日常観察隊おにみみ君

「おにみみコーラ」いかがでしょう。
http://onimimicola.jimdofree.com

◎有閑ソース婦人!

2023年12月17日 | ◎これまでの「OM君」
有閑ソース婦人!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎子供が絵を描きました!

2023年12月16日 | ◎これまでの「OM君」
子供が絵を描きました!
はねっこ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎R5.12月16日(土) 道の駅「しらとりの郷」(大阪市羽曳野市)!

2023年12月15日 | ◎これまでの「OM君」
R5.12月16日(土)
道の駅「しらとりの郷」(大阪市羽曳野市)!
四天王寺大学コーラ!
学生さんと一緒に限定販売いたします!
私、おに社長も一日売場に立ちます!
どぞよろしく!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎霧中(その26)

2023年12月15日 | ◎本日の想像話
 倉庫の遙か上空からエンジンの出力をしぼる。車体は徐々に高度を下げていく。屋上に見張りの男が一人見えた。懐に手を差し入れてタバコの箱を取り出す。口元に一本くわえる。ライターの調子が悪く、なかなか火がつかない。いらいらする男に火を差し出すものがいた。
「どうも」
「どういたしまして」
 火を点けてやったのはエアバイクにまたがったままのミツオだ。
「おまえ」
 見張りの男が手に持つ短銃をミツオにむける。
 ミツオは素早くアクセルをあおる。
 車体がくるりと半回転する。
 車体側面が見張りの男にぶち当たる。ミツオはバイクを屋上に下ろして、うずくまる男にとびかかった。手足を器用に持参したタイラップで縛り上げた。
 屋内へと続くドアに向かう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎霧中(その25)

2023年12月14日 | ◎本日の想像話
 ミツオは一度遠回りをして海上に出る。波の音と磯の香りに支配される。ヘッドライトを消した状態で海上から倉庫を観察する。人の気配があるのはこの倉庫だけだ。漆黒の闇の中、ライトが煌々と点いている。ミツオには、ベランダに出てタバコを吸う男達が見て取れた。手には短銃が握られている。何かしらの情報が届いているとミツオは思った。ご丁寧にアンドロイド型ロボットも警備についている。戦闘に特化したタイプに見える。これだけの装備がここに集まっているのは政府が、関与している証明でもあった。
 無性にタバコが吸いたくなったが、ここで火を灯すわけにはいかない。意を決して視線をあげる。アクセル全開で、上空に高く跳ね上がった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎霧中(その24)

2023年12月13日 | ◎本日の想像話
 浮遊力を失ったバイクは自由落下を始める。後ろを向いているロボは何が起こったか分からずフリーズしている。ミツオは自分でやったことなので、こうなることは十分に分かっている。一瞬の隙をミツオは見逃さない。ハンドルをしっかりもったまま、体を左に傾ける。ハングオンの姿勢をつくる。バイクはくるりと回転しながら落ちていく。フリーズを起こしているロボをバイクから蹴落とし、ミツオはメインスイッチを入れる。即座に命を吹き返したバイクが浮遊力を回復した。地面に激突寸前だった。
 バイクの性能を確かめつつミツオは地面を確認する。
 ロボはうつ伏せのまま動かない。ミツオはアクセルを開けた。
 霧の空を進む。空中の運転は慣れないが、出来ないこともない。埠頭の倉庫にハンドルを向ける。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎霧中(その23)

2023年12月12日 | ◎本日の想像話
 ミツオはゴミための中を走る。酸性雨はあらゆる物を腐食させ、道に転がっている。身を隠しながらビルの階段を駆け上がる。10フロアーは登っただろうか、ミツオは息を整えながら階段に座り込む。
 だめだ。
 バイクは正確に、ミツオの後を追いかけてくる。ミツオが廊下の壁から階下を見る。ロボはこちらを見上げながらまっすぐ上昇してきた。ミツオは壁に手をかけ、自らの体を空中に投げ出す。真下にはホバーバイクがいる。ロボの背中に蹴りを入れながら、タンデムシートにミツオは収まった。地上10メートルの格闘。ロボの上半身がくるりと回転した。180度後ろ向きになり、ミツオと手四つになる。ミツオは思う。きっと格闘のプログラムがインストールされているに違いない。ロボは手を振りほどいて、銃口をミツオに向ける。ミツオはロボの胴体にタックルしながら自らの手を伸ばす。指先にあるのはバイクのメインスイッチ。ミツオはバイクの電源をオフにする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎霧中(その22)

