

季節や年齢に合わせて、小物はまた替えるといいと思います。

 

お若いママにおすすめの「わきごのみ」の一式、

ご紹介しました。

 

昔は、結婚の準備に着物を揃えるという習慣がまだ残っていましたので

こういうお祝い事などの時に慌てないで着る着物があったものなのですが

悲しいかな?・・・最近は結婚を機にご自分の着物を誂えるという方も少なくなりました。

 

「品の良いしばらく着られそうな訪問着か附下の一式を持っていると便利よ!」

というのが私の意見です。

そして、その誂え時は、やはり結婚した時、お子さんの行事に間に合うような時期。

 

まず、ミセスになったら、お友達の結婚式、毎回同じドレスは気が引けるけど

着物なら胸を張れるし、ミセスとしての上品さもあってドレスよりもいいかも・・・です。

そして、お子さんが生まれたら、お宮参り、七五三、卒園・入学・卒業・・・と

着物を着る色々な場面がいっぱいです。

 

レンタルで毎回違うものを着て、お手入れもしなくていいかもしれませんが

やはりレンタルはレンタル。

品質もレンタル用のお品ですし、サイズもぴったりではありません。

 

最近は、お子さんの行事でお着物を着たい、とおっしゃる若いママたちが多いと感じます。

ご自分のお着物を持つなら、いい機会だと思います。

 

お若いママたちに、私からのメッセージです。

たぶん、着物を誂えるなんてこのくらいの年齢の方にはハードルが高いと思います。

けして、お越しいただいても押し売ることは致しません。

何度も品を見て、目を馴らせばいいのです。

お考えやご予算など、率直にお聞かせくださったら、ご相談させて頂きます。

きっと母親のように・・

呉服屋を怖がらないで、ぜひ、覗いてみてください

 

そうそう、着物はわからない・・という方のために

「きもの基本講座」も開催しています。3回にわけて「着物のいろは」

の講義をしています。

7月は14日水曜日、季節のお話をします。

興味があったら、詳しい事お問い合わせください。

 

ブログランキングに、参加しております
下↓をクリックをして応援していただけると嬉しいです。
京呉服わきブログ「ごふくや日記」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

下駄のお誂え会 

2021-06-12 15:36:52 | わきごのみ

今日も暑くなりましたね

今日は夏ならではの、下駄のお誂えのお知らせです

台と鼻緒・サイズを選んでいただいて、自分だけのオリジナルの下駄をおつくりします。

 

台は、浴衣の時などに気軽に履ける 歩きやすい右近の形から

ちょっとこだわった鎌倉彫やゴマ竹・桜・・・

形もお草履のような船底になっていると、

そうなのです!

大人浴衣!少し高級な浴衣を着物風に半衿付けてお太鼓を結んで着るようなときや

麻の着物や夏紬などでお出かけするときにも、素敵です。

 

 

右近の塗りの台に、花柄の鼻緒・・・かわいいけれど大人っぽい。

 

右近でかかとが高いタイプです。

麻の鼻緒で涼し気に。

 

 

鎌倉彫で船底型の台。

3色に染分けした麻の鼻緒をシックに合わせました。

 

お草履の誂えも楽しいけれど、下駄もまた楽しいです。

 

浴衣や夏のお着物でなく、普段に履いてもいいんですよ

素足に下駄は気持ちがいいですし、鼻緒をつまんで履く事で外反母趾の予防になるとか

歩くときに足裏全体を刺激したりすることで、健康効果があるとも聞きます。

 

ぜひ、遊びにお越しくださいませ

 

ブログランキングに、参加しております
下↓をクリックをして応援していただけると嬉しいです。
京呉服わきブログ「ごふくや日記」
 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日の夕刊 なんて嬉しい言葉・・・

2021-06-09 16:04:41 | 女将の日常

 

昨日の夜、ふと目に留まった日経新聞の夕刊のコラム。

この間まで法政大学総長をなさっていた田中優子さんが書かれていました。

テレビにもよく出演なさっていらっしゃって、いつもお着物をお召しで

着物に携わるものとしては、それだけでもありがたいと常々思っています。

 

「きもの」という題名、読んでみたら、「いいね」をいっぱい、いっぱいつけたい

そう!そう!そう!何度も心の中で言いました。

 

着物を着るようになったきっかけなども書かれていたのですが

私が皆さんにもぜひ伝えたいところだけ、ちょっと抜粋させて頂きます。

着物は循環社会の模範だ。

次々と形を変えながら最後まで布を捨てない。

世代を超えて受け渡すことができる。

流行に左右されない。

つまり長い目で見ると安い。

そして日本の季節感を表現できる。

自分の思想をまとっているようなものである。

 

まさにまさに・・・

読んで感動しました。

私の言いたい事、思い、その通りです

 

その他にも、こんな事を。

まずはお母様やおばあさまの着物からお召しになったとかで

お金がかからない。

しかも、紬のような普段着でも、「ちゃんとしてきてくれた」という印象を

持ってくださる。

なにより、腹が据わり、落ち着く。

と。

 

なんて嬉しいお言葉でしょう

ありがたや・・・ありがたや・・

皆さんにもぜひおつたえしたくて・・・

 

ブログランキングに、参加しております
下↓をクリックをして応援していただけると嬉しいです。
京呉服わきブログ「ごふくや日記」

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絞りの小紋からコート 着物リメイク

2021-06-04 16:10:42 | 着物リメイク

今日は荒れ模様のお天気、雨と風が強くて・・

こんな日はお客様のご来店も期待できず静かな店内です。

 

というわけで、ブログの時間

いっぱい書きたいことあるのですが、今日は先日お客様がオーダーしてくださった

着物のリメイクの紹介です。

 

お客様がご相談にお持ちになられたのは、お若い時の絞りの小紋でした。

普段に着られるコートにできたら・・・と。

 

お着物のままでお預かりし、洗い張り、お仕立てして出来上がったのがこちら。

 

リメイクをお願いしている業者さんに来ていただいて細かい打ち合わせや採寸をしました。

近いイメージの見本のコートを実際に着て頂いて、

お客様のご要望をお聞きし、衿なしのこんなコートになりました。

 

ボタンは、くるみボタン。

 

着物の表地の他に、別にベンベルグの紺をつけてもらって

 

八掛の赤を活かしたいというお客様のご希望を取り入れて

お袖の部分は八掛を使って、折り返して着ると赤がチラリ・・見えるように。

(裏地にこだわるのは、着物の発想ですね・・)

裏返すとこんな風になってます。

残った分で、ストールを仕立ててもらったので、アレンジして着られます。

それから、共布でマスクを縫って、おまけでつけてくださいました。

 

 

お客様にお願いしてお写真を撮らせていただきました。

小柄なお客様ですが、オーダーなのでサイズもきれいです。

絹なので、軽いです。

 

お母様の形見、思い出の着物、捨てるのに忍びない・・・

というお着物がありましたら、こんなコートやお洋服にして

ドンドン着て頂けたら、きっと着物も嬉しいと思います。

ぜひ、ご相談くださいませ。

 

ブログランキングに、参加しております
下↓をクリックをして応援していただけると嬉しいです。
京呉服わきブログ「ごふくや日記」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする