田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

豪雨の被害。 麻屋与志夫

2015-09-12 12:06:00 | ブログ
9月11日 金曜日

●台風一過。
今朝は快晴。
1昨日、作日と降り続いた雨がウソのように晴れあがった空。
あたりまえのように太陽が輝いている。
このいつものような太陽の光がありがたく感じた。

●おとといの豪雨はだれもがかつて経験したことのないものだった。
わたしは82歳になるが鹿沼で、黒川が氾濫したのははじめてだ。
終戦直後に武子川が氾濫したことはあった。

●でもこれほど広範囲に雨の被害がでたのは、未経験だ。

●黒川のドテが決壊してのための、氾濫、洪水だった。

●日吉町で山が崩れ、住宅が押し潰され死者がでた。
テレビで鹿沼が全国区になって有名になった。
Telopでも鹿沼の被害状況がながされ、
ライブでも被害のありさまを報道していた。

●午後、ベニマルまで買い出し。
モールの他の店は泥水がはいり休業だった。
ついでに、黒川の濁流を見る。
茶色の水しぶきをあげてながれていた。
まだ、水はひかず、河川敷にある遊園地は水没していた。


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鹿沼豪雨541ミリ、川の決壊、山崩れ、被害甚大。 麻屋与志夫

2015-09-10 15:02:07 | ブログ
9月10日 木曜日

●テレビでご覧のとおり、鹿沼が豪雨にみまわれています。

安否を気づかう電話をいただきありがとうございます。

さいわい、わが家はブジです。

それでも昨夜は寝られませんでした。

東京から遊びにきている孫娘とカミサンが心配そうにテレビに見いっていました。

●雨量541ミリ。

栃木県で鹿沼がトップ。

こんなことで、トップにはなりたくありません。

●小藪川、武子川等が氾濫しています。

新鹿沼駅前も水浸し。

山崩れもありました。

死者が出た模様です。


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清宮のアーチホームランを期待してる。麻屋与志夫

2015-09-06 12:54:06 | ブログ
9月6日 日曜日

●「裏庭のデッキ、防腐剤をぬろうかしら」
カミサンのお気に入りのデッキがだいぶ色褪せてきた。
わずか、四畳半くらいの広さだが、
そこに丸テーブルをだして庭を眺めるのは、わたしも好きだ。

●「木七竹八塀十郎」
「えっ。なあに、それ」
秋の長雨がつづいている。
むかしのひとは、塀をぬるのは十月がいい。
経験から割り出した生活の知恵だ。
もちろん、旧暦だから一月はずれる。
土塀などをぬっても梅雨や秋の長雨、夕立ちなどにたたられると、
いい結果はのぞめないからなのだ。
晩秋となり天気が定まってからにしたらとカミサンに忠告した。

●そのかわりブラッキ―とリリにシャンプー。
耳を掻いているのでダニがうたがわれる。
二匹ともはじめて薬をぬられて、すごくあばれ、いやがった。
「ほら、痒いのが治るのだから」
 そんなこといっても、猫ちゃんに通じる訳がない。
腕をだいぶひっかかれた。

●曇天。いまにも雨が降り出しそうだ。
午前二時からおきているので少し眠くなった。
午睡をとることにした。夕がたはU18。高校野球を見るのが夏の唯一の楽しみだ。
清宮くん、アーチを外野席に――。期待してるよ。



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「まだ、まだだぁ」柩の蓋を内側からはねのけろ!!  麻屋与志夫

2015-09-05 08:23:14 | ブログ
9月5日 土曜日

●どうやら、暑さにヨワイとわかってきたのは、つい、サイキンのことだ。
さくじつは、室温30°。
ただボケっとしていちにち、アンニュイ。

●負のスパイラルにおちいり、なにもできなかった。
なにかやろうとしても、ただただマイナス思考に悩まされた。
天国を追われた堕天使のように真っ逆さまに地獄におちこむようだった。

●わたしの枕がカビが生えていたとカミサンガ大騒ぎ。
暑さと湿度が例年になく高かったためだろう。
でもわたしは自分の頭からニョロニョロと青いカビ菌が湧きでたようなイメージに苛まれた。体中カビ菌だぁ!!
カビにおおわれたからだ。恐怖だ。

●義妹。クチがきけるようになったと携帯に連絡がはいった。
よかった。よかった。これで幾分、気がはれた。

●年老いて、お金も、将来の夢を語り合える同級生もいない。
みんなあちらに早々と移り住んでしまった。
来るのは親族や友人の訃報ばかりだ。

●わたしは、人間は死ぬまで希望を持ちつづけるべきだ。
とおもっている。
年金暮らしにあまんじて、
ただ平穏にくらしている老人とはあまりつきあわないことにしている。
金輪際アキラメナイ。
柩に納められても、「マダ、マダダ」内側から蓋をハネノケルくらいの気概は在る。

●なかなか達成できそうにない、
希望目標を持つことが、
長寿のヒケツだ。

●柩の蓋をはねのけろ!!


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義妹危篤の連絡をうける。 麻屋与志夫

2015-09-03 20:50:28 | ブログ
9月3日 木曜日

●十時ごろ、義妹が危篤との連絡があった。
先日なくなったカミサンの末弟のツレアイである。
ながいこと、糖尿を患っている。
夫の49日もすんでガックリきたのだろう。

●お姉さんが部屋に入った時には倒れていた。
顔に蠅がびっしりとたかっていた。
「もう死んでいる」と思ったそうだ。
何時間くらいひとりで倒れていたのだろうか。

●なんとか、息はしていた。
咳もする。
でも声をかけても、瞼がぴくっとうごくていどだ。

●快癒を望むが、油断はできないだろう。

●これからひとり暮らしの老人がふえていく。
万が一の時のことをかんがえると不安になる。

●わたしたち夫婦も、健康で長生きするように、万全の注意が必要だ。



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猫の行き倒れ。オリンピックのエンブレム問題。

2015-09-03 07:56:14 | ブログ
9月3日 木曜日

●門の戸を引く音がした。
玄関先で声がする。
カミサンが隣の部屋から玄関に向かう気配がした。
「猫が倒れている」
というような話声がする。
わたしも小説を書く手を休めて立ち上がる。

●「ウチノ猫じゃないわね」
どうやら、猫が道端に倒れていて、動けない。
近所の猫を飼っている家をまわっている。
訪問してくれた人が話している。

●猫の行き倒れときいては、ホオッテおけない。
三毛のかなりおおきな雌猫がなるほど息もたえだえに横たわっていた。
口元からヨダレがたれている。

●「除草剤をまかれた草でもたべたのかな」
このところわが家のブラッキ―とリリは散歩からかえってくるとかならず吐く。
この季節、雑草にクスリをかけたりする。
農薬も除草剤もむかしとちがい、人畜無害。
そういわれても、心配していたので、思わず、つい、そう口にしてしまった。

●近所の猫を飼っている主婦もかけつけてきた。
G病院のひとたちが餌をやっている猫だという。
なるほど気づかなかったが赤い首輪をしている。

●「ウチで帰ってきたら車で動物病院につれていきます」
ヒョイと汚れて、毛もぱさぱさにみだれている猫をだきあげた。
うれしかった。
猫好きの人が隣近所にふえている。

●そのご、アノ猫ちゃん、どうなつたろうか。
行き倒れの猫を心配そうに介抱していた人たちの顔。
うれしかった。

●かれこれ70年ほどむかしのことだ。
今宮神社の境内で男が倒れていた。
「行き倒れだんべか」
大人たちが話していた。
「旅の俳句ヨミだってよ」
放浪の俳諧師だった。
餓死だった。
このとき、
幼いわたしは野垂れ死に、
とか行き倒れ、という言葉を学んだ。

●後年、文学を志した折、
これらの言葉が脳裏によみがえった。
芭蕉の「野ざらし紀行」――「野ざらしを心に風のしむ身かな」
とか、曽良「行き行きて倒れ伏すとも萩の原」

●俳諧の道を究めるために行脚漂泊、
野に倒れてドクロとなる覚悟の先達を見習って、
わたしも文学の道に踏みいった。

●ところが生きていくために学習塾をはじめたとき
「小説書いて、いくら儲かるんで」
と塾生たちにきかれて、驚いた。
両親が病で倒れたために学業半ばでもどってきた故郷だ。

●だが、理想主義のわたしの考えより、
この生徒のほうがはるかに先を見通していた。

●いまでは、
スポーツ選手も、小説家も、イラストレーターでも、
すべての業界でいくら稼ぐか問題となっている。
金儲け最優先主義が跋扈している。

●オリンピックのエンブレム撤回。国立競技場の問題。
すべて目に見えないところで、
だれかが、
金儲けのためだけに動いている。
恥ずかしい。



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35 異次元の愛   麻屋与志夫

2015-09-02 00:09:46 | 超短編小説

超短編 35 異次元の愛  麻屋与志夫 ショートショート「アサヤ塾」の窓からより転載


●愛してくれていることは、わかっていたのよ。
でも、わたしには父のきめた婚約者がいたの。
そのひとのことは、すきでも、きらいでもなかった。
しいていえば、すこしだけすきだったのかな。
わざわざ、愛を拒むほどいやだ、ということはなかったの。
父の期待をうらぎってまで――。
ほかのひとをすきになるだけのエネルギーがあのころのわたしにはなかったのよ。
あなたが、わたしに関心をもっていてくれたことは、かんじていた。
だって、あんな熱っぽい視線で受講中に、みつめられれば、わかるわよ。
父は、わたしに青山の医院をついでもらいたかった。
医学部に落ちたわたし。
もう、教え子のなかのKに婿にきてもらうほか。
つまりわたしがかれと結婚するいがいに。
医院をけいぞくしていく方法はのこされていなかつたの。
あなたの、あの熱い視線にこたえられなくて、ゴメンナサイ。

●わたしは、待合室のむこうがわにいる中年の女性をみつめていた。
喉のあたりに赤いマーキングも顕な患者。
喉頭がんの末期らしい。
声もでない。
顔色も土気色。
あのマーキングの箇所に放射線をあててもらうのだ。
部屋の長椅子にすわったひとたちは。
そのおちこんだようすからみて。
末期患者がほとんどだった。
最後のほのかな希望の明かりをもとめてここにきている。
彼女なのだろうか。
名字もかわっていない。
もちろん名前も。
ほぼまちがいないとおもうのだが。
その初恋のひとが時空をこえて、いまわたしのまえにいるというのに――。
わたしはいまになっても、声をかけられないでいる。
もっとも話しかけても、彼女には声は出せないのだろう。
ふるびて、黄ばんだかき損じの原稿用紙をもみくしやにするみたいな声しかでないだろう。
その声をわたしは、放射線科の初診の時に聞いた。
たまたま、ケアルームでとなりのベッドに彼女がよこたわっていた。
こんな病気になって、父のいた大学病院で宣告されるのはいやだったの。
治療をうけるのは、いやだったの。
ききとれないような乾いた声で、彼女が看護師にいっていた……。
そして、それからなんどもこうして、地下の放射線科の治療室の廊下で彼女とあうことになった。
わたしは、彼女をいまもじっと、みつめているだけだ。
万感の愛をこめて。
いまでもすきだ。
あれから、ずっと麗子さん。
あなたのことを、想わない日はなかった。

●わかっていたわ。
わたしたちに声はひつようない。
わたしも、あなたが、次元のちがう、世界でいきだしたことをしっていた。
あなたが、小説家としていきていることをしっていた。
でもあなたのほんはよまなかった。
よめなかった。
もし、わたしえの恨みごとでもかいてあったら、どうしょう。
それがこわかった。
あなたの愛をうけいれるべきだった。
ゴメンナサイ。
いまさらあやまっても、もうおそいかもしれないけど。
これからはいつもあなたの傍にいてあげる。