2023年12月11日 | ◎本日の想像話
 霧中の視界は、まるでミルクの中だ。感覚だけでミツオは走る。バイク2台は、ミツオの車にすぐに追いついた。両側に一台ずつ並ぶ。ミツオが首を振って左右を確認する。ホバーバイクを運転しているのはやはりロボットだった。ロボットはハンドルから片手を離す。腕をミツオの車に向ける。手のひらの中に銃口が見えた。直後に衝撃と共に車内にはガラスが散乱する。サイドとフロントのガラスが粉々に吹き飛んだ。奴らは躊躇なく発砲した。
「なるほど」
 ミツオは静かにつぶやく。
 ハンドルを左右に素早く切る。
 バイクは車体の側面にぶつかりながらバランスを崩した。ハンドルを切り続け、バイクを車体とガードフェンスの間に挟みこむ。火花を散らしながらバイクは転倒した。
 もう一台のエアバイクはたまらず上空に逃げる。天井に複数の弾痕が続けざまに開いた。急ブレーキを踏む。上空のエアバイクはミツオを追い抜いた後、Uターンしてくるのが見えた。ミツオは車外に飛び出した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎霧中(その21)

2023年12月10日 | ◎本日の想像話
 意識がなくなる刹那、ロボがミツオの顔を擦り付けている物が何であるかが分かった。
 ミツオは最後の力を振り絞って、ポケットからライターを取り出し。素早く着火する。ミツオの顔に埋もれている火災検知器をあぶった。コンマ5秒後、視界をうばう大量の水がスプリンクラーから降り注ぐ。
 防水処理のされていなかった精密機器は、一発で昇天した。エラー音と共に機能は停止する。ミツオはロボの腕に足をかけて締め付ける腕を外し、やっと呪縛から解放される。水浸しの床にがっくりとうずくまった。のろのろと立ち上がり、ミツオは部屋を後にする。
 なんとか建物の外にでたミツオは車のドアに手をかける。ずぶ濡れの体をシートに預けることに抵抗はあったが、そんなことを言っている場合ではない。
 エンジンに火を入れて、一速にギアをたたき込む。バックミラーに、東方室Aの建物から、後輪をスライドさせて飛び出す数台のエアバイクが見えた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎霧中(その20)

2023年12月09日 | ◎本日の想像話
「私にはどうしてもコードを見つけることはできなかった。権堂はここにいる。見つけ出して停止コードを入手してほしい」
 エリーは埠頭の倉庫を示した地図を表示する。
「権堂はかくまわれているということか……」
 ミツオは腕を組んだ。
 その時、エリーの立体映像が乱れる。
「私の外部出力が阻害されます。ミツオさん。逃げてください。ここは東方室A。私を作った発注者の拠点です」
 言い終わる前に映像は消失する。室内には受付ロボとミツオだけになった。
「おまえはどちらかというと俺の見方だよな」
 ミツオは震える声で受付ロボに話しかける。ロボの瞳の発光が緑から赤に変化する。直後、モーター音が響き、ミツオとの距離をつめる。ミツオは何も出来なかった。首に痛みが襲う。
 ミツオの首を締めるける腕が圧縮空気の音と共に真上に伸びる。持ち上げられたミツオはもがいた。天井に頭をぶつける。遠のく意識。視界がうすれていく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎出会ってしまった今井町

2023年12月08日 | ◎これまでの「OM君」
出会ってしまった今井町。
ベーグル&おにみみコーラ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎霧中(その19)

2023年12月07日 | ◎本日の想像話
「あなたが目にした私は、霧中に照射した実体のない映像。そして私は実体のないプログラムなのです」
 エリーはミツオの目を見ている。ミツオは言葉を失う。
「私のプログラム母体は、レベルE。権堂達によって開発されました」
「あんたプログラムだったのか。驚いたな。そんなあんたがどうして権堂を俺に探させている」
「現在、レベルEが組み込まれていないパソコンは存在しない。問題は私。プログラム・エリーなのです」
 エリーは視線をおとした。
「私は隠されたウイルスとして眠っています。しかし権堂がコードを入力すれば、たちまちすべてのシステムが乗っ取られてしまいます」
「おいおい」
 ミツオは唖然とした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎「旬刊 旅行新聞」

2023年12月07日 | ◎これまでの「OM君」
「旬刊 旅行新聞」(THE RYOKO SHINBUN)にて
橿原市のよきところが紹介されました!


おにみみコーラぜひ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎霧中(その19)

2023年12月06日 | ◎本日の想像話
 次の日、ミツオは東方室Aに再び足を運んだ。無人のロビーを進む。先日の受付ロボがカウンターからすべるようにやってきた。
「本日はどういったご用件でしょうか」
 ミツオは胸ポケットをまさぐる。
 コードが印刷された名刺大のアクリル板をとりだす。受付ロボの前に差し出し、読み込ませる。
 このアクリル板は、大家の元に息子の死後届いたものだ。生前に送付したものだろう。息子からの最後のメッセージだとミツオは直感した。
 アクリル板を認識したロボの様子に変化が現れる。ミツオを促すようにロボが動き出した。あわてて後に続く。別室に案内され、ミツオが入室すると後ろでドアが閉まる。
 ロボは顔を上げて、空間に映像を照射した。
 ミツオは声を失う。
 空間に現れたのはエリーだった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

◎12月5日(火) NHk「ならナビ」(pm6時30分~7時)

2023年12月05日 | ◎これまでの「OM君」
12月5日(火)
NHk「ならナビ」(pm6時30分~7時)
「おにみみコーラ」が生中継です!
夕方お茶の間でお会いましょう!
ぜひ!


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする