令和4年6月23日(木)に畑沢の某沢の草刈です。まだ6月だと言うのに暑い日が続いていました。私の住んでいる山形市ならばしょうがありませんが、畑沢はもっと涼しいだろうと期待していました。
しかし、畑沢も最近の温暖化の禍いから免れることができません。やはり、ここも暑いのは同じです。涼しくなるのを諦めて仕事にかかりました。
今年はどなたかが大分前に草を刈ったようです。いつものような獣道の状態ではなく、人が歩けるようになっています。ただ、「人が歩ける」だけであって、「完璧な草刈り」ではありませんので、さらに草刈りをする必要があります。下の写真の左側が山の斜面になっています。その斜面と道の間には、水路があります。その水路と道の間を刈り取ります。また、山の斜面からは樹木が水路の方へ、さらに道の方へと枝が長く伸びています。この辺りがまだ耕作放棄地になる前は、山から伸びて来た枝は刈り取られていました。刈り取りは、直ぐ近くで田や畑を耕作している人が行っていました。耕作している人は山の斜面の所有者ではありませんが、慣習的に他人の所有地であっても、農産物の生育に障害となるものは撤去することができました。民法ならば他人の土地から伸びて来た枝を勝手に切り取ることができません。いくら法律でも、これでは農耕には不向きです。慣習の方が合理的な解決方法です。その慣習によって毎年、綺麗に刈り取られていましたが、耕作しなくなり何十年も放置されて伸び切った枝を切るのは大変です。何しろ斜面に登らなければなりません。当然、草刈り機は使えず、鋸で一本ずつ切り取ります。私は途中で嫌になりました。
草刈り機で草を刈り取るだけならば比較的、楽なのですが、それでも時々、休んで水を飲む休憩が必要です。下の写真の右側には山の斜面から切り取った木の枝が見えます。草刈りよりも木の伐採が大変です。山の斜面を這い登って、不安定な体勢ので鋸を引きます。危険性もかなりあります。少し作業しただけで休憩です。
水路の山の斜面側は小枝が生えていますので、小さな枝も切れる工夫をしました。農山漁村文化協会が発行した「現代農業」の2012年1月号を参考にして、ディスクグラインダーで丸鋸の目立てを行いました。あさりも十分に調整しました。これは切れます。
休憩をしていると、作業中に見落としていたものが見えます。2m以上にも伸びた葦の葉にアマガエルが沢山、座っていました。恐らく、ここは餌となる虫が多いのでしょう。
この日は二ヶ所の沢を刈り取る予定でしたが、一ヶ所だけで疲労困憊でした。去年、水を飲まないで作業したので倒れそうなほどになりました。今年はそれを反省して頻繁に水を飲んだのですが、疲れてしまいました。このところ頻繁に疲れるようになりました。
「年齢」とか「老化」の文字が頭に浮かんできます。でも、それは信じたくありません。この間、集団検診がありました。毎年、メタボリックシンドローム予備軍などと言われ、講習会に参加させられますので、今年は体重を減らし脂っこいものも控えました。お陰で体重が減り、復位も2cmぐらい細くなりました。本当は私のベスト体重はそれよりも2kg多いのです。痩せすぎたのが、今回の疲労困憊に繋がりました。