田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

カミサンの庭/ 麻屋与志夫

2009-04-22 14:25:38 | Weblog
4月22日 水曜日

●初夏のような陽気だ。

爽やかな風が狭い庭に吹きこんでくる。藤の花が咲きだした。

       

       

●この庭はカミサンが丹精こめてつくりあげたものだ。

つぎつぎと、これからは花が咲き乱れる。

ただ半日蔭なのでもうしわけないが、栽培する花にも制限があるらしい。

●「薔薇を地植えにしたいのよね。陽のあたる庭が欲しい」

●カミサンの期待に添えるようにがんばっている。

がんばって入るのだがいかにせん年だ。

思うようにいかないことばかりだ。

じぶんの年をかんがえたら無謀とおもわれることばかりやっている。

●それがまたスリルがある。

じぶんの未来がわかってしまつたら面白くないだろう。

●喉をはらしていらいらしている。

治るのが鈍くなった。

自己治癒力が弱まっているのだ。

ストレスがたまる。

田舎町に住んでいるので、外食するところも、飲みに行くところも話し合う友だち

もいない。

田舎町は年寄りには優しい店がないのだ。

宇都宮まででかけるのだったら、大森か品川で飲み食いした方がいい。

●いまからでも、東京にずっと住みたい。

なんたる運命のいたずらか、若いときから、田舎と東京をいききしている。

どちらが故郷かわからない。

なにをやっても中途半端な性格がわざわいしているのだろう。

●庭の薔薇がはやく咲くといいな。

カミサンの庭をみるのが唯一のたのしみだ。


one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
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ああ、快感。



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