ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

8月23日、208回目の「火曜行動」です。

2016-08-23 16:39:29 | 火曜日
炎天下、208回目の「火曜行動」が行われました、生野初のオンマたち、朝高オモニ会のオモニたち、朝大生、朝高生と今日も200名以上が参加し、府庁前は熱気で燃えそうでした。




2週間ぶりに70階段を上りました。まるで1年ぐらい休んでいた様な錯覚を覚えました。





あまりの暑さに枯れてしまった苗木を生き返らせるため、散水車が水をまいていました。







府庁前到着です。10分前なのに朝高生で一杯でした。








今日のリーダーは大村和子さんです。

ー大村和子さんのアピールからー

「今日は208回目の火曜行動です。
厳しい残暑の中を、大阪朝高のラグビー部とテニス部の生徒さんたちと先生が大勢来てくれました。オモニ会からもたくさん来て下さっています。

『8月14日』

8月14日・15日ソウルに行ってきました。
8月14日は1991年キム・ハクスンハルモニが日本軍の「慰安婦」であったと初めて名乗り出られた日です。
その日を記念して毎年8月14日はメモリアルデーのとしています。
ソウルの日本大使館前には日本政府が押し付けた「和解・癒やし財団」に反対して大勢の人が集まっていました。若者もたくさん参加していました。韓国の人たちは被害者を無視し、政府間で勝手に手打ちしたことは「慰安婦」問題の解決にはならないと怒っています。


『8月15日』

朝鮮の解放・独立記念日の15日は民間レベルで開催された「平和と統一」の会議に出てきました。
そこでは、韓国ソンジュに配備されようとしているサードミサイルが、韓国の問題だけでなく、朝鮮半島全体を戦争に巻き込むことになりかねないという危機感から、反対運動に立ち上がっていました。

36年間続いた日本の植民地支配は農民たちから土地を奪い、半島で生活出来なくなり日本に渡った人、日本人兵士の穴埋めのため強制的に労働者をして連れてこられた人々、そういう歴史の中で解放後、国語教習所が生まれ、朝鮮学校へと成長していきました。

まさに在日の人々の血と涙と汗で朝鮮学校はつくられました。
しかし日本政府の朝鮮学校への弾圧は繰り返され、その都度学校存続のたたかいがありました。
そして、いま又、「無償化」除外、自治体補助金停止の弾圧がおきています。

日本が植民地支配の責任をとり、朝鮮学校差別をやめることは、日本が真に多文化共生の民主的な社会になるためです。わたしたちはそのためにここに立っています。」(レポート横道)






今日のレポーターはハルモニ会の横道さんです。よろしくお願い致します。

あまりに人が多いので全員写せないと思います。ご理解下さいね。





























朝高生たちのカバン




































































大村さんにマイクがうつりました。

ー大村 淳さんのアピールからー

「8月16日ソウルの地下鉄の掲示版のニュースに、安倍首相が靖国神社に「供物」捧げたと流れていました。韓国でも中国でもアジアの中で、いかに靖国のことが意識されているか、改めて思いました。

日本人は歴史に鈍感ではないか。
朝鮮学校と、そこで学ぶ子どもたちは、歴史的経過の中で存在してきた。

言葉・文化・名前・命すら奪われた歴史。奪ってきた日本。
その歴史を少しでも踏まえるならば、朝鮮人のアイデンテテイーを持って学ぶことを、保障しなくてはならないのに、反対のことをしている。

4年前まで大阪府・大阪市は少額ではあるが、朝鮮学校に補助金を出してきた。それは自治体の誇りでもあったはずだ。しかし、元知事の差別と偏見に満ちた発言によって、補助金は停止されたままだ。

そのことを大阪の人は見過ごしてはならない。
日本の中で、隣人が苦しめられている、それに手を差し伸べるのが本当の国際化ではないでしょうか。」(レポート横道)










九州を出発して自転車でやってきた朝大生二人組です、大阪朝高出身の李君。


朝大2年  リ・ソンレ君

「チャギドゥルン トンイルヲ ウィヘソ タㇽリンミダ!
― 自分達は 祖国統一のために 走ります!」

のメッセージを掲げて、九州から京都まで各地のウリハッキョを訪問しながら、自転車で旅をしています。
今日はちょうど大阪まで帰ってきたころです。 僕は大阪出身です。

京都朝鮮初級学校への在特会のヘイト攻撃や鶴橋のヘイトスピーチなど、彼らの差別と排除に出くわす過程で民族のアイデンテテイーを獲得しました。
しかし、差別と弾圧の中でアイデンテテイーを確立するのは、あまりにも消極的です。

朝鮮学校に対する日本政府の差別・弾圧は、一般的な人権の視点からも、日本の法律からみても、国際的な条約からみても間違っています。
自分たちは必ず勝利します。がんばって闘いましょう!











暑さのため横断幕を持ち続けるのも大変なことです。








オモニムたち元気一杯!