●やっぱり、麗子さんなのだ。
目の光はむかしのままだ。
黒い瞳がじっと、わたしをみている。

●愛していたのよ。
きつと。
ことばにして、自覚できていなかっただけよ。
昭和の古い女だから、それを口にだせなかったのよ。
 

●ありがとう。これからはずっと一緒だ。
 

●わたしたちは愛の絆でむすばれていたのね。
最後にこうしてあえてよかった。
もう、死ぬことなんかこわくはない。
でも、あなたはいきつづけて。
死ぬのははやすぎるわ。
いい小説かいてね。
わたしのわずかだけど余命をあなたに捧げるわ。
わたしのぶんまでながく生きてくださいな。

●一瞬にして理解しあった愛でも――。
生涯を共にした愛でも――。
愛にはかわりない。
むしろ、瞬間的に感じた愛の方が濃厚で、ふかいのかもしれない。

 
●最後にあなたに会えてうれしかったわ。
 

●麗子はよろよろ放射線照射室にきえていった。

作者注 33 トイ・プードルとコギーの幸せ。と同じテーマです。



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飛距離――清宮のホームランの話ではありません。 麻屋与志夫

2015-09-01 13:25:11 | ブログ
9月1日 火曜日

飛距離――清宮のホームランの話ではありません。

●飛距離といえば、
甲子園を沸かせた清宮のアーチを描いて観覧席にとびこむ白球の軌跡をおもいうかべますよね。
観客の目はスタンドに飛ぶ白球に集中しました。

●わたしはダラリと垂れた貧弱な小さなバットの先からふきでたシト(尿)の行方を見下しています。
むかしは、あんなに飛んだのに、と……シトの放物線をなつかしんでいます。
シトシトピッチャンシトピッチャン。
ナサケナイ。

●それでもつい最近までは、便器から離れて立ち、
いつの日か尿のア―チが復活するのを期待してきました。
男の見栄をはって、
誰も見ていないのに、
その立ち位置を前にはしませんでした。

●でも、
もう、
もう、
イケマセン。
「あなた、またオシッコ垂れていますよ」
トイレの床を汚すようになりました。
カミサンには男の見栄やイジはなどわかるはずがありません。

●すごすごとうな垂れて、
一歩前にでるようにしました。

●そんな親の気持ちが股間のジュニャ―につうじたのか、
ベンザすれすれに立ってみても、
尿はタラタラと下に垂れるだけです。
飛距離を自負することはもうありません。

●悲しいです。

●秋風や飛距離たのしむ術もなし。



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あらすじ・内容
皆さんは、ナルトに封じ込められている「九尾」をしっていますよね。
九尾のキツネは時の天皇に愛されていた玉藻の前の化生した姿です。
では、本当の九尾とは――。
歴史にあらわれる「玉藻の前」は白人の金髪美人ではないでしょうか。
だから、色が白くて金色の毛だったといわれているのです。
生身の人間を、それもときの権力者の寵愛を一身にあつめていた女性を那須野が原まで追いつめて射殺したとあっては、おそれおおいので寓意で表現したのです。
そして、玉藻がひとりで都落ちして、那須野が原まで逃げてきたわけがありません。
玉藻にしたがう部族があったはずです。
9つの部族か゛、九尾軍団が玉藻を死守していたはずです。
今なお、そんな九尾伝説の残る街での出来事です――。
平安の昔より続く「九尾(吸美)族VS人狼」の怨念の戦いが今蘇る。
勝利して月に吠えるのは、どっちだ!
猫の動きから「人狼(じんろう)」の出現を予感していた一人の老人がいた。
老人の予感通り人狼が出現し、民族学者の石裂(おざく)は争いの渦にまきこまれていく。
那須野を舞台に展開する千年越しの怨念の戦い。
勇猛果敢な妻は「あなたのことは、わたしが守る」といい。
長女の祥代は「お父さんのことは、見捨てないから」といってナギナタをふるって人狼の群れに斬りこんでいく。
那須野ガ原の『玉藻狩り絵巻』さながらの戦いが妻の故郷で勃発したのだ。
平安から連綿と続く「都市伝説」は平成の世にも生きていた!
痛快無比の壮絶な戦いの幕が、ここに切って落とされた――。


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