ねこ庭の独り言

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伊藤貫の真剣な雑談 - 33 ( 人間のクズ )

2023-08-06 21:16:22 | 徒然の記

  4. 「伊藤貫の真剣な雑談  第4回 」 ・・「アメリカ人も呆れた、属国主義で核武装議論から逃げてきた日本の保守政治家達

 前回まで見た動画は、長くても50分でしたが、今回の動画は1時間20分でした。この長い間、氏が喋ったのは日本の悪口と日本人への侮蔑でした。

 「日本の政治家の属国主義は吉田以来、佐藤に至るまで、現在の岸田も、その前の安倍も麻生もみんな同じです。みんなアメリカの属国のままでいいのです。日本は独立する必要がありませんと言っている。」

 「〈3つの思考段階 〉と〈国際政治の4つの構造〉も知らず、〈好きか嫌いかの情緒的議論〉しかできず、自分たちが置かれている国際的な危機状態も理解できないのですから、こんな国は5年か10年後には間違いなく滅びます。」

 聞くに耐えない雑談を締め括る言葉が、これでした。しかも嬉しそうに。怒りに耐えながら聞きましたので、どうすればこの思いを息子たちと「ねこ庭」を訪問される方々に伝えられるか、考えています。ハッキリしたのは、彼は「祭りの薬売り」でなく、「人間のクズ」だったと言うことです。と言う言葉遣いを止め、今後はと呼ぶことにしました。

 彼が自分の寝言を正当化する根拠として使っているのが、次の本です。

  ・『オルタード・ステイト ( ALTERD STATES  )』 1997 ( 平成9 )年刊

  ・著者 マイケル・シャラー  アリゾナ大学教授  アメリカ史の専門家

 日本語ができないため、氏が使ったのは国務省、ホワイトハウス、一部CIAの資料で、GHQの日本占領期からニクソン政権までの、米国の対日政策が書かれていると言います。伊藤氏はこの本の中から、下記3つの発見をし、それを視聴者に伝えるのが目的だそうです。

  1.  日本の政治家と官僚による意図的・意識的な属国主義  ( 吉田茂から佐藤栄作までの日本政権  )

  2.  CIAによる対日工作 ( 秘密資金・賄賂の配布先 )

  3.  ニクソンによる、2年半に及ぶ日本(佐藤総理)への核武装提案

 国際政治学の専門家でないマイケル氏が、日本の資料を何も読まず、アメリカのものだけ調べて書いた本ですから、客観性に欠けるのでないかと思いますが、彼は逆の発想をします。

 「氏は門外漢だから、本当のことが遠慮なく書ける。本音が言える。」

 なぜなら米国の知日派や親日派と言われる人物たちは、日本が独立すると困るから、日本に本当のことを知らせず、肝心なことを言わないようにしていると説明します。彼が考えている「本当のこと」とは、ロシア、中国、北朝鮮の核保有状況と米国の本音の話です。以下、順番に紹介します。

〈 ロシアの核保有状況 〉

  ・何千発も核弾頭を持っている。

〈 中国の核保有状況 〉

  ・500から600発の核弾頭を持っている。8年後には、1500発くらい持つ。

〈 北朝鮮の核保有状況 〉

  ・60から100の核弾頭を持っている。8年後には、数百発くらい持つ。

  ・アメリカと日本に向けて設置している。

〈 アメリカが言わない本音 〉

  ・核の傘は既に機能していない。

  ・アメリカは日本を守るため、中国、ロシア、北朝鮮と核戦争をする気はない。

  ・日本がアメリカから買ったミサイル防衛システムは、役に立たない。

  ・防衛システムをすり抜ける高速ミサイルが開発され、しかも軌道変更ができる。

  ・日本はアメリカの軍需産業をものすごく儲けさせたが、すべて無駄金だった。

〈 彼 ( 伊藤氏 ) の意見 〉

  ・常識から考えて、日本を守るためアメリカが、自分の国の国民の1億から1億5千万人が、30分以内に死ぬような核戦争のリスクを取るわけがない。

  ・ジャパンハンドラー ( 日本担当官 ) が本音を言わないのには、2つの理由がある。

    1.  日本人には、永久に核を持たせたくない

    2.  日本人は、永久に独立させたくない

    (  注:  ジャパンハンドラーは、国務省、ペンタゴン、CIAの中にいる   )

  ・国務省、ペンタゴン、CIAが話題にしたがらないと、日本の大手メディアはそれを絶対記事にしない。

  ・吉田茂から現在の岸田政権まで、自民党の本質は属国主義である。

  ・アメリカに永遠に占領してもらって、アメリカに守って貰えばそれでいい。アメリカに占領されていると言うことは、この上なく有難いことである。

  ・吉田は回想録では、自主憲法とか、日本の独立とか言っているが、アメリカの国務省や国防総省の担当官の前ではこのように言っていた。

  ・悪い言葉だが、いわば吉田自民党は、国を売る「売国保守」で、その伝統が続いている。

 事実も混じっていますが、マイケル氏の著書をめくりながら喋っているのは、悪意と偏見の雑談 ( 寝言 ) が大半です。彼を崇める視聴者のコメントを、一部紹介します。

〈 コメント1. 〉

  吉田茂の評価をここまで落とした話は初めてききました、この見方は今こそ知るべき️ありがとうございます!

〈 コメント2. 〉

  いかに吉田茂の罪が大きいか、理解できた。 それにしても自民党から旧社会党までアメリカの属国であることを実質的に容認してきた事実はあまりにも残酷だ。 しかも、その状態は現在進行形で続いていて、未だに自主防衛・核武装を唱える政党が現れていないのが絶望的。

〈 コメント3. 〉

  私が常日頃抱いている日本の政治屋や、戦後日本人の卑怯で守銭奴的な姿勢を、ここまで明確に述べてくださって本当にすっきり致しました。

〈 コメント4. 〉

  何回聞いても素晴らしいです。伊藤先生に日本の首相になっていただきたい!

〈 コメント5. 〉

        新党くにもりを応援するしかない。 新党くにもりがせめて5人参議院で勝ってほしい チラシ配ろうかな! 日本を守ることができるのは それしかないかな。 なんかため息がでる。

〈 コメント6. 〉

  吉田シゲルが自主独立を拒んだ悪の根源だったとは

 コメントはいつもの通りほんの一部の紹介ですが、彼の寝言が国民を汚染している状況が見えます。彼は米国人の素人学者の本を元にして、日本の保守層を誹謗するお喋りをしていますが、日本の学者の著作を読んでいる正統の愛国者数は、コメントを入れた人間よりはるかに多数です。いつまでも彼の寝言が広がるとは思えません。

 吉田首相については、個人的な感情で喋っているとしか思えない暴言です。昭和天皇をお守りするため、吉田氏が苦労した話をそのうち「ねこ庭」で紹介いたします。笑いたくなるのは、〈コメント5.〉です。水島社長は、こんなおめでたい支援者が欲しくて、「伊藤貫の雑談」シリーズを発信しているのでしょうか。だとすれば、お粗末な話です。

 次回はチャンネル桜の動画を離れ、別途調べた「ジャパンハンドラー」について、具体的な人物を紹介いたします。

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