2月20,21日に東京に行って参りました。
上記の集いに参加するためです。
大阪からは無償化連絡会の藤永共同代表、大村さん、藤井さん、朝高オモニ会副会長の沈さん、申さん、ハルモニ会代表の私の6人が行って参りました。
1時20分、文科省前到着です。
2時に文科省内に入り大きな部屋に全国から来られた無償化連絡会代表の方々が中に入りました。飛行機で到着したばかりの韓国のソン・ミヒ代表も途中から参加しました。
全国無償化連絡会長谷川代表の要請に引き続き、地方の代表たちが続々と発言しました。
大阪からは沈さんが自ら作ってこられた要請文を読み上げ担当者に手渡しました。
藤永共同代表も大阪の現況を述べられ強く抗議されました。
記者会見が別室で始まりました。
ここでの様子は某新聞社の記事を転載いたします。
「高校就学支援制度でも対象外、朝鮮学校生徒ら抗議
2年前に文部科学省が朝鮮学校を当時の高校無償化制度の対象に指定しないことを決め、その後の現在の制度でも就学支援の対象外となっているとして、朝鮮学校の生徒や関係者らがこの対応に抗議する記者会見を行いました。
記者会見したのは、東京の朝鮮学校に通う現役の生徒や卒業生、それに教職員や保護者らです。会見した関係者らは2年前に文部科学省が当時の高校無償化制度の対象に朝鮮学校を指定せず、その後、制度が就学支援制度に代わってからも朝鮮学校が対象となっていないことについて抗議しました。
下村文部科学大臣は2年前、日朝関係では拉致問題に進展がみられていないことや朝鮮学校が朝鮮総連と密接な関係にあり国民の理解が得られないなどとして朝鮮学校を対象に指定しないとしていて、その後は文部科学省は朝鮮学校側や支援者が各地で起こしている裁判を見守る姿勢を示しています。
20日の会見で朝鮮学校の関係者らはこうした対応が朝鮮民族に対するヘイトスピーチを助長させる弊害をもたらしてきたなどとする談話を発表するとともに、今後も朝鮮学校を就学支援の対象とするよう訴えていくとしています。(20日19:41)」
地方を代表して大阪の藤永共同代表が発言しました。主に大阪での戦いの内容です。
政府の無償化除外差別が地方に与えた影響の大きさについて、ヘイトスピーチを助長させたことを文科省が認識しているのかな、と感じずにはいられませんでした。
彼らの返答は、上司に伝える、裁判の行方を見守る等のおうむ返しだけです。
まるでロボットがおうむ返ししているように感じました。
文科省への要請は3回目ですが、年々私たちに対応する職員が若くなっています。上司は知らん顔、新入りに対応させて高みの見物でもしているのでしょうか。
4時からは文科省前の金曜行動に合流しました。凄い熱気です。文科省を取り囲んでいます。1000人は軽く超えていることでしょう。
全国無償化連絡会の長谷川代表や韓国から来られたソン・ミヒ代表の力強い連帯の挨拶も参加者に大きな勇気を与えたと思います。
大阪代表も紹介され全員が一言ずつアピールを行いました。
終わってから記念撮影です。
藤井さんだけビラを配っててまに合いませんでした。
FBを通じて知り合った金曜行動の先頭に立っているオモニたちや日本の友人、ソン・ミヒさんらと写真を撮りました。昔から知っているような錯覚を覚えるほど親近感を覚えました。Fbの力はすごいですね。
そのまま、秋葉原に移動して全国から来られた方々との交流会に参加いたしました。日本の方がたと半々です。
全員が紹介され一言ずつ喋りました。私は日本の友人たちとの心の交流を詠んだ自作詩「あなたと私」を朗読させていただきました。
「あなたと私」
うんざりするような梅雨時も
冷たい風吹く冬の日も
いつも「火曜行動」の日には
約束したように府庁前でお会いしましたね
日本人のあなたと朝鮮人のわたし
歳も近く考え方も似ているのに
なぜか心のなかが見えなくて
もどかしい時もたまにあったけど
あなたが初めてマイクを握った日
朝鮮の子どもたちをいじめないでと
震える声で 涙ながらに訴えた日
胸の中にくすぶっていた小さな壁が
さらりと崩れていくのを感じました
電流のように繋がりました 心と心が
あなたの涙は清らかな水滴になり
私の心の中の種にも降り注がれ
信頼と連帯の花が咲きはじめたのです
目的地は果てしなく遠いけど
あなたと私 一つになるなら
行く手を阻むものは 何もない
子供たちの笑顔を守れぬわけがない
会うごとに深まる私たちの友情
約束はしていないけど あなたと私
火曜日にはまた会えることでしょう
「ウリハッキョ」と子供たちを守る市民の会の共同代表の連帯の挨拶と今回持ってきてくださった横断幕が胸を打ちました。
その日は大久保に泊まり友人と再会し11時まで語りあいました。
次の日は又ほかの友人お二人と赤羽で再会し元気の出るお話をしながら昼食を頂き、今日の全国集会の会場である東京文化会館に向かいました。偶然同じ日に行われた東京中級部の学芸会を見ることができました。(前日に模様はアップしてあります。)
感動の内学芸会は終了し5時半から集会が始まりました。
写真撮影は禁止されていたのでこの日の内容を要約してくれていた友人のFbの記事を転載いたします。
「 昨日の全国集会、さながら裁判勝利・無償化適用・差別排除の「前夜祭」のような盛り上がりでした。
・オープニングの留学同の演劇、参加者の気持ちを一つにしてくれました。
・三年生の「まさか後輩に受け継がせるとは思っていなかった」、「悔しい」の言葉が胸に突き刺さりました。
・韓国の「市民の会」のみなさん、コマッスムニダ。
会場で掲げられた「共にする金曜行動・今日も続く!勝利の日まで!」、「子どもたちのため力強い連帯 私たちは必ず勝利します」との横断幕、そして「(支援・関心を示すのが)遅れてミアナムニダ」を繰り返されたソン・ミヒさん連帯挨拶、力づけられました。
・地方の代表は言いきっていました。「被告側」のお粗末な「反論」、そもそも差別を正当化する論拠などないと。
それにしても、あるfb友だちは「人波」と発信していましたが、文化会館の一階にこれほどの人が集ったのは、ここ数年なかったのでは…。たくさんの日本の市民が参集しました。
食堂から180余りの椅子を運び入れ、それでも足りず、当初予定していなかった2階席にまで。たたかいのなかで、「民族教育が同胞社会の礎」との思いが強まっているのでしょう。
関東一円から組織的に動員したとはいえ、朝大生は試験や、アルバイトなどでいつもの参加者の五分の一だったとか。それでもこの「人波」です。
「祝賀集会」の場は、もっと大きな「ウリハッキョ チキジャ(私たちの学校を守ろう)」のうねりが、きっと支援の輪ももっと大きく広がっていることでしょう」(金日宇さんのfbから転載)
大阪代表も紹介され藤永さんがアピ-ルをされました。私たちも紹介され起立し皆さんに一礼をいたしました。
大勢の昔の仲間たちとの再会を果たし、新たに数知れない同志たちを得た、感動的で勇気を頂いた二日間でした。