田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

ジャズを聴く

2007-09-11 15:17:03 | Weblog
9月11日 火曜日 雨
●肌寒い朝。小雨。THE BEST OF MILT JACKSON を聴く。田舎住まいだからかなり音量をあげてもOKだ。前に家は二軒ある。昼の間は留守。裏は空地。だれはばかることなくジャズを楽しめる。

●カミサンのお供をしてスーパー。イチジクが六個で298円。格安だったので買った。


探し物

2007-09-11 15:11:43 | Weblog
9月10日 月曜日 晴れ
●カミサンがそわそわと部屋から部屋へと歩きまわっている。
「なんですか。お探し物は……」
「図書券。手に持っていたはずなのに。見つからないの」
しょぼんとしている。屑かごを探し、いくつもある財布をあけてカードをなんまいも確かめている。
わたしはあわてない。いつものことだから、心配はしない。なにかみつからなくなる。忘れ物をする。慣れているからあわてないのだ。これが、きゅうに年取ってから忘れっぽくなったのだと、みんなに心配してもらえるのだろうが。お母さんはわかいときからだか。と娘たちに相談しても、テンデ相手にしてくれない。

●スーパーに自転車を置いてきてしまう。それをとりにいき、ついでに買い物をする。間違いなく自転車にはのってくる。                         
「あれ、買い物かごは? 」
「あっ、忘れた」

●「お母さんは人生の半分はさがしものしている人だわね」
娘たちが詠嘆まじりにいったものだ。
あなたが、やっとさがしあてたわたし。丈夫でながもちしなきゃね。

●図書券は黒井千次の「群棲」の上にあるのをわたしがみつけた。半日にわたる捜索はあっけなくおわった。

●ブラッキーは、猫ちゃんは、忘れ物をするだろうか。わたしたちが、部屋のすみずみまで探し物をしている間もながながとソファで袋のようになって寝ていた。