三週間ぶりの畑沢です。普通なら一週間の間隔だったのですが、二週続けて他の地区での用事があったので、畑沢へ行くことができませんでした。その間に畑沢ではとんでもないことが起こっていました。
イノシシです。イノシシなら「とんでもないこと」とも言えない時代になっているのですが、その傍若無人な行動に拍車がかかっていました。イノシシは雑食です。田畑の作物を食い荒らすだけでなく、小動物も食します。どちらかと言うと、動物の方が好みなのかもしれません。
下の写真はイノシシが田んぼのあぜ道を「耕して」いるかのように土を掻きまわした跡です。ここは私が大事に草刈りなどをして手入れしている場所です。掻きまわしながらミミズを食べ、土の塊を左右に押し除けていました。押し除けられた土は水路に落ちて流れを止めたために、写真手前では水が溢れそうになっています。掻きまわしかたが、「徹底的」にやっているようで「私に対する怨念」かとさえ思いたくなります。そっちがその気ならば、「こっちも黙っていないぞ」と言いたいのですが、一週間に一度しか帰っていないのでは何もできません。矢も鉄砲も罠もありません。仕方なく掻きまわされた土を元の所に戻して均してきました。
ところで、ネット情報によりますと、イノシシはミミズだけでなくカエル、サワガニ、イモリ、ヘビ、死んだ獣なども食べるそうです。道理で水辺にイノシシが現れる訳です。
イノシシのことに腹を立てていると、稲荷神社の方角から「コーン、コーン」と木づちで叩いているような音がしました。山で叩いている音となると、キツツキが木を掘っている音が考えられるのですが、キツツキなら「ココココココ」という短いリズムのドラミング音です。どうしてもキツツキとは思えないので、稲荷神社を大工さんが修理でもしているかもしれません。大工さんの仕事ならば一見する価値はあります。大工さんの仕事を見るのは大好きです。急いで稲荷神社まで登ったのですが、大工さんの姿がありません。樹上で鳥らしきものが、ギャーギャーと威嚇するような鳴き声を発しています。姿は見えません。しかし、しつこく探し回る私に観念したようで、いつの間にか鳴き声が消えました。
あらためて、ゆっくりと神社の周りを見ると、穴が沢山、開いています。一番大きな穴は、入り口右の扉と柱の間です。大分、前から何回も穴があけられていたようで、何度も修理した跡が残っています。最後にネットをかけたようですが、破られています。
今度はその下の穴です。
神社の向かって左の外壁です。穴を塞いで後で、今度はその下に穴が開けられたのでネットで塞いでいます。
神社の後ろの外壁です。ベニヤ板で何箇所も修理しています。
下の写真は、上の写真の左です。
神社左の軒天です。内側からの修理です。
御覧のとおり、いつの間にか穴だらけになっていました。どのように修理するのが良いか分かりません。後日、もっと詳しく事情を聞いて、私の日曜大工の腕で修理を手伝いたいと思います。