田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

飛距離――清宮のホームランの話ではありません。 麻屋与志夫

2015-09-01 13:25:11 | ブログ
9月1日 火曜日

飛距離――清宮のホームランの話ではありません。

●飛距離といえば、
甲子園を沸かせた清宮のアーチを描いて観覧席にとびこむ白球の軌跡をおもいうかべますよね。
観客の目はスタンドに飛ぶ白球に集中しました。

●わたしはダラリと垂れた貧弱な小さなバットの先からふきでたシト(尿)の行方を見下しています。
むかしは、あんなに飛んだのに、と……シトの放物線をなつかしんでいます。
シトシトピッチャンシトピッチャン。
ナサケナイ。

●それでもつい最近までは、便器から離れて立ち、
いつの日か尿のア―チが復活するのを期待してきました。
男の見栄をはって、
誰も見ていないのに、
その立ち位置を前にはしませんでした。

●でも、
もう、
もう、
イケマセン。
「あなた、またオシッコ垂れていますよ」
トイレの床を汚すようになりました。
カミサンには男の見栄やイジはなどわかるはずがありません。

●すごすごとうな垂れて、
一歩前にでるようにしました。

●そんな親の気持ちが股間のジュニャ―につうじたのか、
ベンザすれすれに立ってみても、
尿はタラタラと下に垂れるだけです。
飛距離を自負することはもうありません。

●悲しいです。

●秋風や飛距離たのしむ術もなし。



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あらすじ・内容
皆さんは、ナルトに封じ込められている「九尾」をしっていますよね。
九尾のキツネは時の天皇に愛されていた玉藻の前の化生した姿です。
では、本当の九尾とは――。
歴史にあらわれる「玉藻の前」は白人の金髪美人ではないでしょうか。
だから、色が白くて金色の毛だったといわれているのです。
生身の人間を、それもときの権力者の寵愛を一身にあつめていた女性を那須野が原まで追いつめて射殺したとあっては、おそれおおいので寓意で表現したのです。
そして、玉藻がひとりで都落ちして、那須野が原まで逃げてきたわけがありません。
玉藻にしたがう部族があったはずです。
9つの部族か゛、九尾軍団が玉藻を死守していたはずです。
今なお、そんな九尾伝説の残る街での出来事です――。
平安の昔より続く「九尾(吸美)族VS人狼」の怨念の戦いが今蘇る。
勝利して月に吠えるのは、どっちだ!
猫の動きから「人狼(じんろう)」の出現を予感していた一人の老人がいた。
老人の予感通り人狼が出現し、民族学者の石裂(おざく)は争いの渦にまきこまれていく。
那須野を舞台に展開する千年越しの怨念の戦い。
勇猛果敢な妻は「あなたのことは、わたしが守る」といい。
長女の祥代は「お父さんのことは、見捨てないから」といってナギナタをふるって人狼の群れに斬りこんでいく。
那須野ガ原の『玉藻狩り絵巻』さながらの戦いが妻の故郷で勃発したのだ。
平安から連綿と続く「都市伝説」は平成の世にも生きていた!
痛快無比の壮絶な戦いの幕が、ここに切って落とされた――。


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