田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

子守り柿、腰がタワワニまがる。????? 麻屋与志夫

2021-09-29 07:54:45 | ブログ
9月29日水曜日

けさは、室温が19℃しかなかった。
すこし寒く感じる。

一階の書斎の窓を開けたところ目の前に柿の実がなっている。
「ことしは、鉢植えの柿の木、いっぱい実をつけたわよ」
と妻が言っていたのを、聞いてはいたが、なるほどたわわに実っている。

GGも寄る年波でたわわにまがった腰をいたわりながら庭におりたち久しぶりで、妻が毎日丹精込めて世話をしている花々を眺めた。
行きゆきて倒れ伏すとも萩の原 曽良の句が好きで「行きゆきて倒れ伏すとも妻の膝」というパロデイ俳句を楽しむGGのためにわざわざ妻が植えて呉れれたものだ。

赤紫色の花も秋の彼岸が終わった今日この頃になると、しおれて下草の上に散り重なってる。

季節のうつりかわりをしみじみと感じる。

そこで思いついた。
「たわわにまがった腰は、ないだろう。年をとってまがったくらいでいいのだ」
撓む、には弱の意味もあるにはあるが、年を取って弱り、タワワニ腰がまがるは、やはり誤った使い方なのだろうな、などとたわいもないことを考えながら縁側に腰をおろす。

彼岸花も色あせている。
バラも終わり。

これからものみな蕭条としてくる。
話がもどるが、妻は冬になって小鳥たちが食べるものがなくなって可哀そうだからと、柿の実をそのままにしておく。
こころやさしい妻の行いをみているので、GGは「子守柿」とつい表現してしまう。
これも「木守柿」が正しい表記なのだろう。
妻にとっては小鳥も猫のルナちゃんも庭の草花も、みんな我が子のようなものなのだろう。

もう間もなく、柿も熟して小鳥たちがついばみに来る。
それをルナが窓越しに眺めている。

「あたいもおんもにでたいな」とこの土地の方言でルナは季節の移り変わりを眺めているのだろう。




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