令和3年8月26日(木)に畑沢へ田んぼの草刈りに行ってきました。稲は早生種なので早めの稲刈になる予定です。稲刈前の最後の草刈になるようです。
時々、小雨がぱらつくのですが、畑沢にしては暑い日でした。時々、休みたくなります。休むのは得意です。田んぼの一角に小さな池があります。休みの時間は田んぼよりも池を眺めていた方が心地よい時間を持てます。
池を選んだのは大成功でした。毎年、眺めるのですが、今年は格別でした。本当に小さな二坪程度の広さながら、広大な尾瀬ケ原に点々と散らばる池塘(ちとう)を思わせます。実は私は尾瀬に行ったことがありません。尾瀬を見たのは写真でだけです。でも、きっとこのような光景でしよう。私は「足るを知る」人間です。何でも自分の物にしない満足しない人間とは違います。
手前のハート形の葉は、コナギという金魚などと一緒に売られているホテイアオイの仲間です。ホテイアオイは南米原産で困った外来種の浮草です。コナギはずっとおしとやかに生息していますが、田んぼでは不要な雑草として嫌われています。それでもこのような形で眺めると、中々、いいものです。花は紫です。
白い花はミズオオバコです。葉は水中にあります。水中の葉は、地上に生えているオオバコのような形ですが、水中にひらひらと広がっています。幸いにも水がきれいなので、水中の葉がよく見えています。この植物は、畑沢では最近になってから見られるようになりました。村山市のジュンサイ沼などから水鳥が種(たね)を運んだと考えられます。
白い花はもう一つあります。オモダカです。この植物も田んぼの雑草として嫌われていますが、独特の葉の形は、紋章などにも使われてきました。この写真のオモダカは、私が誤って草刈り機で葉柄を切ってしまったようです。
この池は動物にも棲みやすいようで、沢山の甲虫が水中で泳ぎ回っていました。ゲンゴロウとガムシです。どちらも素早い動きで私から遠ざかっていましたので、撮影は大変です。何とか、スマホを望遠にして、一枚だけゲンゴロウを撮れました。黄色の円の真ん中です。
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