田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

雨上がり。薔薇の枝にツユが光っている。 麻屋与志夫

2016-03-11 16:20:33 | ブログ
3月11日 Fri.

●雨は上がった。
薔薇の枝に透明な露がならんでかすかに光っている。
明日は晴れるだろうか。
カミさんは副鼻炎もほとんど気にするほどでなくなった。
たまに痰がでるくらいで、このところ元気だ。
でも、年のせいなのかな。
そんなことをいうと叱られるが、薔薇の世話が億劫になって来ている。

●植え替え作業もはかいかず、この春、芽がでないものもあるだろうと嘆いている。

●「自然の成り行きだからあまり嘆かないでよ。いままで通り、30鉢以上世話するのでは、ミイマのほうがまいってしまう。階段だって上がるのが困難になってくる」

●「まだそんな年ではないわ」と彼女は意気軒高だ。

●寄る年波には勝てぬというが、去年できたことが、今年はできなくなっていることがある。
わたしの場合はモノカキだから、記憶力が減退するのが一番怖い。

●いまのところ物覚えがわるくなった。
いままで記憶していることが思い浮かばない、というようなことはない。
ありがたいことだ。

●でも、気力はなくなった。
パソコンで執筆しているのだが、三時間くらいしかつづかない。
しかたないから、その都度休んでいる。
チョビット休んでまだ書きだす。
その繰り返しを三回位つづける。
九時間、執筆にあてている。
時間的にはむかしとかわりない。
でも、執筆の速度、書く量は半減している。
九時間もねばって、十枚(原稿用紙換算)がやっとだ。
コノテイタラクは、だらしないな、悲しいよ。

●若い時からでは気力の衰退は否めない。

●明日は晴れるだろう。やがて春。桜。
でも、ひとが回春。若返るなどということは望めない。
老骨に鞭打ち走りだすなんてことは小説のなかだけでのことだ。

●ゆっくりと焦らず、老いの坂を歩みつづけるだけだ。



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リリ元気になってよ。長生きしてよ。 麻屋与志夫

2016-03-11 01:46:17 | ブログ
3月11日 Fri.

角川の「カクヨム」に作品をのせています。
ムンクの「浜辺の少女」は吸血鬼だよ。ファンタジー。164,912文字。
吸血鬼処刑人。ホラー。211,766文字。

●ファンタジーとホラーですが、大人のかたにも読んでいただきたいです。

●二作品ともかなりの長編です。週末にでも、ぜひ読破してください。

●新たなモチベーションで、新作「方舟の街」と取り組んでいる。
原稿用紙換算で320枚まで書いた。
これからが難儀だ。
わたしの一番苦手なクライマックス、最後に向かってもりあげなければ――。
楽しい苦労だ。

●あいかわらず、リリは元気がない。
鉄分が足りない。血が造れない。
造血剤を動物病院でもらってきて飲ませている。
食欲がなく、一日ぼんやりとしている。

●なんとか、ならないものなのだろうか。
いままで何匹もの猫ちゃんと生活を共にしてきたが、みんな元気だった。
リリはやはり先天的に病弱なのだろう。
美人薄命。そんな言葉が思い浮かぶ。
三毛猫なので、ふっくらとして、わたしには平安美人に見える。




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