ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

メタンハイドレート問題 - 5 ( 政治家としての安倍首相 )

2025-03-14 09:21:31 | 徒然の記

 「恨みと憎しみを離れ、事実の整理を客観的にすることが大事」 

 賀屋興宣氏の言葉を念頭に置いて検討をしますと、先日まで「ねこ庭」が述べてきた日本の景色が変わります。

 安倍元首相が暗殺された「原因」の推察は変わりませんが、「地球儀を俯瞰する外交」を掲げる氏に協力した下記省庁・組織・団体への見方が変わります。

  省  庁 ・・・ 経済産業省 国土交通省 環境省 文部科学省 外務省 厚生労働省   財務省など、

  経 済 界  ・・・ 石油各社  経団連

  研究機関 ・・・ 明治大学 :「知財機構ガスハイドレート研究所」

           日本財団 : 東京財団政策研究所

 これらの省庁・組織・団体を、安倍元首相と青山氏の「自前資源開発」に反対する敵対勢力としていた「ねこ庭」の視点が変わります。「日本をダメにする勢力」と、怒りや憎しみで一方的に語れなくなります。

 これは、難しい話ではありません。暗殺された事実を見て「客観的思考」を忘れ、安倍首相を美化してしまったのが原因です。政治家を、自分たちと同じ一般人と混同するという初歩なミスです。
 
 世界を引っ掻き回しているトランプ大統領、プーチン大統領、ゼレンスキー大統領だけでなく、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアの首相や大統領を見れば、「ねこ庭」のミスが分かります。
 
 世界の指導者たちは相手を攻撃し批判し、国をあげて大嘘を報道します。国際社会は「大嘘報道」と言わず、「情報戦」という立派な言葉に置き換えていますが、実態は「キツネと狸の化かし合い」です。
 
 指導者たちの一言で軍が動き、多数の兵が命を失い、国民にも犠牲者が出ます。それでも国民の支持を得ているのは、彼らが国益のために戦っているからです。妥協したり、反撃に転じたり、国民に事実を知らせなかったり、指導者たちは国難の時国益のため非情な判断を迫られます。
 
 それなのに「ねこ庭」は、安倍首相が政治家であることを忘れていました。
 
 「政治は妥協の産物である」という氏の言葉を、深く考えていなかったことになります。「戦後レジームからの脱却」という日本の課題実現のため、氏は国内外の反対勢力と沢山の妥協をしていました。
 
 氏が成立させた「亡国法」を見るたびに、「首相は本当に保守政治家なのか。」と「ねこ庭」で批判しました。「安倍一強」「安倍独裁」と言われた氏でも実現できなかった「戦後レジームからの脱却」が、それほど大きな課題だったということです。
 
 「安倍首相の反対勢力」と考えていた省庁・組織・団体が氏の協力者と知って、「青天の霹靂」と驚く方が間違っていたのです。
 
  ・「自前資源の開発」は、「戦後レジームからの脱却」のための重要政策
 
  ・「脱炭素」「再生エネルギー」への転換は、国内外の反対勢力への妥協策
 
 一見矛盾している政策ですが、恐らく氏はどちらも本気で実行し、周囲に本意を漏らさなかったのだろうと思います。他国の指導者と同じことをしている事実に目を向けず、国内の政治家と比較したのが間違いでした。
 
 戦後の日本の政治家は国民の声に耳を傾ける、弱者にやさしい政治をすると語り、国際社会で通用しない政治屋ばかりとなっています。
 
 反日左傾のマスコミが「蛸壺」政治家を称賛し、「戦前回帰をする極右の首相」「軍靴の足音がする安倍政治」と叩きますので、いっそう日本の政治家が国際社会で通用しなくなりました。
 
 結果として普通の政治家だった首相を暗殺させる風潮を作り出し、反日リベラルの石破内閣を誕生させ、国民の失望と怒りを招いています。今はどのような問題を検討しても、最後には亡国の石破内閣に行き着きます。
 
 石破氏については「ねこ庭」が取り上げなくても、ネットの世界で他の人々が批判していますから、次回も「 メタンハイドレート問題 」を考えたいと思います。
 
 日本を愛する方々の訪問を、お待ちいたします。
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