田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

あとがき(2)  吸血鬼/浜辺の少女(第一部)

2008-06-18 06:39:17 | Weblog
あとがき(2)吸血鬼/浜辺の少女(第一部)
●ブログを始めるとき匿名で書くこと。地名、町の具体的な名称、はあまりださないほうがいいといわた。それは固く守り続けた。

●吸血鬼/浜辺の少女を連載するにあたり心変わりした。まずじぶんのペンネームを名乗る。書かれた内容の責任を明らかにするためだ。そしてわたしの周囲の環境を実名でだす。むろんファンタジー小説だから現実のそれらの名前をだしたからといって、これは小説の世界のできごとなのだ。吸血鬼が存在する異界の物語なのである。

●でもことは安易にはいかなかった。「ほんとに鹿沼に鳥インフルエンザが流行るのですか」などという電話がかかってきたりする。

●「先生。鹿沼の町にもうヨーカドーはないよ」などと塾生にいわれたりする。わたしは鹿沼にもどっているときは「アサヤ塾」というささやかな学習塾の主宰者なのだ。カミサンが数学、わたしが国語、英語、社会科を教えている。都会の学生と比べてついつい「もっと勉強しろ」と、けしかけるのであまり評判はよかない。

●塾生の名前を登場人物として描いた。これは人気があった。子どもたちのすきなゲームの世界にじぶんが実名で登場し、活躍しているようなものだ。この物語が現在進行形なのだと思っていただくことに成功した。こうしたサービス――試みはこれからもやってみたい。

●そして知名度の低い栃木県の名声をあげる一助となるように地名などはこれからそのまま使っていきたい。過去の事件なども織り込みたい。でもこれは全部まとめて小説の世界の出来事で、事実とはちがうのですからよろしく。あくまでファンタジーの世界として、小説としてお楽しみください。

●出来るだけ早く二部を載せます。よろしく。