斎藤さぁ〜ん。








広島朝高出身の鄭君も元気にアピールです。

ー朝大2年  チョン・チョンス君ー

「リ・ソンレと一緒に自転車の旅をしています。
各地のウリハッキョを訪ね、自分が見たものは、ウリハッキョを守ろうと頑張っておられる同胞の姿と、そこで学ぶ子どもたちの明るい姿でした。

今は大変厳しい状況ですが、法律を変えるのは人々の声です。

人々の声が集まって、力になるのです。

それが人類の進歩です。

あきらめずに頑張りましょう!」(レポート横道)






朝高生もアピールします。

ー朝高3年 男生徒ー

火曜行動に参加して、同胞や日本の方々の期待に応える為にも頑張ろうと実感することが出来ました。
僕たち学生自身が、要求を勝ち取るまでもっと頑張っていきたい。




ー朝高3年 男生徒ー

僕はラグビー部の主将をしています。
ラグビーでは国籍は関係ありません。日本の高校生とも交流しています。

ラグビーには「ノーサイド」精神があります。
試合が終わると敵も味方も関係ない。お互いに理解を深めていく。
大阪府や市も「ノーサイド」精神で正しい判断をしてください。






ー朝高3年  女生徒ー

テニス部で頑張っています。
今日、火曜行動に参加して、これからもたくさんの人々と一緒にたたかっていきたいと思いました。頑張ります。







中山さん、遅れて登場








ー大村和子さんのアピール2.ー

「若いみなさんのアピールに勇気付けられました。ありがとう。

沖縄では沖縄の人たちの抵抗運動に対する報復として、学校や施設の冷房費の削減を迫っています。沖縄は暑いです。その上、空は軍用機のごう音が止みません。

これは朝鮮学校への差別と同じです。

文科省は私学助成の充実を打ちだしていますが、どうして朝鮮学校が視野に入ってこないのでしょう。日本人として情けない思いでいっぱいです。」〈レポート横道〉





-高江にも行ってきた朝大生のアピール-

-朝大1年 女子学生-

「沖縄辺野古と高江に行って来ました。
キム・キガンさんの講演を聞いて、肌で感じたいと思い行って来ました。

高江では本土ではあり得ないことが起っている。
なにわナンバーの大阪府警がたくさん来ていた。
大阪府民の税金を使って、高江の弾圧をしているのです。

本当の敵は機動隊ではない。もっと上にいる。と言っておられましたが、沖縄の人どうし闘わせているのが悲しい。

ふみ子おばあちゃん(島袋文子さん)の善良な心は全国に広がっていると実感しました。
その中の一つが火曜行動だと思っています。
悔しいけど、笑顔でたたかっていけば、連帯も広がります。がんばりましょう!」〈レポート横道)






高江で購入した、たたかいのTシャツ






長崎さん、出張から走って帰って来ました。








生野初の子どもたち。





ー高江に応援に行ってきたもう一人の朝大生ー


「今回は沖縄で学ぼうと戦跡や資料館に行きました。

実際に行くことで、体感することが出来、私たちの問題であると思いました。

辺野古ではカヌーの体験をした。1時間もすれば体が痛くなった。でも辺野古では毎日何人もの人がカヌー隊として海に出ています。

高江では19日盆明け早々に工事が始まったが、早朝5時に550人もの人が集まって、工事のトラックが入るのを3時間止めた。

弾圧の本質は同じです。

人が集まれば、大きな力になれば、連帯してたたかったなら、私たちが大阪府警を沖縄に行かせないことも可能かも知れないのです。

みなさん! 一緒にたたかっていきましょう」(レポート横道)






「火曜バンド」増えています








ー朝大生の力強いアピールー
 

「日本の皆さん!

在日朝鮮人は歴史的存在です。歴史を無視して語ることは出来ません。

学ぶ権利の剥奪は明らかな差別です。

本来は保障をされて当たり前の存在です。

この冷たい氷のように差別と偏見で固まった日本の、氷を解かすように頑張っていこう!

(いつもキャンデーを配ってくださるクッスンさんが、8月はかち割りの氷を配って下さっています)」(レポート横道)









ー朝高オモニ会 沈会長のアピールー


「私は朝大と大阪朝高に子どもたちを送っています。
二人ともウリハッキョが大好きです。

ウリハッキョを卒業して、日本の社会で生きていきます。

日本の友人もたくさんいます。

日本の社会で納税の義務も果たしてきました。

自分のルーツをしっかり持っているからこそ、日本の社会で生きていけるのです。

卒業生たちは、日本のなかで、素晴らしい人になってくれると思います。」(レポート横道)






-長崎さんの結びのアピール-

「火曜行動にも参加されていた、静岡から大阪に研修に来ておられた岡田先生の言葉です。

―西成の貧困教育を見る中で、「人間が人間を取り戻す。これが本来の教育である」と感じた。そのことは、朝鮮学校にも繋がっていた。朝鮮学校の教育は本当に素晴らしい―

そうおっしゃっていました。


これからも頑張っていきましょう!」(レポート横道)





朝高の校長先生は写真を撮ろうとするといつも顔を隠します。笑

この後みんなで「火曜行動」の歌2 「この坂を上れば」大合唱しました。




駐輪所での総括








「セウォル号事件の真相を究明するための学習会の案内もありました。





和歌山から親子で参加された申さん

















余りに暑いので大阪城公園を歩いて帰りながら途中の売店でアイス買って食べました。クッスンさんと一緒に、来週も頑張ります。





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