ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

「ヨボセヨ」200号記念誌発刊記念の懇親会に参加しました。

2012-09-16 09:52:49 | 日記


 「ヨボセヨ」!

 なんと親しみやすく暖かい響きのある言葉でしょう。

 「ヨボセヨ」!

 居住する地域は違いますが、私が東中にいたころ毎月いただいていた生野南ウリトンポ情報誌「ヨボセヨ」を集大成した200回記念誌を手にし胸が熱くなりました。

 どんなにご苦労なさったことでしょう。

 魯信夫さんが描かれた表表紙に裏表紙。裏表紙は魯先生からプレゼントしていただいた絵と同じでした。


(下のハンメ、ハルベと家族たちが「ヨボセヨ」を楽しく見ている絵です。本当に暖かい絵、魯先生のお人柄がそのまま表れていました。)

 記念誌の中を見ると本当に歴史を感じました。

 16年半の間にいろんなことがありました。当時の生野南の委員長は私の高校時代の同級生ー金奉亨さんでした。

 彼はのちに本部の委員長にまでなりましたが、数年前病死されました。彼が生存していたなら、今回の記念誌の発刊をどんなに喜んだことでしょう。残念でなりません。

 歴代編集委員だった方々の文を読んでいたら、どんな小さなものであってもその中には人々の生活があり、希望があり、想いが込められていると改めて心から思いました。本当にご苦労様でした。

 在日の歴史、特にこの情報誌が発行され続けていた時期は私たちにとって最も苦しく、ある意味、試練の時期と重なりあっていましたがよくぞ続けてくださったと心から感謝いたしました。

 世代を超え読み継がれることを真に願ってやみません。又300号、400号と繋がれていくことを切に祈念いたします。

 さて事情があり記念式典には参加できませんでしたが、9時からの懇親会には参加させていただきました。

 到着したら受付に教え子の安さんが座っていました。客の第1号はこの間回顧展に来てくださったチャンリさんでした。

 厨房の中からマスターが声をかけてくださいました。

 「オンニョ先生、先生は忘れていると思いますが、ぼくは先生から教えてもらいました。」

 瞬間名前は浮かびませんでしたが、忘れもしない教え子のクムチョリさんでした。最初から教え子に会って、とても嬉しかったです。

 大勢の方々が入ってこられました。チャンリさんと奥の方に行って椅子に座りました。

 懇親会が始まりました。



 (<明るく朝鮮学校を支える生野の会>の代表ー長崎さんも参加されていました。「イオ」の編集長ー琴さんも)



(韓チョルスさんご夫婦、趙ミリョンさんご夫婦、李キガンさんご夫婦とペアーでいらした方が大勢いました。皆さん、撮れずごめんなさい。)



(一緒の席でお話した安さんと李さん―みんなFb繋がりです。)



(李さんとチャンリさんもFb繋がりです。「イムジンダリ」のお話とか、写真展のお話とか感動的に回想しておられました。)



(歴代編集委員の方々が紹介されました。シャッター押すのが遅かって、ちゃんと撮れませんでした。)



(コマプレスのお二人とミリョンさんはお隣の席でした。)



(憧れの魯信夫さんとついに対面しました。6月22日、「モンダンヨンピル」東京コンサートでお会いする約束をしていましたが、あまりにも人が多くてさがせませんでした。今回その時の約束を守って原画を2枚プレゼントしてくださいました。「パンチョッパリ」の本もサイン入りでいただきました。)




(ジャンケン大会です。5枚の魯先生の絵をめぐって熾烈な戦いが始まりました。)



(長崎さん、ミリョンさん、小百合さん等がジャンケンに勝ちました。)



(兄弟のように楽しくおしゃべりするお二人、まるで何十年来の親友の様です。Fbチング万歳!)



(ジャンケンに勝った小百合さんがちゃっかり魯先生にサインをおねだりして記念写真を撮ってもらいました。愛らしい方です。彼女はいつもチョゴリを着ています。)

 地域同胞と共にFbを通じて知り合ったチングが今回大勢懇親会に参加されました。私もそのうちの一人です。年寄りが行っても良いかしらとはじめ躊躇しましたが参加して本当に良かったです。

 魯先生と初めてお会いして握手をしました。ごつごつした労働者の手です。その手で畑を耕し、カボチャやプッコチュ、エゴマの葉といろんなものを作っておられます。

 ごつごつしていてもなんと暖かい手でしょう。その手で<ヨボセヨ>のイメージキャラクターの「ヒマン(希望)君」や「サラン(愛)ちゃん」がこの世に誕生したのです。

 想像していた通りの暖かくやさしい方でした。何回でもお会いしたいと思いました。懇親会に参加されたみんなの気持ちと同じだと思います。

 FBを通じてみんなが繋がりあうことの素晴らしさを感じた夜でした。

 志が同じなのです。

 ウリハッキョを愛し、子どたちの未来のために今日を生きようと思っている方ばかりなのです。



 
コメント (2)
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