田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

秋の夜長を

2007-09-22 07:08:53 | Weblog
9月21日 金曜日 晴れ
●ばさっと黒い絨毯のようなものが窓からとびこんできた。体にかぶさった。息苦しい。体が金縛りにあったように硬直してうごかせない。たすけを求めて叫んだ。声はでた。じぶんの悲鳴で目覚めた。夢をみていたのだ。このところ疲れ過ぎだった。それでみた夢だろう。べつに不吉なことがおきる前兆ではない。そう自己納得した。

●それでも、眼が冴えて眠れなくなってしまった。網戸の外は満天の星。星空がきれいにみえるようになってきた。秋だ。周囲の空地でコオロギ、カネタタキ、アオマツムシ、鈴虫が鳴いている。秋の虫の大合唱だ。しばしみみを傾けた。まだ、スイッチョは鳴きだしていない。残暑がいつまでもつづいているからなのだろうか。わたしにはわからない。

●眠れないので大沢在昌の「六本木を一ダース」を読んだ。