田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

読書の秋、どんな本を読んでいますか? 麻屋与志夫

2015-09-26 03:19:51 | ブログ
9月26日 土曜日

●小学一年生が荒れていると数週間前にテレビで報じていた。
わたしは故郷鹿沼で半世紀も小、中、高校生のための学習塾を主宰してきている。
小学低学年の生徒が荒れたなどということは経験していない。
これは、由々しき一大事だと――古い表現でごめん、思う。

●中二病という言葉がある。
思春期、この成長期におこる諸々の心の発露のしかたをいうわけだが、三年生になると不思議とおとなしくなってくる。
それがいままでの傾向だ。

●テレビでコメンテーターのお偉い先生が発言していた。
「学校教育の成果で高学年になるに従ってイジメも暴力もなくなります。学級崩壊も解消します」

●どうして、わからないのだろう。
それでは現在の高学年の生徒は一年生のときには荒れていましたか。
そんなことはない。
現在の小学一年生の荒れ方は、初めての現象なのだ。
一年生から先生の言葉もきかず、周囲の友だちに暴力をふるう。
そんなことはわたしとしては、経験したことはない。

●このままいまの一年生が成長していったら、肉体的なそれは成長であって、こころの成長ではない。
どうなるのだろう? 
なにか社会全体が荒廃していくようで、恐い。

●では、どうしたらいいのだろうか。
未知の領域に若い親たちが足を踏み入れているようだ。
本人たちは気づいていないだろうが。
どうしたら、この怪奇現象をくいとめることが可能なのか。

●わたしも確信はない。
でも、これだけは推察できる。
本を読まなくなっている。
本を読まないから、共通の意見とか意識をもたない。
相手の痛みがわからないで暴力をふるう。
思考能力もない。
とても常識では考えられないことが塾の現場でもおきている。
詳細は、省く。

●国語教室の生徒が一人もいなくなった。
「漢字が書けるからいいです」
国語の勉強を漢字の読み書きとしか考えていない親たちがほとんどだ。
嘆かわしい。

●漢字はあくまでも道具だ。
道具は手に入れた。
「さてこの道具で、文章を書いたり、本を読んだり、じぶんのことを考えてみよう」
と思考を広げて行かなければならないのに――。

●おりから読書の秋。
学校には文芸部、読書部、新聞部、図書部、演劇部がありますか?

●鹿沼に大人のための「読書クラブ」がありますか。
幸いにもあるとしても、どんな本を読んでいますか。
みなさん自由に発言してしますか。

●話し合いの場が必要なのだ。
そこから、いろいろと共同して考えて行かなければならないところまできているようですよ。


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著者麻屋与志夫
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―― その土地は、いま外来種ル―マニヤ吸血鬼の侵攻(しんこう)を受けている。
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龍之介のジイチャン翔太も愛する九(きゅう)尾(び)玉(たま)藻(も)と、命がけの抵抗をする。二組の恋人同士が最後にたどりついた境地(きょうち)。
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