田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

外に出れば車に当たる  麻屋与志夫

2009-11-14 19:29:37 | Weblog
11月14日 土曜日

●立冬をすぎてから比較的暖かな日がつづいた。

ところがきのうから風も強く、今日は朝から強い雨が降っていた。

昼ごろ小止みになったので傘持参で買い物にでた。

●あいかわらず、車がビュンビュンととばしている。

なにかいやなかんじがして、ストレスがたまる。

わかいときには、エンジン音がやわらかな音色としてきこえていたのにな……。

いまでは野獣の咆哮にきけてしまう。

●車のノウズ、前部に白い牙がみえかくれする。

絶対安全だという距離を置いて横断歩道の白い横線の上を歩いていても危険をかん

じてしまう。

事実こんなことがあった。

はるかかなたから車が爆走してくる。

わたしたちめがけて、さらにスピードをあげる。

横断歩道をわたっているニンゲンがいたら普通スピードを緩めるのが常識ではない

かとおもうのですがね……。

どうもドライバーにはわたしたちは人間として映っていないらしい。

●そしてこんなこともある。

横断歩道をわたろうとまっていても車は止まってくれない。

いくらまってもわたれそうにないので、しかたなく危険をおかすことになる。

●宇都宮などでもオリオン通りのあたりは歩行者が赤でも堂々歩いて通りを横断し

ている。

すごく勇気があるなと感心してしまう。

もちろん、横断していくのは若者だ。

●そういえば、東武デパートの前はいまでも赤の点滅だ。

いぜんテレビでもやっていたが青信号でも赤信号でもだれもがそれを無視するの

で、そうなっている。

そうなのですか。

ほんとうなのかな。

●交通事故のおおい地区であることは新聞等で報じられている。

当局の、警察の取り締まりを強化するように、などと市民はいう。

警察の責任をウンヌンするまえに市民のひとりひとりの安全運転に関する意識を向

上させることこそ急務なのではないか。

●ただ大人になってしまった人に交通安全意識を再確認させてもむだかもしれな

い。

いうことをきくようならすでに改善されて、事故の発生件数は激減するはずだ。

●となると、声をちいさくしますね。

しいて責任といえば学校教育にあるような気がします。

命を大切にする。

年寄にやさしい街づくりをする。

そんなことをさらに力をいれて教育することからはじめなければね。ね。

●街をあるいているひとがいない。

ひともまばらな街をあるいて買い物をしてきた。

ついこのような愚痴みたいな、いやみなプログになった。

ごめんなさい。


あなたのポチが筆者の励みとなります。よろしく。
         ↓
      にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説


蠅の駆除/奥様はバンパイァ   麻屋与志夫

2009-11-14 08:07:31 | Weblog
奥様はバンパイァ 73

○「まだ廊下。最後のひとりが逃げていった」


「キャンパスにでたのはしっぱいだった。外がみられるか」


Gから携帯にかかってきた。


まだ蝿が廊下を飛び回っている。


欄間の引き戸を開けた。


教室にとびおりた。


「ドタッテ音がした。玲加何キロあるの」


武が教室にはいってくる。


教室には蝿は一匹もいない。


逃走する生徒をさけて欄間や板壁にへばりついていたのがバカみたいだ。


人狼ともあろうものが。


武は壁にへばりついていた滑稽さを自戒しながら玲加をからかう。


玲加は教室の窓から校庭をみおろす。


校舎のなかよりもすごい。


蝿の大群が生徒たちをおそっている。


まるでトルネードが吹き荒れているようだ。


みんなばたばた倒れていく。


その姿だって黒い蝿の群れにさまたげられてはっきりとはみえない。


「どうしたらいいの。Gどうする」


校庭の向こうの日曜大工の店「K」には殺虫剤はいくらでもうっている。


キンチョウールでもふきかけようか。


と玲加は、いおうとしたが空気よめない、不謹慎なことばとおもわれそうだ。


「車を西門のほうにまわす」


「Gありがとう」


「ワンボックスできたのですか」


武ものりこんできた。


「コンピューターがついてるからな。それに武器もある」 




あなたのポチが筆者の励みとなります。よろしく。
         ↓
      にほんブログ村 小説ブログ ファンタジー小説