田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

「先生!!! いまでもボッキするんけ?」そのときGG少しもあわてず……麻屋与志夫

2021-09-17 10:54:06 | ブログ
9月17日 金曜日

「先生!!!」
一番後ろの席に座っているK君が元気に手をあげた。

「先生、いまでもボッキするんけ?」

女子生徒もいる。
みんな、ギョッとしてわたしを注視している。

これほど熱心に、黒板を背にしたわたしを見つめてくれたことはない。

「四十五度くらいにはな……」

わたしは黒板に垂直の線を引いた。
定規をあてて45度に横線を引いた。
角に45度と大書した。

女子生徒はわたしの口からどんな回答がとびだすか期待していた。
なにかはぐらかされたようで、何の話かわからなくなった。
キョトンとしていた。
黒板にひかれた四十五度の図をポカンと見ている。

「安心した。長持ちするんだ――」

K君は納得したらしく。静かになった。

おそらく……シゴキスギテ……ダランとうなだれている息子を心配しての質問だったのだろう。
それとも、八十八歳のGG教師のモノがどうなっているのか?
純粋に生物学的興味からの問いかけだったのだろうろうか。

朝から下ネタでごめんなさい。とうなだれるGG。




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